「ボクのことは見えてないよね…フフフ」シマリスくん、それで隠れているつもり？【北海道のかわいい動物たち・写真5枚】

2025.11.17

今週もインスタグラム「北海道3大かわいい動物」プロジェクトに寄せられたみなさまからのお写真をご紹介します。（2025年11月10日〜11月14日ピックアップ分）

〝寒いっ！〟がうれしそう？

撮影：ohayoshimaenaga さん

札幌周辺でも、一気に10センチを越える、まとまった雪が降りました。

札幌で、最高気温が26.5度というシーズン最後の「夏日」を記録したのは、10月5日のことでしたから、わずか1か月ほどで、真夏から真冬に移行しちゃったような感じ。

冬眠をする動物たちや、冬眠はしないけれども、エサの確保といった冬支度をしなくてはならない動物たちは、大丈夫なのかなあと、ほんとうに心配になってしまいます。

「きょうの1枚」に選ばせていただいたのは、最近、身近な林などでも目にする機会がグ〜ンと多くなったシマエナガちゃん。
こちらは、早めの〝寒さ〟の到来を楽しむかのように、ふっくらとしたかわいらしい姿を見せてくれています。

〝小さな秋〟に囲まれて・・まるで絵本のよう

撮影：bp.fumio さん

オレンジ色みがかった画面の中にたたずむエゾリス。
口には木の実をくわえていて、その足もとには紅葉の赤、そしてよく見ると〝耳毛〟が伸び始めています。

シンプルな画面ながら〝小さな秋〟がちりばめられていて、とっても美しくて、かわいらしいお写真ですねー。

エゾリスは、冬眠はしないので、冬の間のごちそうは、秋の間に集めて、地面に埋めたり、木の穴に貯めこんだりしておかなくてはなりません。

夏がやっと終わったと思ったら、急にやって来た冬の気配に、あわてて冬支度の仕上げをしているのでは？と想像します。

しかしながらことしは、ドングリをはじめ、ナナカマドの実のなりがほぼゼロという〝凶作の年〟です。
木の実だけでなく、川に遡上する、カラフトマスや秋サケも、大きく減少しています。

北海道の動物たちにとっては、いつも以上に厳しい〝試練の冬〟になりそうです。

〝最大の危機〟ネズミの運命は・・意外にも？

撮影：jun__wakasa さん

エゾアカネズミか、ヒメネズミか？
いずれにしても、最大の天敵ともいえる、キタキツネにバッタリと遭遇してしまったようです。

このような場合、時としてキタキツネは、すぐにネズミにとどめを刺さずに、口にくわえて放り上げたり、必死で逃げるネズミをもて遊ぶかのように、先回りして行く手をふさいだり、さんざんなことをすることもあるのですが@jun__wakasaさんによると、この時は「数秒の駆け引きが続き、その後、ネズミはちゃんと逃げ切りました」とのこと。

たまたまキタキツネが、おなかいっぱいだったのでしょうかね？

〝耳毛〟が伸びて・・冬支度は万全かな？

撮影：colobokkul_land さん

新しく生えそろった〝冬毛〟の、おなかの〝白い色〟がとってもキレイですね。

どんどん伸びる〝耳毛〟も、とってもステキ、胸の前に、そろえた両手も…。

目がちょっと飛び出た感じと、全体的にあどけない感じがして、もしかすると、ことしの春に生まれて、初めての冬を迎えるエゾリスなのかな、とも思いました。

冬支度は、もう万全なのかな？

エゾシマリスは、雪が降る前には冬眠してしまうので、冬の森のアイドルと言えばエゾリス。
モフモフの冬毛に包まれたエゾリスが、雪まみれになりながらも、秋の間に土に埋めておいたごちそうをさがす姿は、かわいらしいだけでなく、北海道に暮らす動物の、強い生命力を感じることが出来る存在です。