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夫「家を購入したい」妻「住宅ローンは組みたくない」→6年後、夫婦が辿り着いた“まさかの選択”に住宅メーカーも驚き…

  • 2026.5.16
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「借りたお金は、こんなにも重いものなんだ」そう実感したのは、社会人になって奨学金の返済が始まってからでした。

大学進学のために借りた奨学金は480万円。20年返済では、総額は約600万円になります。当時の私の手取りは20万円で、毎月の返済額は約2万円。口座から引き落とされるたびに、「まだこんなに残っているのか」と気が重くなりました。

この経験から、「借金はしたくない」という思いが、私の中に強く残りました。

3,000万円貯蓄のブースターとなった「住居費」の抑制

入社した会社には寮があったため、私はそこに住むことになりました。家賃は光熱費込みで約3万円。周辺の家賃相場と比べても、かなり抑えられている環境でした。気づけば毎月7万〜8万円ほど貯金ができていました。

住む場所が違うだけでここまでお金の残り方が変わる。

そのとき初めて、「家賃は家計に大きく影響する支出なんだ」と実感しました。

日々の給料からの貯金と、ボーナスはすべて奨学金の返済に充て、約4年で完済しました。結果として、返済総額は利息を抑えられたことで約500万円に収まりました。

20年返済なら、さらに約100万円の利息がかかっていた。利息の重さと怖さをあらためて実感しました。

「借金をしたくない私」と「家が欲しい夫」が出した答え

その後、今の夫と出会い結婚しました。夫は「将来的には家を購入したい」という考えを持っていました。一方で私は、奨学金の返済経験から、住宅ローンを組むという選択には、どうしても前向きになれませんでした。

夫の「家を持ちたい」という気持ちも大切にしたい。ただ、住宅ローンは組みたくない…。話し合いの中でたどり着いた答えが、「住宅ローンを組まずに家を購入する」という選択でした。

「借金をしない」という自分の価値観と、「家を持ちたい」という夫の希望、どちらも諦めない方法として、この決断をすることにしました。

6年間で3,000万円を貯めた、わが家の家計戦略

「住宅購入のためにお金を貯める」と決めてから、わが家ではお金の使い方に明確な優先順位をつけました。

まず大きかったのが、住居費です。勤めている会社では、結婚後に社宅へ入ることができたため、迷わず月約2万円の社宅を選びました。寮に住んでいた頃に「家賃は家計に大きく影響する」と実感していたこともあり、住居費は最優先で抑えると決めていました。

また、固定費の見直しも徹底しました。保険は必要最低限の掛け捨てに切り替え、夫婦で月5,000円以内に。スマートフォンも格安SIMに変更し、夫婦で合わせて約3,000円ほどに。

さらに、日々の生活では外食を減らし、基本は自炊に。当時の食費は、月5万円以内に収まっていました。

「今は家を買うための期間」と夫婦で共通認識を持つことで、節約を続けることができました。こうして家計管理を続けた結果、6年間で約3,000万円を貯めることができました。

ローンに縛られない「支出の優先順位」がもたらす自由

住宅メーカーには、「住宅ローンを組まない」という点には驚かれることも多くありました。それでも、「3,000万円以内に収める」という軸は崩さず、その範囲で建てられる家を前提に間取りや仕様を考えていきました。

結果的に、建築費用は無事3,000万円以内に収まり、住宅を購入することができました。

現在は住宅ローンの返済がないため、「毎月必ず支払わなければならない」というプレッシャーがありません。住居費がほとんどかからない分、月平均で収入の70%の貯蓄を維持できています。

振り返ってみると、大きなことをしたわけではありません。住む場所やお金の使い方に優先順位をつけ、小さな選択を積み重ねてきただけです。

それが、住宅ローンに頼らず家を持つという結果につながりました。もし今、「このままでいいのかな」と感じている方がいれば、まずは一つの支出を見直すことから始めてみてもいいかもしれません。


執筆者:あきの|家計管理・節約・投資ライター

FP2級保有。共働きで2児を育てながら家計改善に取り組み、6年間で3,000万円を貯蓄。日々の生活に取り入れやすい、無理のない家計管理や節約の工夫を発信している。

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