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長﨑美柚は世界女王・孫穎莎と、大藤沙月は新星サウスポー・蒯曼と激突 同士討ちを制した日本女子2選手は中国撃破なるか【WTTファイナルズ香港】

  • 2025.12.12
長﨑美柚、大藤沙月(C)WTT
SPREAD : 長﨑美柚、大藤沙月(C)WTT

卓球の「WTTファイナルズ香港2025」が開催中で、WTTシリーズ年間王者を決めるこの国際大会では、各国のトップ選手たちが熱戦を繰り広げている。
そんな中、12日には女子シングルスの準々決勝が行われ、中国勢と対戦する日本の2選手に注目が集まる。

■ともに過去対戦は0勝4敗

11日の1回戦で伊藤美誠(スターツ)に逆転勝利を収めたのが、世界ランキング15位の長﨑美柚(木下アビエル神奈川)。今季はシングルスでの躍進が光り、大舞台にたどり着いたサウスポーは、伊藤のスマッシュ主体の攻撃にも粘り強く対応。1-3のビハインドから跳ね返し、見事ベスト8進出を決めた。
準々決勝では、世界ランキング1位の孫穎莎(中国)との対戦が決定。過去の対戦成績は長﨑の0勝4敗で、直近では2024年1月の「WTTスターコンテンダー・ドーハ」2回戦で0-3のストレート負けを喫している。およそ2年ぶりとなる対戦で、成長した姿をどれだけ見せられるかが勝負の鍵となる。
また、今季快進撃を見せた橋本帆乃香(デンソーポラリス)をストレートで破り、ベスト8に名を連ねたのが世界ランキング14位の大藤沙月(ミキハウス)。シングルスでは2年連続のファイナルズ出場となった21歳は、元チームメイトである橋本にペースを握らせず、完勝といえる戦いを披露した。
準々決勝では、世界ランキング4位の蒯曼(中国)と対戦。蒯曼は前日に早田ひな(日本生命)をストレートで破るなど、好調を維持している。大藤も蒯曼には0勝4敗と苦戦しており、今年だけで4度目の対戦。多彩な技術と対応力を持つサウスポーに対し、立ち上がりから主導権を握れるかが、勝敗の分かれ目となる。
6選手が出場した日本女子の中で、初戦を突破して勝ち残った長﨑と大藤。中国のトップ選手たちを相手に、どのような戦いを見せ、勝利へとつなげるのか。準々決勝に挑む両者の戦いに注目が集まる。

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