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「ひなまつり」の白酒は甘酒とは別ものなの!? 米麹甘酒と酒粕甘酒の違いは? 栄養面の注目ポイントも解説

  • 2026.3.3

白酒のルーツは不老長寿を願う「桃花酒」

童謡「うれしいひなまつり」に登場する白酒(しろざけ)。
童謡「うれしいひなまつり」に登場する白酒(しろざけ)。

童謡『うれしいひなまつり』の歌詞にも登場する「白酒(しろざけ)」。ひなまつりの定番の飲み物ですが、実は現在私たちが手軽に飲んでいる「甘酒」とは全くの別物だということをご存じでしょうか。

ひなまつりに白酒を飲む習慣は、古代中国の「上巳(じょうし)の節句」に由来します。桃は邪気を払い不老長寿を与える「仙木」とされ、桃の花を酒に浸した「桃花酒(とうかしゅ)」を飲むことで健康を願ったのが始まりです。

江戸時代頃からは、桃の花が美しく引き立つお酒として、白く濁った「白酒」が使われるようになったといわれています。

知ってた? 「白酒」と「甘酒」はアルコール度数も製法も違う

白酒の起源は、桃の木に宿る不老長寿パワーを授かるために飲まれた桃花酒と言われています。
白酒の起源は、桃の木に宿る不老長寿パワーを授かるために飲まれた桃花酒と言われています。

現在、ひなまつりで代用されることが多い「甘酒」ですが、本来の「白酒」とは以下の違いがあります。

白酒: 蒸し米と米麹を焼酎やみりん等で仕込み、すりつぶして作るリキュール。アルコール分は約8%前後。

甘酒: 米麹または酒粕から作られる。家庭でも作ることができ、アルコール分はごくわずか(またはゼロ)。

白酒は立派な「お酒」ですので、お子さんや車を運転する方は、市販の甘酒(ソフトドリンク)を楽しむのが正解です。

どっちを飲む? 「米麹甘酒」vs「酒粕甘酒」

甘酒には大きく分けて2種類あり、目的に応じて選ぶのがおすすめです。

●米麹甘酒(アルコールほぼゼロ)

米麹甘酒は、ごはん・米麹を温水で発酵させたもの。アルコールはほとんど含まれず(1%未満)、ブドウ糖が多いためエネルギー補給源になります。
米麹甘酒は、ごはん・米麹を温水で発酵させたもの。アルコールはほとんど含まれず(1%未満)、ブドウ糖が多いためエネルギー補給源になります。

ブドウ糖とビタミンB群が豊富で、効率よくエネルギーを補給できる「飲む点滴」。風邪気味の時や、お子さんのお祝いにぴったりです。ただし1杯(200g)で152kcalあるため、飲み過ぎには注意しましょう。

●酒粕甘酒(微量のアルコールを含む場合あり)

酒粕甘酒は、写真のような板状やバラ状の酒粕をお湯に溶かしてつくります。アルコール分を含み、たんぱく質と食物繊維が豊富です。
酒粕甘酒は、写真のような板状やバラ状の酒粕をお湯に溶かしてつくります。アルコール分を含み、たんぱく質と食物繊維が豊富です。

日本酒の搾りカスである「酒粕」をお湯に溶かしたもの。注目は腸内で脂質をキャッチして排出を助ける「レジスタントプロテイン(消化されにくいたんぱく質)」。ダイエットや筋活中の方に嬉しい成分が詰まっています。

アレンジも自在! 料理やスムージーにも

米麹甘酒に、イチゴなど季節のフルーツやと組み合わせたスムージーもおすすめ。ビタミンC補給も兼ねられます。
米麹甘酒に、イチゴなど季節のフルーツやと組み合わせたスムージーもおすすめ。ビタミンC補給も兼ねられます。

米麹甘酒は、イチゴなど季節のフルーツと合わせてスムージーにするとビタミンCも補給でき、彩りも華やかに。また、酒粕はアミノ酸が豊富なので、粕汁や料理のコク出しにも最適です。

無病息災を願うひなまつり。今の自分の体調や目的に合わせて、お気に入りの一杯を楽しんでみてはいかがでしょうか。

(野村ゆき)

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