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【要注意!】セルフまつ毛パーマ・マツエクの 《リスク&危険性》 について、元アイデザイナーが解説!

  • 2025.9.4

見過ごせないリスク・トラブルを解説

まつ毛のセルフ施術にまつわるリスク・トラブルとは
まつ毛のセルフ施術にまつわるリスク・トラブルとは

サロンに行かずに手軽にできる「セルフまつ毛パーマ」や「セルフマツエク」。忙しい日常の中で「自分で付けられたら便利そう」と興味を持っている人も多いかもしれません。でも、ちょっと待って! 実はセルフでの施術には、見過ごせないリスクやトラブルの原因が潜んでいるのです。元アイデザイナーの筆者が、セルフマツエクの危険性や失敗談、そしてプロとの違いまで包み隠さず解説します。

セルフまつ毛パーマやセルフマツエクの一番の魅力は、コストを抑えつつ好きなときに自宅でできる手軽さ。でもその裏には、意外と知られていない危険が潜んでいます。

実際、サロンには「自分でやって失敗しました……」と駆け込んでくる人も珍しくありません。それでは、どのような危険・リスクがあるのでしょうか。まずセルフマツパについては、次のような失敗事例があります。

セルフだと鏡を見ながら片目ずつ施術することが多く、どうしても目を開けたまま薬剤を扱う場面が出てきます。まつ毛パーマに使う液剤は、実はとても刺激が強いもの。

少しでも目に入るとヒリヒリと痛み、涙が止まらなくなってしまうことも……。炎症や腫れがひどくなれば、視力や角膜にまで影響を与えてしまうケースもあります。

薬剤の放置時間を置き過ぎただけで、まつ毛が焼けたようにチリチリになってしまうことも……。薬剤の量や放置時間は、まつ毛の細さに応じて正しく見極める必要があります。

いったんダメージを受けたまつ毛は元に戻ることはなく、生え変わりを待つしかありません。マスカラも使えず、まつ毛美容液でじっくりケアを続けることになります。

パーマの巻き上げ方やロッド選びを間違えると、まつ毛が根元からグイッと上がり過ぎて、毛先がまぶたにチクチク当たってしまうことも。サロンでも、こうした仕上がりでお直しを希望される人は意外と多くいました。

続いて、セルフマツエクでの失敗事例も紹介します。

マツエク用グルー(接着剤)は揮発性が高いため、目の粘膜に刺激を与えてしまうことも……。セルフの場合は目を開けたまま施術するため、揮発成分が直接目に届きやすいのも原因の一つです。

「少ししみるけど大丈夫かな?」と思っていたら、数時間後には赤みやかゆみが出てまぶたが腫れあがってしまった、というケースもあります。

細かい作業を左右の手で同時に行いながら、鏡をのぞき込む姿勢。そしてピンセットで1本ずつ装着していく作業は、想像以上に難しいもの。

少し手元が狂うだけでピンセットの先が目元に触れてしまうこともあり、ひやっとする瞬間も。もし眼球に傷が付いてしまったら……と考えると、本当に怖いですよね。

まつ毛は、実は左右で微妙に生え方や長さが違いまです。セルフだと、自分の目元を客観的に見ながら施術するのは至難の業。結果として「片目だけ濃い」「片方だけ跳ねてる」なんて残念な仕上がりになることも……。

セルフでのマツエクが難しいのは、単に技術だけでなく“見えない部分への施術”という点にもあります。

当然ですが、自分でやる場合は片目ずつになり、しかも目を閉じながらの作業はできません。鏡をのぞき込みながらの作業は、かなりのテクニックが必要です。

目元って、実は左右で少しずつ違っていたり、まつ毛のクセがあったり……。プロはそんな細かい部分も見逃さずに、その人に合ったデザインやバランスを考えて施術しています。筆者も、左右のバランスだけでなくまつ毛の「層」に意識して施術をしていました。

プロが使うグルーやロッド、ツイザー(ピンセット)は、サロン専用の高品質なもの。お客さまの目元に使うものだからこそ、安全性も重視されています。

セルフでのまつ毛パーマやマツエクは一見コスパがよく手軽に感じられるかもしれませんが、実は多くのリスクと隣り合わせ。特に目元はとてもデリケートな部分のため、少しのミスが大きなトラブルにつながることもあります。

「なるべくキレイに、長持ちさせたい」「自まつ毛を大事にしたい」と思うなら、やはりプロの力を借りるのがいちばん安心です。セルフ派の方も一度立ち止まって、今のケアや施術方法を見直してみてください。

(前田愛香)

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