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「段ボールで食事をするはめに…」元住宅営業マンが新居の家具選びで痛感した“急がない”メリット

  • 2026.4.22
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

こんにちは、元注文住宅営業マンのホリカワです。

注文住宅の工事が始まると、忙しかった打ち合わせが一段落し、建築主にとって「一時的に落ち着く時期」が訪れます。

この時期に、新居用のソファやダイニングセット、テレビ台などを買いそろえる方が少なくありません。

新しい家での暮らしを思い描きながらのショッピングは楽しいものですが、「これは要るよね」というノリでなんとなく買いそろえてしまうのは危険

家という大きな買い物の直後で金銭感覚がマヒしていると、勢いで高額な家具を選びがちです。

そこで今回は、「どうしても急ぎで要る家具以外は、住み始めてから買う」という選択肢をご提案します。

「住んでから買う」で家具選びの精度がぐっと上がる

住みながら家具をそろえるメリットは、大きく3つあります。

1.最適なサイズ・デザインが明確になる

実際に暮らしてみると、「思ったより広い」「ここに置くと動線が狭くなる」など、図面ではわからなかった感覚がつかめます。

暮らしながら購入する家具を検討すれば、空間を実測したうえで選べます。その結果、家具がしっくりなじみ、圧迫感のないレイアウトを実現しやすくなるでしょう。

また、搬入経路も、住みながらならゆっくり落ち着いて確認できるでしょう。「大きなソファを買ったら、搬入できなかった……」という失敗を回避しやすくなります。

2.不要な家具を買わずに済む

必要に迫られてから検討することで、「要ると思っていたけど、出番がほとんどない」という家具にお金を使うリスクが減ります。

「実際の暮らし方と合わず、使いにくくてほとんど活用できなかった」という失敗も防ぎやすいでしょう。

家具は、家財のなかでも比較的高額の部類に入るため、不要な家具を買わずに済むメリットは大きいのではないでしょうか。

3.金銭感覚がクールダウンしてから選べる

家を建てている間は金銭感覚が鈍くなりがち。しばらく暮らすうちに、徐々に通常時の金銭感覚に戻り、過剰な出費を避けやすくなります。

本当に気に入ったものにだけ適切な費用をかけられるのが、「住んでから買う」の大きな強みです。家具選びの精度と満足度が自然と上がりますよ。

なお、住宅ローンに家具代を組み込む予定の方は、融資の条件(いつまでに購入が必要か)を必ず事前にご確認ください。

ソファは「買わないで正解」だった

じつは、私自身、新居のLDK家具はすべて住み始めてからそろえました。結果として、総じて「うまくいった」と感じているものの、反省もありました。

たとえば、わが家の場合、すぐにソファを買わない選択が非常に有効でした。

当時、子どもがまだ乳児だったため、ソファの安全面が気になり…。検討しているうちに「しばらくリビングをキッズスペースにしよう」という結論に。

厚手のコルクマットを敷いて、子どもと寝転がったり遊んだりできる大空間にしたことで、親子で快適に過ごせました。

結局ソファは買わず、子どもが小学生になってからイージーチェアを2脚購入。数年かけてじっくり選んだので、価格もデザインも大満足の品々です。

ダイニングセットは「先に買えばよかったかも」と後悔

一方、失敗したのがダイニングセットです。引っ越し後しばらく、段ボールで作った即席テーブルと折りたたみ式の簡易イスで食事をするはめに…。

今となってはいい思い出ですが、やはり食べづらく、当時は早々に後悔しました。

最終的には、夫婦お互いの両親がよく遊びに来る状況に合わせて、普段は4人がけ・来客時は8人がけに伸ばせるエクステンションテーブルを選びました。

ゆっくり選んだぶん、インテリアにはぴったりでした。しかし、食事の質に直結する家具はもっと早めに検討すべきだったと反省しています。

「急がない」が後悔のない家具選びへの近道

総じて、「住みながら家具をそろえてよかった」というのが私の実感です。

お伝えしたとおり、成功も失敗もありましたが、暮らしに合わせて選んだ家具への満足感は格別でした。

あなたにとって「すぐに要る家具」は早めに、それ以外はあえて急がない――この姿勢が、家具選びの後悔を減らしてくれます。

家と家族にぴったりの一品を、ぜひゆっくりと探してみてください。


ライター:ホリカワ ダット
注文住宅の建築会社に営業職として従事したあと、SEOライターとして独立。500組以上の家づくり相談に携わった経験をもとに、「マイホーム取得を少しでもラクに」をテーマに、住宅ジャンルの記事を幅広く執筆中。インテリアコーディネーター/1級カラーコーディネーター(商品色彩)資格保有。


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