1. トップ
  2. レシピ
  3. 【爆速おせちレシピ】子供受けも良いさっぱり味の「豚肉の昆布巻き」

【爆速おせちレシピ】子供受けも良いさっぱり味の「豚肉の昆布巻き」

  • 2025.12.24

昆布の風味と旨味が豚肉にもしっかり移った、一体感のある昆布巻きです。荻野恭子さんの目からウロコのおせち論と毎年挑戦したくなる、気楽なおせちづくりを紹介します。

【爆速おせちレシピ】子供受けも良いさっぱり味の「豚肉の昆布巻き」

■「豚肉の昆布巻き」のつくり方

家庭で本格的にニシンの昆布巻きをつくろうと思ったら、時間がかかるし本当に大変です。
鮭などを巻いてもいいけれど、ふと、早煮用の昆布を使って薄切りの豚肉を巻いたら、子供受けもよく、大好評でした。

豚肉の昆布巻き
豚肉の昆布巻き

□これが真骨頂!「ポリ袋で蒸す」

ポリ袋
ポリ袋

直火でなければ、ポリ袋で加熱調理もできます。高温になりすぎないように、蒸気で蒸せばいいのです。
家にある一番大きな蓋付き鍋に、穴の開いたプレートを敷けば蒸し器になって、一つの鍋で複数のおせちが同時につくれます。
鍋の湯が沸騰して蒸気が上がったら弱火にし、その後はずっと弱火で。蒸し時間の長いものから鍋に入れ(鍋肌に当たらないように注意)、時折、湯を足しながら、時間がきたら取り出す。
煮汁が煮詰まる心配がないので、少量の煮物も上手につくれますよ。

ポリ袋
ポリ袋

◇材料 (2~3人分)

早煮用昆布:20cm×4枚
豚薄切り肉:4枚(肩ロース。こま切れを広げて使っても)
A :
・ きび砂糖:大さじ1
・ 酒:大さじ1
・ 醤油:大さじ1
・ 味醂:大さじ1
・ 水:1/2カップ


(1)昆布を水にくぐらせる
ポリ袋に、水にサッとくぐらせた昆布を入れて少し置く。

昆布を水にくぐらせる
昆布を水にくぐらせる

(2)巻く
昆布がしんなりしたら、昆布1枚に豚肉1枚をのせてくるくると巻く。巻き終わりに余白があるときれいに巻ける。

巻く
巻く

(3)調味液を加える
昆布の巻き終わりを下にして1のポリ袋に戻し、Aの材料を加える。袋を揺すってきび砂糖をよく溶かし、全体になじませる。

調味液を加える
調味液を加える

(4)蒸す
空気を抜いて袋の口を閉じる。さらに二重にして口を閉じ、蒸し器に入れて、弱火で40分蒸す。

蒸す
蒸す
完成
完成

――教える人

「荻野恭子 料理研究家」

和食、フランス料理、中国料理をはじめ、世界65カ国の家庭料理の知恵を備えた料理研究家。アジア諸国で目にしたポリ袋の活用方法に着想を得て、早くからポリ袋調理を提唱。著書に『ポリ袋漬けのすすめ』(文化出版局)ほか多数。


この記事はdancyu2021年1月号に掲載したものです。

文:岡村理恵 写真:工藤睦子

元記事で読む
の記事をもっとみる