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“駐車場2台可”中古戸建て購入も「地味にきついな…」毎朝地獄を見るハメになった“40代夫婦の後悔”

  • 2026.6.4
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出典:PhotoAC ※画像はイメージです

皆さま、こんにちは。現役の不動産会社社長として、日々さまざまな土地や建物のご相談に向き合っている岩井です。

家探しの際「気に入った家だけど、駐車場が縦列か…」と悩まれる場面はよくあります。特に地方では「駐車場2台付き」を重視される方が多く、共働き世帯では夫婦それぞれが通勤で車を使ったり、保育園や習い事の送迎があったりと、車2台が必須の生活になっているケースも少なくありません。

縦列駐車は、一見すると少し車を動かすだけに思えます。

しかし、朝の出勤時間や雨の日、子どもを乗せ降ろしする場面が毎日続くと、その小さな手間が大きなストレスへ変わっていくことがあります。

今日は、縦列駐車を甘く見たことで、毎日の車入れ替えに追われる生活となり、最終的に100万円の追加工事まで発生した40代夫婦の実話をご紹介します。

「2台停められるなら縦列でも十分」と中古戸建てを購入

これは、2年前の話です。戸建て購入の相談に来られたのは、40代前半のAさん夫婦。夫婦共働きで、保育園の子どもが1人いる家庭です。夫婦それぞれ車を所有しており、駐車場2台付き戸建てが絶対条件でした。

当時見つけたのが、郊外にある中古戸建てです。駅から少し離れている分、価格は相場より安く、建物状態も比較的良好でした。そしてAさん夫婦が魅力を感じたのが「車2台駐車可能」という点でした。

ただし、駐車方式は“縦列駐車”です。前側に妻の軽自動車、奥側に夫のミニバンを停める形で、奥の車を出すには、手前の車を一度移動させる必要がありました。

ただ当時のAさん夫婦は、縦列駐車について深く考えていなかったそうです。

「少し動かすだけですよね?」
「慣れれば平気そう」

車を動かす時間も数分程度です。その頃はまだ、“毎日その作業が続く生活”を現実的に想像できていなかったのです。

毎朝始まる“車入れ替え作業”に困惑

しかし、住み始めて状況は一変しました。特に大変だったのが朝です。

たとえば、夫が先に出勤する日は、妻の車を一度外へ出す必要があります。さらに、妻が保育園送迎や買い物へ行くタイミングでは、今度は夫の車が邪魔になり、再び車移動が発生することもありました。

雨の日はさらに大変です。

子どもを抱えながら車を移動させ、再び停め直す。朝の忙しい時間帯に、その作業が毎日のように続いていったのです。

最初の頃は「まあ慣れれば何とかなるよね」と話していた夫婦でしたが、徐々に疲れが溜まっていきました。

ある朝、出勤準備をしながら夫がぽつりとこう漏らしたそうです。

「毎朝これやるの、地味にきついな…」

一方で、妻側にもストレスが積み重なっていました。

「雨の日は本当に大変…」
「朝の10分って想像以上に大きいんだね」

当初は「少し面倒なくらい」と思っていた縦列駐車が、少しずつ生活全体のストレスへ変わっていったのです。

もう限界…庭を壊して駐車場拡張も追加費用100万円

その後、Aさん夫婦は限界を迎えました。最終的に、庭の一部を解体して駐車場を横並びへ変更する工事を決断。ただ、この工事費用が想像以上でした。

  • 庭の撤去
  • ブロック塀解体
  • 土間コンクリート工事
  • 外構再施工

結果、総額は約100万円。Aさん夫婦は「最初から並列駐車の家を選んでおけば…」と後悔したそうです。

家を購入する当初は「2台停められれば十分」と考えていました。しかし実際には、“毎日ストレスなく使えるか”まで想定できていなかったことが、大きな誤算になってしまったのです。

戸建て駐車場は“日々の車動線”まで想像する必要がある

縦列駐車は、一見すると大きな問題に見えないかもしれません。しかし、共働き世帯や子育て家庭では、車を使う回数そのものが多く、毎日の小さな手間が想像以上の負担になることがあります。

特に朝の出勤時間や保育園送迎の時間帯は、数分のロスでも生活全体の余裕を削っていきます。購入前には、「2台駐車可能」という表記だけで安心せず、実際の使いやすさまで確認しておくことが重要です。

実際、不動産の現場では「駐車場の使いづらさが原因でストレスが溜まった」「外構工事を追加で行った」という相談は珍しくありません。

家は毎日暮らす場所だからこそ、駐車場を日常生活の中で無理なく使い続けられるかまで想像しておく必要があります。



筆者:合同会社ゆう不動産 代表 岩井佑樹

不動産売買の専門家として仲介・査定・買取に携わりながら、不動産Webライターとして1,000記事以上を執筆。「売る力×伝える力」を軸に、情報発信と販売の両面から不動産の価値を高めている。派手さよりも誠実さを大切にし、地域に寄り添う姿勢で「早く・高く・安心」の取引を支える不動産の専門家。


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