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「人気だから」金融機関に勧められ、保険に手を出した人の“末路”。お金のプロが「避けるべき」と断言する“危険な商品”

  • 2026.3.1
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「老後のお金、本当に足りるかな……」そんな漠然とした不安から、将来のためにと良かれと思って契約した金融商品が、実はあなたの首を絞めているかもしれません。

実は、老後資金の準備が順調な人ほど、ある共通した「手を出さない商品」の基準を持っています。世間で人気だから、銀行ですすめられたから、という理由だけで選んでしまうと、期待した効果どころか、大切な資産を減らしてしまう落とし穴も……。今回は、安心した老後を迎えるために知っておきたい「避けるべき金融商品」の正体と、失敗しないための資産形成のヒントをお伝えします。

安心できる老後のために知っておきたい「落とし穴」

多くの人が老後資金を増やすために様々な金融商品の利用を検討しますが、「よく聞くから」「人気だから」という理由だけで契約する方もいます。実は、それが資産形成の足かせになってしまうケースも少なくありません。

老後にお金で悩まない人が選ばない金融商品には特徴があります。購入時の手数料や運用コストが高かったり、契約内容が複雑な商品です。高い手数料がかかる商品は、手数料が引かれる分、得られるリターンが減っていきます。また、契約内容が複雑な商品も多く、将来的に思わぬ損失を被ることもあります。金融商品を契約するときは、手数料や運用コストが割高ではないか、自分が理解できる契約内容であるかを確認しましょう。

リスクとコストを見極めて賢く資産形成を!具体的なポイントを解説

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出典:photoAC(※画像はイメージです)

老後資金を準備するにあたり、気をつけたい商品には、一体どんなものがあるのでしょうか?

数ある中でも注意したい商品は「変額年金保険」「外貨建て保険」の2つです。どちらも金融機関が積極的に勧める商品ですが、仕組みが複雑で理解しづらいものです。

仕組みを十分理解せず、契約をしてしまった場合、想定以上のコストがかかってしまったり、思わぬ損失を出してしまうことにつながります。それぞれの商品内容を十分理解して、自分に必要なものか判断するようにしましょう。

1、変額個人年金保険

保険と投資が組み合わさった商品ですが、契約期間が長く解約時のペナルティや手数料が高く設定されていることが多いです。運用実績によっては元本割れのリスクもあり、複雑な計算式や運用ルールが適用されており、知らず知らずのうちに不利な状況に陥ることがあります。

2、外貨建て保険

外貨建て保険は為替リスクを伴います。為替変動の影響で思いがけない損失が出ることも多く、一見、高利回りに見えてもリスクの高い商品です。特に円高に振れたタイミングでは元本割れが発生しやすいです。

これらの金融商品が悪いわけではありませんが、老後資金の運用としては、リスクが大きくなってしまう可能性があります。無理に勧められて契約するのではなく、自分自身でリスクを理解し、必要であればFPなどの専門家に相談することが大切です。

失敗しない老後資金づくりには“賢い選択”が不可欠

ゆとりある老後を実現している人に共通しているのは、流行や勧誘に流されず、「リスク」と「コスト」を冷静に見極める力です。一見魅力的に見える商品でも、その裏側に潜む複雑な仕組みや高い手数料が、着実な資産形成の足かせになることも少なくありません。

失敗しない老後資金づくりのためには、以下の3つの鉄則を守りましょう。

  • 自分の「リスク許容度」を正しく把握する:いくらまでなら減っても生活に支障がないかを知る。
  • 商品の仕組みを100%理解する:説明を聞いて少しでも「複雑だ」と感じるものには手を出さない。
  • 迷ったら中立的な専門家に相談する:売る側の意見だけでなく、FPなどの客観的なアドバイスを仰ぐ。

焦ってリスクの高い道を選ぶ必要はありません。着実で堅実な「賢い選択」を積み重ねることこそが、将来の大きな安心へとつながります。


監修者:中川 佳人(なかがわ よしと)

金融機関勤務の現役マネージャー。1級ファイナンシャル・プランニング技能士。
20年にわたり、資産形成や家計管理・住宅ローンなどの実務に携わってきた経験を活かし、記事の監修や執筆を行っている。
専門的な内容を、誰にでもわかりやすく伝えることをモットーとしている。