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扉を開けたら「ムワッ」は危険信号? 下駄箱を清潔に保つ収納&掃除の徹底ガイド

  • 2025.11.23

下駄箱はカビの温床! もう二度とカビさせないための対策

もう二度とカビさせないための対策
もう二度とカビさせないための対策

玄関の顔ともいえる下駄箱やシューズクローク。扉を開けた瞬間、嫌な臭いや「ムワッ」とした空気を感じたことはありませんか?

下駄箱は狭い密室であり、空気が通りにくいため、実は非常にカビが生えやすい環境です。カビは見た目が不快なだけでなく、あの嫌な「カビ臭」の原因にもなります。

今回は、年末の大掃除に向けてぜひ実践したい、下駄箱を清潔に保つためのカビ対策の基本ルールと、徹底的な掃除手順を解説します。

湿気と汚れは厳禁! カビ予防のための基本ルール

カビは、「高湿度な環境」と「靴に付いた土やホコリ、汗、皮脂」を栄養にして急速に繁殖します。特に湿度の高い梅雨や夏場だけでなく、冬場でも結露などで湿気がこもりやすいため、日頃からの対策が欠かせません。

湿気を溜めない「風通し」の工夫

最もカビ対策で効果的なのが、下駄箱内の湿度を下げることです。

定期的な換気:最低でも週に1?2回、扉を全開にして風を通しましょう。サーキュレーターや扇風機を外に向けて当てると、より効果的に空気を入れ替えられます。

除湿剤・消臭剤の活用:隅に除湿剤を置き、こまめに状態をチェックして新しいものと交換します。脱臭炭や重曹(※)なども有効です。

※ 重曹の活用法: 瓶や小皿に重曹を入れ、ガーゼなどで蓋をして下駄箱に置くと、湿気と臭いを吸収する天然の除湿・消臭剤になります。

収納の鉄則!「乾いた靴」だけをしまう

脱いだばかりの靴は、汗や体温で多くの水分を含んでいます。そのまま収納すると、下駄箱全体が湿ってカビの温床になってしまいます。

玄関で乾燥させる:帰宅後、すぐに下駄箱に入れず、最低数時間は玄関に出して乾かしてから収納しましょう。

余裕を持たせる:靴をぎゅうぎゅうに詰め込むと、空気の流れが遮断され湿気がこもります。靴と靴の間に握りこぶし一つ分の余裕を持たせて、空気の通り道を確保することが大切です。

汚れを内部に持ち込まない

カビの栄養源となる土やホコリ、泥は、収納する前に必ず取り除きましょう。

簡単なブラッシング:靴をしまう前に、靴底やアッパーについている土やホコリをブラシや布でサッと拭き取ってから収納する習慣をつけましょう。

徹底的な「下駄箱大掃除」のステップ(理想は年2回)

カビの栄養源を断つため、下駄箱の掃除は月1回、徹底的な大掃除は年末と梅雨前(年2回)を目安におこなうのが理想です。

ステップ 1:靴と棚を空にする全ての靴と中敷き、除湿剤などを外に出し、下駄箱を空っぽにします。この時、靴は外でしっかりと天日干ししておきましょう。

ステップ 2:ホコリと汚れを取り除く棚板や内部のホコリ、砂利を掃除機で吸い取り、乾いた雑巾で汚れを拭き取ります。隅々まで見落としがないように注意しましょう。

ステップ 3:除菌とカビ予防カビの胞子を死滅させるため、水拭きだけでなく除菌作業を加えます。

消毒用エタノール:消毒用エタノールを布に含ませ、下駄箱の内側全体(棚板の裏側も)を隅々まで拭き上げます。

カビ取り剤(※カビ発生時):すでにカビが生えてしまった場合は、塩素系漂白剤やカビ取り剤を薄めた液で拭き取ります。ただし、変色の可能性があるため、目立たない場所で試してから使いましょう。

ステップ 4:乾燥させる除菌や水拭きで湿気が残ったままでは意味がありません。扉を全開にし、完全に内部が乾燥するまで待ちます。可能であれば、サーキュレーターや扇風機を使って強制的に乾燥させましょう。

ステップ 5:元に戻す内部が完全に乾いたことを確認してから、靴を戻します。新しい除湿剤や消臭剤をセットするのも忘れないようにしましょう。

気持ちの良い玄関を!

換気や靴の乾燥、定期的な掃除というちょっとした工夫で、下駄箱のカビと臭いは劇的に予防できます。気持ちの良い玄関づくりのためにも、今日から下駄箱の環境を見直してみてはいかがでしょうか。

(LASISA編集部)

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