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子どもはいつから1人で本を読む?世界が広がる1年生のこうちゃんに久しぶりに「読み聞かせ」をしてみた日【いっくじ日記#24】

  • 2026.3.8

HBCアナウンサーの室谷香菜子(むろや・かなこ)がお送りする、「連載|室谷香菜子の「いっくじ」日記」。

息子「こうちゃん」の“一言”と、一緒にしたためる一句で、子育ての日々を日々を”一句”(育)児日記につづります!

北海道にも春の足音が聞こえてきましたね。

みなさんのご家庭では、子どもの「読む力」とどう向き合っていますか?

いつから一人で本を読むようになっただろう?
いつから絵本以外もじっくり集中して読めるようになっただろう?

そして、親の読み聞かせっていつまでやっていただろう?

きょうは、こうちゃんと「読む力」のお話。
読める楽しみ。読めることで知れることが増えていく楽しみ。

それが自信と刺激になって、またひとつ大きくなっていくこうちゃんを見つめながら、私が改めて大事にしたいと気づいたことをつづります。

覚える漢字が2倍に!でも、漢字と「出会う」楽しみ実感中!

長い冬が終わり、我が家のこうちゃんはまもなく小学2年生になります。

小学2年生への進級でびっくりした「変化」がありました。

トイレとお風呂に新しく貼った「小学2年生で習う漢字一覧表」。
その数の多さに驚いたのです!

Sitakke

全160字。
1年生で習った漢字は80字ですから、倍の数です。

思わず「2年生で習う漢字、こんなにたくさんあるよ!」と言うと、びっくりしながらも、表にぐっと顔を近づけながら、一文字一文字確認するこうちゃん。

表の中に「光」という漢字を見つけると「俺の名前がある!」とテンション急上昇。

そして「高」を指さして「高市さんの高があるよ!」と。
先の選挙戦で毎日のようにニュースで見ていた高市総理大臣の「高」、覚えていたようです。

「覚えさせられている」のではなく、漢字と「出会う」ように頭にしまい込んでいく様子はとても新鮮です。

「あ~、これは古代エジプトの古だ」

「はぁ~!?これは無理無理、これは書けないわ」とつぶやいていたのは曜日の「曜」。

もう20年近く前のことになりますが、私がHBCに内定が決まってから北海道へ旅立つまでの約1年間、実家のトイレには「北海道難読地名」を印刷した紙がずらっと貼ってありました。父が用意してくれたと記憶しています。

その昔は、トイレに日めくりカレンダーが貼られていたりしたな…。

「小さいころはこうして私も漢字を覚えていたのかな…」と、古い記憶を手繰り寄せながら、一緒に2年生の漢字をチェックしました。

「これ何て読む?」

Sitakke

先日、自分から「受けたい!」と言って申し込んだ漢字能力検定10級。
1月は二人三脚でテスト勉強に勤しみ、つい先日結果が送られてきて結果は見事「合格」!!!

10級は小学1年生終了程度のレベルです。

「試験」となると異常に緊張してしまって手汗があふれるタイプの私。
合格すること以上に、こうちゃんに「テスト慣れ」してほしい気持ちもありました。

「俺、少し緊張したけど、ほとんど満点!すごいでしょ!?」と誇らしげです。

目標を定めて勉強もして、「できる」「読める」達成感につながったことはさらにこうちゃんを刺激します。

Sitakke

1年間で少しずつ漢字も読めるようになってきて変わったことは、テレビやゲームに出てくる漢字について「これ、どういう意味!?」とたくさん聞かれること。
特にゲームに一瞬出てくる漢字。

「ママ~ママ~!!これなんて読む~!?」

「宝箱」や「匠」、「転生」「無限資源」などなど…

小さいときの「これなに?」「あれはどうして?」などの「ナニナニ」の質問攻めも子育てのあるあるですよね。
子どもの世界が広がっていく瞬間…できる限りしっかりと向き合いたいと答え続けていた日々も思い出し、漢字の「何て読む」攻めも、できるだけすべてに答えてあげたいと心がけています。

しかし、ときには過激すぎる言葉も出てくるので、そんなときは「それは覚えなくていい」とだけ言っています。

そしてもう1つ。この1年で、一人で本を読む姿をよく見るようになりました。

Sitakke

学校内にある図書館から毎週のように好きな本を2冊借りて帰ってくるこうちゃん。
どんな本に興味があるんだろう、と、私はそれらを見るのが楽しみです。

いわゆる「絵本」を借りてくることもあれば、図鑑やマンガ本を借りてくることも。

「つかめ!理科ダマン」(マガジンハウス)や、最近は「科学漫画サバイバルシリーズ」(アイセウム社)の本をよく持って帰ってきます。

Sitakke

夕方帰宅すると、ランドセルを放り投げて借りてきた本に全集中。

そんなときは「今は話しかけないでおこう」とそっとしていますが、たまに本を持ちながら私のところへ走って来て、「ママ、二酸化炭素は酸素より重いんだよ!」など、知ったばかりの情報を得意げに教えてくれることもあります。

以前は絵本を持って台所へやってきて、「これ読んで!ママが読むの~!今~!」と言われることが多かったのに、変わったなぁ。

あれ、私の「読み聞かせ」はもう必要ない…?

どんどん成長するこうちゃんに、読み聞かせしてみると

Sitakke

最近のこうちゃんは、突然「今日から一人で寝ます!」と宣言したかと思ったら、寝室の私のベッドのすぐ近くに自分で布団を敷き、クッションやぬいぐるみをにぎやかに並べ、「じゃあね、ママ、また明日ね~!」と言って、スヤスヤ眠っています。

お友だちからなにか言われたのか。はたまた急に思いついたのか…?

いきなりの宣言に少し寂しくなった私は、「こうちゃん、絵本読んでから寝るか!?」と提案しました。

「この本、久しぶりに読もう!」と言うと、目を輝かせ「お~!懐かしい!!読んで!」と私のベッドに上がってきました。

寝かしつけのときに必ずお子さんと絵本を読むというご家庭も多いと思います。
我が家もそうしていた時期もありますが、こうちゃんが小学生になってからは、宿題などもあり布団に入る時間が遅くなってしまって、読み聞かせの回数が激減していました。

Sitakke

久しぶりの読み聞かせに選んだのは、こうちゃんも大好きな「一年一組せんせいあのね」(理論社)という本。

一年生の担任にこだわり、人生を一年生にかけた!?という鹿島和夫先生の、小学一年生との交換日記「あのね帳」からセレクトされた作品が並びます。
そこにヨシタケシンスケさんの味のある絵が加わって、どの作品も個性的なのです!

笑いを誘うもの、胸がジ~ンとするもの…子どもの書く文章ってかなり胸に迫ってきます。

寝る前だから声のボリュームは抑えて、読む速度もゆっくりと。
でもあまりにもゆっくりすぎると隣で飽きてきているなという雰囲気を感じるので、緩急もつけて。

Sitakke

職業柄も相まって、なんとなくそんな風に考えながら読み方にもちょっとこだわっていますが、「あ!俺、あの話がいい!」と急にページを飛ばそうとするこうちゃん。
こんなところは小さいときから変わらないなぁ。
なんだかこの時間が愛おしくなり、また別の日にも読み聞かせタイムを設けてみました。

最近習い始めたという国語の教科書に載っている「ず~っと、ずっと、だいすきだよ」というお話。

毎日自宅での音読で聞き、冒頭から泣きそうになっている私ですが、寝る前に今度は私がこうちゃんの布団に入り、この日は一緒に読んでみました。

いつもより狭い布団に入り体をぴたっとくっつけて、体温を感じながら絵本の世界に浸って静かに読んでいると、こうちゃんがぽつり。

「はぁ~。自分でも読めるけど、ママの声で聞くのが好きなんだよね」

この言葉、本当にうれしすぎました…。

「こうちゃん~!ずっとずっと大好きだよ~!」

「はいはい、寝る前だから大きな声出さないの」

まさかの、軽く叱られました…。

できることはどんどん増えて、読める、知れる喜びを知ってぐんぐん吸収していく成長は本当にまぶしい。
本だって、どんどん自分で読んで世界を広げてほしい。

だけどこうして声を重ねて、知識だけじゃない本の世界に一緒にいられる時間も、「〇歳まで」なんて決めないで大事にしていたい。
読み聞かせは、「もういらない」と言われるその日まで読ませてもらおう。

Sitakke

「一人で寝る」といいながら、ちゃんと気配の届く場所に布団を敷く、そんなまだまだめんこい姿をみながら思うのでした。

ここで一句!

読めるけど 読んでと寄る君 いとおしく

「連載|室谷香菜子の「いっくじ」日記」

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文|HBCアナウンサー 室谷香菜子
青森県出身。2009年HBC入社。HBCラジオ「アフタービート」、「美香と香菜子のおさんぽ土曜日」などを担当。2018年第1子(男の子)を出産。趣味は寝かしつけ後のドラマ鑑賞と、美味しいお酒。息子(こうちゃん)との日常はInstagramでも発信中。

編集:Sitakke編集部あい

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