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大藤沙月を逆転撃破した世界4位・蒯曼は「困難を乗り越える力を証明」 早田ひなに続き日本勢連破の21歳に称賛の声【WTTファイナルズ香港】

  • 2025.12.13
蒯曼(C)WTT
SPREAD : 蒯曼(C)WTT

卓球の「WTTファイナルズ香港2025」は12日、女子シングルスの準々決勝が行われ、世界ランキング14位の大藤沙月(ミキハウス)は、同4位の蒯曼(中国)と対戦。ゲームカウント2-4で敗れ、準決勝進出はならなかった。
2度のデュースにもつれ込むなどの激闘を、大会公式サイトや中国メディアも振り返り、中国の新星について称賛の声を寄せている。

■初勝利見えるも最後は力尽きる

過去の対戦成績で0勝4敗と苦手にしていた中、大藤は第1ゲームこそ落としたものの、第2ゲーム以降はサービスを軸にポイントを重ねた。対応力に優れるサウスポー相手に、第2ゲームを11-4、第3ゲームを11-9で奪い、初勝利も視界に入った。
しかし、第4ゲームでは6-10のビハインドから追い上げ、デュースに持ち込んだものの、14-16で惜しくも落とした。終盤にかけては、蒯曼の巧みな戦術修正や、機を見て放つフォアハンドに押される場面が増えた。第6ゲームもデュースに持ち込んで粘りを見せたが、最後は力尽きた。

大藤沙月(C)WTT

この激戦を、WTT公式サイトが振り返り、同サイトのXは両者によるラリーの攻防を取り上げ、「彼女はロックオンした」と蒯曼の集中力に言及。「クアイ・マンは落ち着きを取り戻し、サツキ・オオドウとの試合を締めくくった」と評した。
また、中国メディア『捜狐』は13日付の記事で、今大会ベスト4に進出した世界ランキング9位の陳熠と同じ2004年生まれである蒯曼が、ユース世代では“ツインスター”と称されていたことを紹介。
さらに大藤との試合については、「外国人選手相手にも安定したパフォーマンスを維持しただけでなく、『USスマッシュ』優勝に続き、ハイレベルな大会でも困難を乗り越える力を証明した」と、その精神力と勝負強さを称えている。
今季、世界ランキングをトップ5にまで押し上げるなど、中国女子卓球の次世代を担う存在として頭角を現した蒯曼。今大会では早田ひな(日本生命)、そして大藤という日本の実力者を連破し、そのポテンシャルの高さを改めて証明した。

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