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エアコン故障も「最短で2週間待ち」昨年7月を扇風機でしのいだ女性に学ぶ、GW中にやるべき“たった30分”の作業

  • 2026.5.6
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出典元:photoAC(画像はイメージです)

「7月に入ってエアコンをつけたら、全然冷えなくて。業者に電話したら『最短で2週間待ちです』と言われました」

そう話すのは、昨年の夏にエアコンの故障に見舞われたUさん(30代女性、夫婦・子ども1人の3人暮らし)です。結局、修理が完了するまでの約2週間、扇風機で猛暑をしのぐ羽目になったといいます。

エアコンの修理や買い替えの依頼は、毎年6〜7月に集中します。壊れてから動いたのでは間に合いません。だからこそ、まだ暑くないGWの時期に「試運転」をしておくことが大切です。

GWにやっておきたい「エアコン試運転」の手順

試運転といっても、やることはシンプルです。

エアコン大手メーカーが推奨する方法に沿って、各部屋のエアコンを1台ずつ確認してみてください。所要時間は1台あたり約30分です。

・冷房を最低温度(16〜18℃)に設定して運転を開始する:
最低温度に設定するのは、室温が設定温度に早く到達して冷房運転が止まるのを防ぐためです。

・まず10分間で「冷風が出るか」を確認する:
10分経っても冷たい風が出てこなければ、故障や冷媒ガス漏れの可能性があります。異臭や異音がないかも、この段階で確認しておきましょう。

・さらに20分ほど運転を続けて「水漏れ」を確認する:
エアコンは冷房運転中に室内機の内部で結露水が発生し、ドレン配管(排水管)を通じて屋外に排出されます。この配管が詰まっていると、室内機の下から水が垂れてくることがあります。30分程度運転することで結露水を十分に発生させ、水漏れの有無を確認できます。

・リモコンの電池を確認する:
液晶の表示が薄い、反応が鈍い場合は電池交換を。リモコンが動かないだけで「故障した」と思い込むケースは意外と多いです。

・室外機の周辺をチェックする:
室外機の前や横に物が置かれていると、排熱がうまくいかず冷房効率が落ちます。室外機の前面(吹き出し口)には30cm以上のスペースを確保しておきましょう。

また、機種によってはリモコンや本体に専用の「試運転」ボタンが搭載されている場合もあるため、取扱説明書もご確認ください。

試運転で見つかりやすい「3つの不具合」

実際に試運転をしてみると、次のような不具合が見つかることがあります。

・冷風が出ない、冷えが弱い:
冷媒ガスが漏れている可能性があります。エアコンは冷媒ガスを循環させて空気を冷やす仕組みのため、ガスが減ると冷房能力が大きく低下します。室外機の配管接続部に油のにじみがないかも確認してみてください。

・室内機から水が垂れる:
試運転の後半(20〜30分経過後)に見つかりやすい症状です。ドレン配管にホコリや虫が詰まっていることが原因のケースが多く、放置すると壁や床のシミ、カビの原因になります。

・カビ臭い風が出る:
フィルターの汚れだけでなく、内部の熱交換器にカビが繁殖していることがあります。フィルター清掃で改善しない場合は、専門業者によるエアコンクリーニングを検討してみてください。

いずれも真夏に気づくと、修理や対応までに時間がかかります。GWの時点で見つけておけば、余裕を持って手配できます。

「壊れてから」では遅い。GWがちょうどいい

エアコンの試運転は、1台あたり約30分で終わる作業です。それだけで、真夏に「2週間待ち」を避けられる可能性が高くなります。

もし試運転で不具合が見つかれば、5月中に修理や買い替えの手配ができます。この時期なら業者も比較的空いていて、選択肢も多いです。

GWの連休中にほんの少しだけ時間を取って、リモコンのスイッチを押してみてください。真夏の自分が、きっと感謝するはずです。

参考:
「エアコンの健康寿命に関する意識調査」で試運転の重要性を再確認(ダイキン工業株式会社)
暑い夏に備えよう!家族で早めの試運転を(三菱電機株式会社)


ライター:yukiasobi(一級建築士・建築基準適合判定資格者)
地方自治体で住宅政策・都市計画・建築確認審査など10年以上の実務経験を持つ。現在は住宅・不動産分野に特化したライターとして活動し、空間設計や住宅性能、都市開発に関する知見をもとに、高い専門性と信頼性を兼ね備えた記事を多数執筆している。


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