1. トップ
  2. 「窓10ヶ所で30万円…」新築カーテンの予算オーバーを防ぎたい!建築士が教える3つのコツ

「窓10ヶ所で30万円…」新築カーテンの予算オーバーを防ぎたい!建築士が教える3つのコツ

  • 2026.4.8
undefined
出典:photoAC(※画像はイメージです)

皆さま、こんにちは。二級建築士・インテリアコーディネーターの桐野由衣です。新築住宅のカーテン選びは楽しい反面、予算オーバーになってしまうと、どう調整しようか悩ましいですよね。

窓の数が多い間取りにした、大きいサイズの窓を採用した、特殊な形状の窓を選んだといった場合、カーテンにかかるコストはどうしても高くなります。「そこを何とかコストカットしたい!」という方のために、ベーシックなグレードでもおしゃれで安っぽく見えないカーテンの選び方を解説します。

新築住宅のカーテン費用の相場は?

間取りや窓の数・大きさ・形状などによって上下しますが、目安として「窓数10ヶ所で30万円~」とよく言われます。カーテン生地のグレードや機能性、ヒダの取り方、カーテンレールやタッセル(カーテンを留めるアクセサリー)などによっては追加費用が発生しやすいです。

とはいえ、同じ仕立てサイズなら、ブラインドやロールカーテンといった昇降機構が必要なアイテムよりは安価に抑えられるので、予算重視ならカーテンを選択するのがおすすめです。

カーテンのコストを抑えるコツ

カーテン本体のコストを抑えるもっとも有効な方法は、既製品を選ぶことです。一般的なサイズの窓なら既製品でも十分対応できます。ただし既製品は幅の調整ができないので、オーダー製作した窓や出窓などの特殊な形状の窓だけオーダーカーテンにして、その他の一般サイズの窓を既製品にするといった方法がよいでしょう。

ヒダを減らすという方法も有効です。住宅用カーテンでは、「3つ山」(約2倍の幅の生地を使用・ヒダは3つ)もしくは「2つ山」(約1.5倍の幅の生地を使用:ヒダが2つ)で計算するのが一般的で、ヒダを取るほど深くウェーブが出て重厚感がありますが、コストは上がります。予算を抑えるなら2つ山を選択するか、カーテンレールの約1.1~1.5倍のカーテン生地を使いほとんどヒダを取らないフラットカーテンを選んでください。

なお、低コストのカーテンは搭載機能が簡易的なものもあります。遮光タイプと書いてあっても日光をものや、遮熱タイプといってもエアコンの冷暖房効率を高めるほどの遮熱性がないことも。また、生地の織り方も標準的なため、定期的な洗濯による劣化が早くなる懸念もあります。

機能性を重視するなら、たとえば寝室だけは遮光1~2級のオーダーカーテンにする、リビングだけ高品質の生地のオーダーカーテンで仕立てるなど、コストを長期的視点で考えることも大切です。

低コストのカーテンを安っぽく見せないコツとは?

カーテン本体のコストを抑えるために、生地を標準グレードにする選択は有効ですが、せっかくの新築なのに安っぽく見えるのでは…という不安を避けるために、次の3点を押さえてください。

1.光沢が強い生地を選ばない

まず1点目は、光沢が強い生地を選ばないことです。光沢がある生地は上品な雰囲気のものも多いのですが、色や光沢の程度によっては光沢が目立ち、テカテカした印象を与えかねません。

安っぽく見えないという点を重視するなら、光沢のない生地を選んでおく方が安心です。

2.カーテンレールを隠す長さにする

2点目は、カーテンレールを隠す長さにすることです。カーテンレールにつけるカーテンフックには、カーテンレールを見せてカーテンを吊るAフックと、カーテンレールを隠してカーテンを吊るBフックがあります。

一般的なカーテンレールを選ぶなら、Bフックを使ってカーテンレールを隠し、カーテン丈を長めにするほうが同じ生地でも上質感が出ます。なお、Bフックはカーテン生地とカーテンレールのすき間がなく光漏れがないメリットがある一方で、カーテンレールの前面を滑らせるため開閉するときにややもたつくことがありますので、メリットとデメリットを比較して検討しましょう。

3.窓枠よりやや長い幅のカーテンレールをつける

3点目は、窓枠よりやや長い幅のカーテンレールをつけることです。

通常でも窓枠から左右にそれぞれ5cm前後長いカーテンレールを設置しますが、カーテンを閉めた時に窓枠が少し見えると安っぽく見えてしまいます。左右にそれぞれ10cmほど長いカーテンレールをつければ、窓枠が見えません。

 

エアコンや照明器具などカーテン以外にもさまざまなオプションを準備しなければいけないだけに、カーテンのコストが少しでも抑えられると嬉しいですね。上手に工夫してコストダウンを実現しましょう。


ライター:桐野由衣
住宅設備メーカーや住宅コンサルタント会社、大手リノベーション設計会社にて新築分譲マンションの設計変更、戸建住宅・オフィス・医療施設等の設計およびインテリアコーディネートに携わる。
建築関連分野の記事執筆・校正校閲・監修業務、企業研修講師、インテリアコーディネーター資格対策テキスト監修、工務店の施工事例集ディレクションなどの実績も多数。


【エピソード募集】日常のちょっとした体験、TRILLでシェアしませんか?【2分で完了・匿名】