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「本当に日本のドラマ?」「異次元」TBS史上“最速記録”を樹立!世界トレンド1位 “SNSを席巻”した『伝説級ドラマ』

  • 2026.6.14

ドラマや映画の中には、放送開始直後から視聴者を引き込み、その反響を大きな記録として残した作品があります。今回は、そんな中から“圧倒的快挙で注目を集めたドラマ”をテーマに5本セレクトしました。本記事ではその第3弾として、ドラマ『VIVANT』(TBS系)をご紹介します。 

壮大なスケールと俳優陣の熱演が、記録と高評価の両方につながった本作の魅力とはーー?

※本記事は、筆者個人の感想をもとに作品選定・制作された記事です
※一部、ストーリーや役柄に関するネタバレを含みます

あらすじ 

  • 作品名(放送局):ドラマ『VIVANT』(TBS系) 
  • 放送期間:2023年7月16日〜2023年9月17日 
  • 出演:堺雅人(乃木憂助 役)、阿部寛 (野崎守 役)、二階堂ふみ(柚木薫 役)、松坂桃李(黒須駿 役)ほか

ドラマ『VIVANT』は丸菱商事の社員・乃木憂助(堺雅人)が、1億ドル、日本円で約130億円の誤送金を回収するためにバルカ共和国へ向かうところから始まります。物語序盤の乃木は、現地で爆発に巻き込まれて右往左往する、ごく普通の会社員に見えます。物語が進むと公安警察の野崎守(阿部寛)や医師の柚木薫(二階堂ふみ)と行動をともにする中で、乃木の隠された顔が少しずつ明らかになっていくところが見どころのひとつです。

第1話では乃木がラクダに揺られながら砂漠を進み、第8話では黒須駿(松坂桃李)が乃木に銃を向けられながらも、怒りと忠誠心を失わずに踏みとどまります。商社マンや公安、医師そして別班という立場の違う人物が同じ事件の周りで交差するため、1話ごとに見える景色が変わるのも大きな魅力です。

世界トレンド1位、累計5480万回超えの配信記録

ドラマ『VIVANT』を“圧倒的快挙”のドラマとして挙げたい最大の理由は、放送中の盛り上がりです。第1話は放送中からX(旧Twitter)の世界トレンド1位を獲得し、配信でも高い再生数を記録しました。7月25日の時点で第1話の無料配信総再生数は400万回を突破し、9月13日には第1話から第9話までの累計無料配信総再生数がTBSドラマ史上最速4000万回を突破しました。さらに12月5日に公表されたTVerの2023年7〜9月期番組再生数ランキングでは、全話トータルで5480万回超を記録しています。

ここまで数字が伸びたのは、毎話終盤に、次回を視聴したくなる展開が用意されていたからではないでしょうか。乃木が砂漠で倒れたあとに生き延び、別班の正体が見え始め、終盤では乃木が父と向き合います。視聴者は1話を観るたびに、次の展開を追わずにはいられなくなります。54分拡大で放送された第1話から最終話まで、その“続きが気になる”勢いを落とさなかったことが、この記録につながったのではないでしょうか。SNSでは「本当に日本のドラマ?」「異次元」「めちゃくちゃ面白かった」といった感想が寄せられていました。

国内外で相次いだ受賞と高評価

ドラマ『VIVANT』は、話題作で終わらず、賞でも結果を残しました。第117回ザテレビジョンドラマアカデミー賞では、最優秀作品賞・主演男優賞・助演男優賞・脚本賞・監督賞・ザテレビジョン賞の計6部門を受賞しました。さらに2023年10月には、海外バイヤーが選ぶ「MIPCOM BUYERS' AWARD for Japanese Drama 2023」でグランプリも受賞しています。日本の連続ドラマが国内の人気だけでなく、海外のバイヤーからも高く評価された点は、大きな成果といえます。

評価された理由は、スケールの大きさだけではありません。乃木が病院で柚木を気にかけ、野崎が疑いながらも乃木の動きを追い、終盤には黒須が命を懸けて任務を支えます。人物同士の関係が丁寧に描かれているから、砂漠や銃撃戦の場面もただ派手なだけで終わりません。大作ならではのスケールと人間ドラマが両立していたからこそ、国内の賞と海外評価の両方につながったのではないでしょうか。

そんな本作ですが、7月より続編の放送が開始されます。SNSでは、放送前から「続編期待!「楽しみすぎる」といった歓喜の声が寄せられています。

二つの顔を演じ分けた堺雅人

堺さんが演じた乃木憂助は、表向きは丸菱商事の社員ですが、実は自衛隊直轄の非公認組織「別班」の任務を背負っている人物です。気弱な会社員に見える乃木と、別班として冷静に任務を遂行する乃木を演じ分ける役柄であるため、作品全体の説得力を支えています。

堺さんは、その二面性を声の温度と目つきの変化で表現しました。誤送金の説明をするときはうろたえて見えるのに、作戦に入ると、視線が鋭くまっすぐになります。とくに父と向き合う場面では、言葉を飲み込みながらも表情だけで抑えきれない感情をにじませ、乃木が任務と血縁のあいだで揺れていることを体現しました。第117回ドラマアカデミー賞主演男優賞を獲得したのも納得です。

柚木薫に強さと人間味を与えた二階堂ふみ

二階堂ふみさんが演じた柚木薫は、緊張感の強い物語に、人間らしい温かさを与える大切な存在でした。柚木はバルカの医師で、危険な状況でも目の前の患者を放っておけません。銃や陰謀が飛び交う中で、柚木が誰かを診る場面が入るだけで、物語に人間らしい温かさが戻ります。

逃げるしかない場面でも、柚木は子どもや患者を見捨てません。乃木たちと車で移動しながらも、周囲を見て自分にできることを探す姿が自然でした。

独自の緊張感を纏う松坂桃李

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東京国際映画祭 松坂桃李   (C)SANKEI

松坂桃李さんは、限られた出番でも強い存在感を残す演技を見せました。松坂さんが演じた黒須駿は、別班の任務を担う若い工作員で、乃木の側に立ちながらも独自の緊張感をまとっています。

印象に残るのは、第8話以降の黒須です。黒須は乃木の指示に従いながらも、怒りや戸惑いを隠さず、強い緊張感を残しました。松坂さんは、その場で怒鳴るだけでなく、顔色と呼吸の乱れで黒須の怒りと忠誠心を見せました。短い場面でも目を引くのは、黒須が背負ってきた任務や乃木への忠誠心まで、表情から感じられるからです。出番の長さ以上の存在感を残した点でも、本作の成功に欠かせない一人でした。SNSでは「本当に惚れ惚れ」「桃李くんの演技力に感嘆」といった感想が寄せられていました。

配信記録や国内外の受賞、そして俳優陣の重厚な芝居までそろった本作は、まさに“圧倒的快挙で注目を集めたドラマ”と呼ぶにふさわしい一作です。未視聴の方は、続編開始までに、第1話の誤送金事件から最終話の対峙まで、一気に追いかけてみてください。

※記事は執筆時点の情報です

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