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「2人合わせれば計2,000万円…」将来の教育費に怯える2児の母→実際に書き出してみたら…発覚した必要額に「覚悟が決まった」

  • 2026.5.7
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「子ども1人につき、教育費は1,000万円必要」この数字を見るたびに、私は言いようのない不安に襲われていました。

わが家には3歳と1歳の娘がいます。2人合わせれば計2,000万円。

「もし準備が足りなかったら、この子たちの選択肢を奪ってしまうのではないか……」

まだ幼い娘たちの寝顔を見ながら、そんな焦燥感に駆られる毎日でした。いつ、いくら必要なのかも分からないまま、実体のない「1,000万円」という数字に怯えていたのです。

けれど、ただ怖がっているだけでは何も変わりません。「何があっても、この子たちの未来を後押しできる親でありたい」その強い使命感だけが、私を突き動かしました。

不安を「見える化」する―わが家の防衛ラインは250万円

私はまず、幼稚園から大学までの節目にかかる費用の概算を調べることから始めました。

ネットの情報や公的なデータを参考に、わが家の場合はいくら必要なのか、一つずつ現実的な数字を積み上げてみたのです。

・幼稚園:5万円(私立なら入園金だけで5〜10万円以上が一般的)
・小学校:20万円(ランドセル・標準的な学用品一式)
・中学校:20万円(制服・指定カバン・部活動準備)
・高校:50万円(私立併願を見越した受験料・入学金)
・大学:30万円(入学準備金の一部として先行確保)

大学入学時には、少なくとも100万円単位の資金が必要になるでしょう。

けれど、それはまだ先のこと。

すべてを今すぐ現金で抱え込むのではなく、「まずはこれだけあれば動ける」という当面の準備金と、時間をかけて育てる「運用分」に切り分けることにしました。

これらを積み上げ、2人分で計250万円。この数字を「どんな状況でも、確実に手元に用意しておくべきライン」として可視化しました。

暗闇の中を歩くような未知の恐怖が、進むべき道を示す具体的なロードマップに変わった瞬間でした。 防衛ラインを明確に引けたことで、足元を固めて一歩踏み出す覚悟が決まったのです。

心配性だからこそ選んだ「守り」と「攻め」の二段構え

入学準備金を確保することは、わが家の基盤です。効率だけを考えれば「すべて投資に回すべき」という声もあるでしょう。

しかし、根っからの心配性である私は、子どもの未来を「元本割れ」の可能性がある運用に100%委ねる勇気はありませんでした。

だからこそ、この250万円だけはあえて運用には回さず、預貯金として死守しています。支払いのタイミングで、市場の動向に左右されず着実に用意できる。

この「守り」があるからこそ、大学費用の不足分や将来の授業料といった大きな金額を、新NISAなどで「運用」して備えるという「攻め」の決断もできたのです。

この計画は、1年おきに必ず見直します。 子どもの成長や暮らしの変化に合わせて、その時々の「最適」を形にしていく。

そんな風に家族の未来に寄り添い続けることが、私なりの母としての愛情表現だと思っています。

数字と向き合うことが、最大の「お守り」になる

正直、250万円で全てが完璧だとは思いません。

けれど、自ら調べて現実を直視したことで、私の中に揺るぎない「軸」ができました。

家計管理は、単なる数字合わせではありません。

 子どもたちが「やりたい」と言った時、迷わず背中を押してあげられる準備を整えること。
そして、親である自分自身が、未来を恐れず「今」を安心して楽しむこと。

可視化された数字は、私にとって何よりも心強い、人生の「お守り」なのです。


執筆者:みのり|暮らしを整える保健師ライター

元看護師、現オンライン保健師。保健師としての「QOL(生活の質)向上」の知見を家計管理に応用し、4か月で赤字家計を黒字化。現在は2児を育てる傍ら、専門職の分析力と時間術を活かし、家族が心身ともに豊かになる「最適なお金と時間の使い方」を提唱している。