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タワマン25階「約1億円」を諦めた30代父親→1階専用庭付きで得た"予想外の恩恵"

  • 2026.4.27
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※ChatGPTにて作成(イメージ)

皆さま、こんにちは。大手不動産会社で10年以上にわたり実務に携わってきた、宅地建物取引士のT.Sです。マイホームを購入する際、タワーマンションの高層階から見下ろす眺望に憧れを抱く方は多いのではないでしょうか。

特に都市部では、高層階がステータスだと考える方も少なくありません。しかし視野を広げて物件を比較してみると、思いがけない選択肢に出会うこともあります。今回はタワマンの高層階を希望していた30代夫婦が、大規模マンション1階の専用庭付き住戸へ方向転換した結果、満足のいく生活を手に入れたエピソードを紹介します。

予算の壁と1階住戸という予想外の提案

30代後半のHさんは、妻と4歳および2歳の小さな子どもを持つ4人家族の父親です。当初は眺望の良さを求めて、約1億円のタワーマンション25階の3LDKを検討していました。

しかし、予算を見直す中でローンの返済に不安を感じ、より現実的な選択肢を模索し始めます。そこで営業担当から提案されたのが、同エリアにある10階建てで総戸数200戸超の大規模マンションでした。

提示されたのは、約8,000万円の1階の専用庭付き4LDKです。夫は「マンションなのに庭なんて必要なのか」と消極的でしたが、内見時に子どもたちが走り回る姿を見て心が動きます。

動線の良さと経済的余裕が生む高い満足度

入居後のHさん一家は、1階ならではの恩恵を強く実感しています。エレベーターを使わずに玄関からすぐ外へ出られるため、毎朝の保育園への送迎が圧倒的にスムーズになりました。

専用庭では規約の範囲内でプランター菜園や水遊びを楽しみ、大規模マンションならではのキッズルームやラウンジといった充実した共用施設も満喫しているようです。さらに約2,000万円も購入価格を抑えられたため、住宅ローンの月々の返済額は約5万円も軽減されました。

浮いたお金を子どもの習い事や、家族のレジャーに充てる余裕が生まれ、暮らしの質は格段に向上しました。タワマンの高層階では得られなかったであろう、経済的なゆとりも手に入れたのです。

専用庭の注意点と後悔しない物件の選び方

一方で1階の住戸には、眺望が植栽や隣接する建物になることや、将来の売却時に上層階のような価格のプレミアムがつきにくいという側面も存在します。また専用庭は専用使用権のある共用部分に該当するため、管理規約によって使い方が厳しく制限されているのが一般的です。

バーベキューや大型プールの設置、大量の土砂の持ち込みが禁止されているケースも多いため、購入前には必ず規約の細部を確認してください。子育て中のご家庭であれば「何階に住むか」というこだわりよりも、日々の生活動線がスムーズかどうかを優先した方が満足度は高まるでしょう。高層階の眺望に予算を費やすか、低層階との価格差を生活の質に転換するかは、ご自身のライフスタイル次第といえます。



ライター:T.S(宅地建物取引士)
大学卒業後、大手不動産会社に入社。10年以上にわたり、都心のタワーマンションから郊外の築古戸建てまで、数多くの現場経験を積む。現在は不動産ライターとして「業界の不都合な真実」や、消費者が陥りやすいマネーの罠について、実体験に基づく記事を執筆している。


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