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「激痛」は稀だった? 胃がんの意外な初期症状、“たった数口で満腹”は体からの危険信号かも

  • 2026.4.5
ben-bryant / Getty Images

胃がんと聞いて、激しい腹痛を思い浮かべる人は多いはず。しかし、このがんで腹痛が主な症状として現れることは、どのステージにおいても少ない。むしろ、米ベス・イスラエル・ディーコネス・メディカルセンター外科腫瘍科長のウムット・サーペル医師によると、胃がんの初期ステージは「無症状」であることが非常に多い。

「腹痛は誰にでも起こるため、胃がんを心配する人もいます」とサーペル医師。「しかし、腹痛や痛みのほとんどは、がんによるものではありません」

今日の専門家:ウムット・サーペル医師/米ボストンのベス・イスラエル・ディーコネス・メディカルセンター外科腫瘍科長。

では、胃がんで何らかの症状が出るとすれば?それは通常、次の6つの消化器症状のいずれか。

1.嘔吐物や便に血が混じる

血便は大腸炎やクローン病でも起こる可能性があるけれど、がんのサインの1つでもある。いずれにせよ、嘔吐物や便に血が混じっている場合は迷わず消化器内科を受診して。がんに関連している場合、便中の血は栗色かタールのような黒色になることが多い。「これは消化酵素の影響です」とサーペル医師。嘔吐物に混じった血は鮮やかな赤色になる可能性が高く、部分的に消化されているため、粗い“コーヒーかす”のような質感になることもあるのだそう。

2.ほんの数口で満腹になる

食事を始める前は間違いなく腹ペコだったのに、数口食べただけで食欲がなくなり、食べ物が美味しそうに見えなくなる。サーペル医師によると、これは“早期満腹感”と呼ばれる状態で、胃がんを示している“可能性もある”のだそう(あくまで可能性の話であって、“絶対そう”とは言っていない)。「いままでとは違う感じですぐに満腹になる場合は、無視しないほうがいいでしょう」

3.絶え間ない腹痛がある

もちろん、腹痛ががんのサインである可能性もゼロではない。しかし、サーペル医師いわく一般的な腹痛や胃けいれんの大半は、がんではなく、他の消化器系の不調によるもの。がんの場合は、胃の真ん中あたりに持続的で疼くような痛みが生じる。「1日だけ痛くなり、2週間消えてから戻ってくるような痛みではありません」

4.勝手に体重が減る

原因不明の体重の減少は、1型糖尿病、アジソン病やクローン病など、さまざまな疾患によって引き起こされる。サーペル医師によると、胃がんもその疾患の1つ。「ダイエットをしていないのに体重が減っている場合は注意が必要です」。また、体重は急にではなく徐々に減ることもあり、半年で5kg程度の変化にとどまるケースも。体重が変動するのは自然なこと。しかし、何もしていないのに体重が明らかに減っているなら、一度医師に相談を。

5.原因不明の胸やけが頻繁に起こる

米テキサス大学MDアンダーソンがんセンターによると、胸やけや消化不良といった胃の不調が胃がんの初期サインであることも。前述の通り、こうした症状の原因はがん以外の何かにある可能性が高い。しかし、不快な症状が長引いていて、特定の食べ物や飲み物が原因とも思えないときは医師に相談するのがベスト。

6.膨満感、下痢、便秘が繰り返される

胃の中でがんが増殖すれば、膨満感が生じたり、排便習慣に影響が出たりするのも当たり前。こうした症状だけで医師が胃がんと判断することはないけれど、他の症状を併発していて、医師が他の原因を特定できない場合は、追加の検査が行われることもある。特に、60歳以上、過体重や肥満、喫煙歴や胃の手術歴といった胃がんのリスク要因がある場合は注意が必要。



※この記事は『Prevention』からの翻訳をもとに、日本版ウィメンズヘルスが編集して掲載しています。

Text: Alyssa Sybertz Translation: Ai Igamoto

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