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特攻隊員の魂が生きる、戦後81年の舞台! 鯨椅子project「THE WINDS OF GOD」

  • 2026.4.27

記事ポイント

  • 今井雅之氏が生涯をかけた代表作を、戦後81年の2026年に鯨椅子projectが東京・大阪で上演
  • 特攻隊員の真実と友情を描く感動作。文化庁芸術祭賞三部門受賞、ニューヨーク公演でも成功
  • キャストオーディションを2026年5月1日(金)23:59まで受付。チケットノルマなし

奈良を拠点とする演劇ユニット・鯨椅子projectが、俳優・今井雅之氏の代表作『THE WINDS OF GOD』を2026年8月に東京と大阪で上演します。

1988年の初演以来、文化庁芸術祭賞三部門受賞やニューヨーク公演の成功など国内外で高い評価を受けてきた本作は、今井氏の死後も多くの演劇人の心に生き続ける舞台作品です。

現在、公演に向けたキャストオーディションを2026年5月1日(金)23時59分まで受け付けています。

 

鯨椅子project「THE WINDS OF GOD」

青いライトに照らされた舞台上で特攻隊員役の俳優たちが両腕を広げてポーズを取る鯨椅子project公演シーン、中央の椅子に座った人物に日の丸腕章が確認できる

 

  • 上演団体:鯨椅子project(プロデューサー:向井徹)
  • 東京公演:2026年8月22日(土)・23日(日)/インディペンデントシアターOji
  • 大阪公演:2026年8月28日(金)〜30日(日)/インディペンデントシアター2nd
  • オーディション締切:2026年5月1日(金)23:59

『THE WINDS OF GOD』は、元自衛官の俳優・今井雅之氏が1988年に初演し、生涯をかけて演じ続けた代表作です。

文化庁芸術祭賞を三部門で受賞し、ニューヨーク公演でも成功を収めた本作は、売れない漫才師コンビが特攻隊基地へタイムスリップするという斬新な構造で、命の尊さと友情を正面から描きます。

今井氏は2015年、末期の大腸がんに侵されながらも最後まで舞台への意志を貫いた俳優として知られており、その情熱と特攻隊員たちへの誠実なまなざしが本作の核心にあります。

鯨椅子projectは、プロデューサー・向井徹を中心に奈良を拠点として活動する演劇ユニットです。

奈良に縁のある演劇人へ質の高い創作体験を提供し地域の文化レベル向上を目指す活動を続けており、今回は東京・大阪の二都市で計5公演に挑みます。

今井雅之氏夫人の今井協子さんは「今井雅之が人生をかけて演じた作品の魂は、時を超え皆さんの心に響いてくれることと信じています」とコメントしています。

戦後81年を迎えた2026年、ウクライナやガザなど世界各地で紛争が続く今だからこそ、かつて明日を夢見た特攻隊の若者たちの姿が、平和の尊さを新たな形で問い直します。

鯨椅子projectは本作の上演を「未来へ平和を繋ぐための覚悟ある挑戦」と位置づけています。

 

物語のあらすじ

舞台上で肩を組む男性2人の本番シーン。空港セット背景にスポットライト、旅行バッグを手にした現代服の俳優2人が驚いた表情で上方を見上げている

 

旅行バッグを手に空港セットで上方を見上げる現代服の二人の表情が、物語の転換点を象徴しています。

売れない漫才師コンビの田代誠(兄貴)と袋金太は、自転車事故をきっかけに昭和20年8月の特攻隊基地へタイムスリップし、岸田中尉と福元少尉として転生します。

赤いフットライトを背景に戦時中の街並みを描いた2枚の大型映像スクリーン前に俳優4名が立つ舞台写真、廃墟や建物の白黒イラストが投影されている

 

赤いフットライトに照らされた舞台では、廃墟や建物の白黒イラストが大型スクリーン2枚に投影され、焼け野原と化した戦時の街並みが視覚的に広がります。

白いタンクトップ姿の仲間たちと肩を並べた二人は、特攻隊の日常と仲間の死に向き合います。

金太は「祖母を守るため」特攻を志願し、田代もやがて運命を受け入れて共に出撃します。

一年後、現代に戻った田代は金太の死を胸に刻み、再び漫才師として歩む決意を固めます。

輪廻転生を軸に友情と平和への祈りを描いた本作は、今井氏が生涯をかけて演じ続けた感動作です。

 

キャストオーディション概要

白い衣装の男性俳優が軍服姿の男性俳優の胸元をつかむ緊迫した対峙シーン。ワイヤレスマイクを両者が装着し舞台照明の中でクローズアップ撮影

 

  • 応募締切:2026年5月1日(金)23:59
  • 応募方法:Googleフォームより応募(詳細は公式サイトに掲載)
  • 参加費:無料(交通費は自己負担)
  • 18歳未満の出演には保護者の許可が必要

募集する役柄は、男性メインキャスト2名(田代誠役/岸田守中尉・袋金太役/福元貴志少尉)、男性の特攻隊員キャスト3名(寺川中尉・松嶋少尉・山本少尉、10代後半〜20代前半相当)、男性キャスト1名(山田分隊長、30代相当)、女性メインキャスト1名(千穂、18〜20代前半)、女性アンサンブル6名程度(身体表現・ムーブメントを担う重要ポジション)です。

チケットノルマはなく、1枚販売につき500円のチケットバックが支給されます。

東京・大阪間の相互遠方者には本番の移動・宿泊費サポートが用意されています。

 

稽古スケジュール

白タンクトップ・坊主頭の男性俳優2人が舞台上で正面から向き合う対立シーン。後方に同じく白衣装の男性1人が緊張した表情で見守っている

 

  • 稽古期間:2026年6月〜8月
  • 稽古場所:大阪市内公民館(予定)
  • 稽古回数:2ヶ月間で計30回程度
  • 平日 19:00〜22:00 / 土日 13:00〜22:00(予定)

稽古はパートごとの分割稽古が組まれるため、全員が毎回全日参加する義務はありません。

自身の担当パートの稽古への参加は必須で、本番当日および場当たり日(各本番前日を想定)は全員の全日参加が求められます。

稽古期間中の交通費は自己負担となります。

青いスポットライトを浴びた舞台上で、中央の椅子に座る白い仮面の人物を囲むように複数の出演者が両腕を広げて放射状に配置された舞台公演シーン

 

青いスポットライトを浴びた舞台中央に白い仮面の人物が座り、その周囲に両腕を広げた出演者たちが放射状に並ぶ場面には、本作が持つ祈りと意志の強さが凝縮されています。

初演から38年を経た今なお、今井雅之氏夫人が「時を超え皆さんの心に響いてくれると信じています」と語るこの舞台が、2026年の夏に東京と大阪で再び幕を開けます。

鯨椅子project『THE WINDS OF GOD』の紹介でした。

 

よくある質問

 

Q. 今井雅之氏はどのような人物ですか

 

A. 元自衛官の俳優で、1988年に『THE WINDS OF GOD』を初演した舞台人です。

文化庁芸術祭賞三部門の受賞やニューヨーク公演成功など国内外で高い評価を受け、特攻隊員たちの真実を伝えることに生涯をかけます。

2015年に末期の大腸がんで逝去します。

 

Q. オーディションへの参加に費用はかかりますか

 

A. オーディションおよびワークショップへの参加費は無料です。

会場への交通費は参加者の自己負担となります。

 

Q. 稽古はすべてのスケジュールへの参加が必須ですか

 

A. パートごとの分割稽古が予定されており、全員が毎回全日参加する義務はありません。

自身の担当パートへの参加と、本番当日・場当たり日(各本番前日)の全員全日参加が必須となります。

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