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消費者金融で金を借りる30代男性→「全額返済する」と家族を連れて窓口に来たが…数ヶ月後、男性が取った“異様な行動”

  • 2026.3.24
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

こんにちは。金融ライターのみゆき|元金融窓口スタッフです。

私は以前、消費者金融で約4年間勤務していました。窓口対応やコールセンター、審査業務などを担当し、多くのお客様の借入や返済に関わってきました。その中で、今でも印象に残っている光景があります。

それは、家族に連れられて店舗に完済しに来た、30代男性のお客様です。

窓口で繰り広げられる「家族会議」と、頭を下げる夫の姿

ある日、窓口にご夫婦とそのご両親が一緒に来店されました。話を聞くと、ご主人が家族に内緒で借入をしていたことが発覚し、家族で話しあい、「その日のうちに全額返済するために来た」とのことでした。

ご主人はとても申し訳なさそうにしていて、奥様やご両親に何度も頭を下げていました。

恐らく家計の貯蓄などからお金を用意するか、またはご夫婦で相談しご両親に立て替えをお願いして借入を整理することになったのだと思います。こうした場面は、決して珍しいものではありませんでした。

借入を家族に隠している方は意外と多く、ある日突然それが発覚し、家族ぐるみで問題に向き合うことになるケースもあります。

そして、現場で働いていて印象的だったのは、その後の行動です。

数ヶ月後の再会。家族に内緒で再びカードを手にする心理

家族と一緒に完済し、「もう二度と借りません」と話し、その場で解約していたお客様が、しばらくすると再び家族に内緒で借入に来ることもありました。

もちろんすべての方ではありませんが、数ヶ月後に同じカードを利用している姿を見ることもありました。

こうした経験から感じたのは、借入の問題は単なるお金の問題だけではなく、習慣や心理も大きく関係しているということです。実際に現場で多くのお客様と接していると、最初の借入は「急な出費」や「生活費の不足」など、明確な理由があることがほとんどでした。

「困ったら借りればいい」という感覚が、生活の安全弁を壊す

しかし一度カードを持つと、ATMで簡単に現金を引き出せる安心感から、「少しだけなら大丈夫」という感覚が生まれてしまう方もいます。最初は数万円のつもりでも、その手軽さが心理的なハードルを下げてしまい、気づけば借入が習慣のようになってしまうケースもあると感じました。

一度「困ったときは借りればいい」という感覚が身についてしまうと、それを変えるのは簡単ではありません。

借金は特別な人の問題ではない。だからこそ必要な「心のブレーキ」

消費者金融で働いていた4年間で感じたのは、借入は決して特別な人だけの問題ではないということでした。誰でも生活の中でお金に困る場面はあります。ただ、そのときに安易に借入に頼るのではなく、本当に必要な金額なのか、返済の見通しはあるのかを冷静に考えることが大切だと感じています。

借入は生活を助ける手段になる一方で、使い方を誤ると負担が大きくなることも、または大切な家族との関係に大きな亀裂を生じさせる可能性もあります。だからこそ、自分の状況を見つめながら慎重に利用することが重要だと、現場で働いた経験から感じています。


ライター:みゆき|元金融窓口スタッフ

消費者金融で約4年間、窓口対応・コールセンター・審査業務に携わり、多くの借入や返済の現場を経験。家族問題や多重債務など、お金が生活に与える影響を間近で見てきました。その経験をもとに、借入や家計、お金との向き合い方について「現場のリアル」を大切にしたコラムを執筆しています。