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「月3000円の区画に、また自転車」無断駐輪を続けた相手を、管理会社が防犯カメラで特定した朝

  • 2026.8.5

毎日消える私の区画

引っ越したばかりのマンションで、私は敷地内のバイク置き場をひとつ借りていました。

駐輪場のすぐ横に用意された、月3000円のバイク専用の区画です。

借りてから3ヶ月ほど経った頃、異変が始まりました。仕事から帰ってくると、私の区画に見覚えのない自転車が停められているのです。

「また自転車が停まってる」

思わず口をついて出ました。一度きりならまだしも、それは毎日のように繰り返されるようになったのです。

誰の自転車なのかも分からないまま、私のバイクを置く場所が、日ごとに奪われていきます。

「ここ、契約して借りている場所なんですけど」

持ち主に言ってやりたくても、相手の姿は一度も見かけません。

残っているのは、我が物顔で停められた一台の自転車だけでした。

私が仕事から戻るのは、いつも日がとっぷり暮れてからです。

疲れた体で駐輪場までたどり着き、まず目に飛び込んでくるのが、自分の区画にねじ込まれた見知らぬ自転車。

その光景を見るたびに、その日一日の疲れがどっと重くなるようでした。

停める人が悪いのは分かっています。それでも相手が誰かも分からず、注意することもできない。溜まっていくのは、行き場のないいら立ちばかりでした。

張り紙も届かない声

さすがに耐えかねて、私は管理会社へ連絡を入れました。

「借りているバイク置き場に、毎日勝手に自転車を停められて困っているんです」

担当の方は、丁寧に応じてくれました。

「それは大変ですね。区画の中に、注意書きを貼らせていただきます」

「お願いします、本当に毎日のことなので」

数日後、私の区画には一枚の張り紙が貼られました。

「駐輪禁止。こちらは契約者専用の区画です」

これで終わるはず、と思っていました。ところが翌日も、その次の日も、自転車は張り紙の真横に平然と停め続けられていたのです。

「これだけ書いても、まだ停めるの」

もう一度電話をかけても、返ってくる答えは重いものでした。

「相手が特定できず、これ以上の対応は難しくて……」

月3000円を払っているのは私なのに、区画を使えるのは見知らぬ誰か。

帰宅のたびに区画をのぞき込む日々に、私はすっかり疲れ果てていました。結局、私はそのマンションを離れることを選んだのです。停められ続けた自転車の持ち主の顔を、私はとうとう一度も見ないままでした。

※GLAMが独自に実施したアンケートで集めた、20代・女性読者様の体験談をもとに記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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