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【ひなまつり】桃の節句にちらし寿司、菱餅、ハマグリを食べる意味は? 行事食の起源や栄養ポイントを解説

  • 2026.3.3

ひなまつりの行事食に意味はある?

ひなまつりの伝統食「ちらし寿司」「ハマグリのお吸い物」。その意味を知っていますか?
ひなまつりの伝統食「ちらし寿司」「ハマグリのお吸い物」。その意味を知っていますか?

3月3日は「ひなまつり(桃の節句)」。女の子の健やかな成長を願うこの日の食卓に欠かせない「ちらし寿司」や「ハマグリのお吸い物」には、実は一つひとつに深い願いと、女性にうれしい栄養素が凝縮されています。行事食に込められた縁起の良い意味と、体へのメリットを解説します。

ひなまつりの起源は「お祓い」の風習にあり

上巳の節句と平安時代の人形遊びの文化が融合して生まれた「ひなまつり」。
上巳の節句と平安時代の人形遊びの文化が融合して生まれた「ひなまつり」。

「ひなまつり」は、3月3日の「上巳(じょうし)の節句」に、紙で作った人形(ひとがた)に災いやケガレを移して水辺に流すお祓(はら)いの風習が起源とされています。

そこに平安貴族の間で流行した人形遊びが重なり、女の子の成長を願う行事へと発展しました。桃の季節であることや、桃に「魔除(まよ)け」の力があると信じられていたことから「桃の節句」とも呼ばれています。

「ちらし寿司」は見た目も華やかな完全栄養食

たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどを1食で補給できる「ちらし寿司」。見た目も華やかな完全栄養食と言えそう。
たんぱく質、ビタミン、ミネラルなどを1食で補給できる「ちらし寿司」。見た目も華やかな完全栄養食と言えそう。

お祝いの席に欠かせない「ちらし寿司」。具材には、腰が曲がるまで長生きする「エビ」、見通しが良くなる「レンコン」、財宝がたまると言われる「錦糸卵」など、縁起物が詰め込まれています。

栄養面でも、主食・主菜・副菜を一度に摂(と)れる利点があります。錦糸卵のたんぱく質、レンコンの食物繊維、菜の花のビタミンKなど、バランス良く栄養を補給できる「完全栄養食」ともいえる伝統食です。

女性にこそ食べてほしい! ハマグリの「造血パワー」

女性にうれしいミネラルが豊富なハマグリ。アサリよりも高価なのが残念……。
女性にうれしいミネラルが豊富なハマグリ。アサリよりも高価なのが残念……。

対の貝殻でなければぴったり合わないハマグリは、夫婦円満や「良縁」の象徴。そんなハマグリは、実は貧血や骨粗しょう症を予防したい女性にとって理想的な食材です。

カルシウム、鉄、亜鉛などのミネラルに加え、別名「造血ビタミン」と呼ばれるビタミンB12が豊富に含まれています。アサリよりも高級ですが、その分うまみ成分であるコハク酸も豊富で、心も体も満たされる一品です。

「雪・新芽・花」を表す菱餅の3色カラー

魔除け、浄化、健康を願う「菱餅」。ひなあられは菱餅を食べやすくしたのが始まりとか。
魔除け、浄化、健康を願う「菱餅」。ひなあられは菱餅を食べやすくしたのが始まりとか。

3色重なった「菱餅(ひしもち)」にも物語があります。紅は「桃の花(魔除け)」、白は「雪(清浄)」、緑は「新芽(健康)」を意味しています。

この順序には「雪の下に新芽が吹き、桃の花が咲く」という春の訪れを祝う意味が込められています。ルーツとされる薬草「母子草(ハハコグサ)」は、のどの痛みや咳(せき)を和らげる民間療法でも知られており、まさに健康への願いが詰まったスイーツなのです。

無病息災を願うひなまつり。伝統的なパワーフードをいただいて、春の訪れを心身ともに健やかに迎えましょう。

(野村ゆき)

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