1. トップ
  2. ビジネス・マネー
  3. 空き家900万戸時代に挑む解体業の急成長! タミヤホーム「2025年12月期決算」

空き家900万戸時代に挑む解体業の急成長! タミヤホーム「2025年12月期決算」

  • 2026.4.27

記事ポイント

  • 2025年12月期の売上高が46.7億円(前年比152%)となり、売上高・営業利益いずれも創業以来の過去最高を更新
  • 年間約2,400件の施工実績のもと、解体から不動産活用・空き家再生・リノベーションまで一気通貫の体制が整う
  • 2026年は売上目標75億円を掲げ、人材育成制度の体系化と社内ワークフローのシステム化を重点推進

埼玉県所沢市を拠点とする解体・建設会社のタミヤホームが、2025年12月期の売上高46.7億円(前年比152%)という創業以来の過去最高を達成しました。

解体工事業を軸に不動産ソリューション・空き家再生・リノベーションの3事業が本格展開に入り、全国で増え続ける空き家問題への包括的なアプローチが業績の拡大につながっています。

 

タミヤホーム「2025年12月期決算」

売上高の推移:前年比152%増を経て、2026年12月期は75億円を目指す

 

  • 会社名:株式会社タミヤホーム
  • 代表:田宮 明彦(代表取締役社長)

 

2024年の30.7億円から2025年には46.7億円へと約16億円規模で拡大し、売上高・営業利益いずれも2019年以来の連続更新という過去最高を記録しました。

年間約2,400件(追加工事含む)の施工実績を積み上げながら、アパートやオフィスビルといった中・大型案件への対応力が高まり、単価の高い工事受注が売上の底上げに貢献しています。

事業の柱は解体工事業ですが、2025年は「不動産ソリューション事業」「空き家再生事業」「リノベーション事業」の3事業が本格展開に入ります。

「かいたい(解体)」「活用」「再生」という3つの選択肢をワンストップで提供できる体制が整い、解体後の土地・建物の行き先を一社でカバーするビジネスモデルが機能しています。

国際的な評価も相次ぎます。

文化放送主催の「中小企業 Business & Innovation AWARD」では「ネクストヒーロー賞」を受賞。

Financial TimesとStatistaによる「High-Growth Companies Asia-Pacific 2026」では建設部門の日本1位、アジア太平洋地域6位に選出されています。

 

解体工事業の拡大と新3事業の本格展開

 

解体工事業では、戸建解体を軸としながらも2025年に中・大型案件の受注が顕著に増加します。

工事部への経験者参画がスキルアップにつながり、難易度の高い案件にも対応できる施工体制が整っています。

戸建解体で積み上げた実績と信頼が営業力に転換され、次の受注へとつながる好循環が生まれています。

創業以来の強みである鍛冶・鉄骨工事業は2025年に8.9億円の売上を維持し、データセンターや大規模再開発といった高精度な施工が求められるプロジェクトで安定した収益基盤を支えています。

空き家問題への多角的なアプローチとして展開する3事業は、相続や住み替えのタイミングで「このまま解体する以外に選択肢はない」と感じていた所有者に、活用・再生という新しい道筋を提供します。

 

組織の拡大と2026年の重点施策

2026年は人材育成制度の体系化とワークフローのシステム化に取り組む

 

2025年は50名(1月時点)から70名(12月時点)へと従業員数が約40%増加し、「不動産ソリューション部」「リノベーション部」「工事営業推進部」の3部署が新設されます。

急速な組織拡大に伴い、部署間の連携強化と業務フローの整備が次の優先課題として明確になっています。

2026年の売上目標75億円に向け、人材育成とシステム化の2点を重点施策として推進します。

育成面では先輩社員によるマンツーマンのトレーナー制度、月2回のスキルアップ研修(営業・工事知識)、新卒3ヵ月間の工事部ローテーション研修を本格稼働させています。

システム化では、営業部門と工事部門の依頼フローや引き継ぎプロセスをデジタル化し、「誰が管理しても同じ品質で業務が回る」仕組みの構築を目指しています。

なお、経済産業省「100億企業成長ポータル」には2027年売上高100億円の長期ビジョンも公開されています。

 

空き家問題と社会への使命

総務省統計局 令和6年4月30日発表 令和5年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計(速報集計)結果 より抜粋

 

総務省の住宅・土地統計調査(2023年速報値)によると、全国の空き家数は初めて900万戸を突破し、過去最多を更新します。

相続した実家の処分、老朽化した建物の管理負担、解体後の土地活用など、空き家をめぐる課題は家族のライフステージの変化と深く結びついています。

株式会社タミヤホーム 常務執行役員 営業本部長 和田 健太郎

 

常務執行役員の和田健太郎氏は「解体するしかないという社会を変え、お客様が空き家の行き先を自分で選べる社会をつくることが使命」と語っています。

前年比152%という成長率は、価格やスピードだけでなく「誠実さ・専門性・社会への責任感」で選ばれる会社を目指した現場の積み重ねの結果だと和田氏は述べています。

解体から不動産活用・空き家再生・リノベーションまで一気通貫で担うタミヤホームの体制は、空き家の扱いに迷う所有者にとって総合的な選択肢を提供します。

2026年は人材育成と組織基盤の整備を深め、空き家問題の解決に向けてさらに歩を進めます。

タミヤホーム2025年12月期決算の紹介でした。

 

よくある質問

 

Q. タミヤホームの2025年の施工件数は何件ですか

 

A. 年間約2,400件(追加工事等含む)の施工実績を達成しています。

 

Q. Financial TimesとStatistaのランキングでのタミヤホームの順位はどのくらいですか

 

A. 「High-Growth Companies Asia-Pacific 2026」の建設部門で日本1位、アジア太平洋地域の建設部門で6位に選出されています。

 

Q. 鍛冶・鉄骨工事業の2025年の売上高はいくらですか

 

A. 2025年の鍛冶・鉄骨工事業の売上高は8.9億円です。

元記事で読む
の記事をもっとみる