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『大腸がんになりやすい人』には“共通点”があった。医師が明かす、当てはまる人は注意すべき「5つのポイント」

  • 2026.3.1
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出典元:photoAC(※画像はイメージです)

大腸がんは日本でも罹患者数が増えている身近な病気のひとつですが、「自分は関係ない」と感じている方も多いかもしれません。

実は、大腸がんになりやすい人にはいくつかの共通点があるとされています。生活習慣や身体の特徴など、誰でも無意識に影響を受けている可能性もあります。

今回は、その中でも「チェックしておきたい5つのポイント」に注目し、どんな要素が関わっているのかをわかりやすく解説していきます。自分や家族の健康管理の参考として読み進めてみてください。

知っておきたい!大腸がんリスクを高める5つのポイント

  1.  年齢
    大腸がんは50歳以降で発症率が高まるとされており、特に60代70代に多く見られます。
    加齢による細胞の変化や免疫機能の低下が、がんの発生に関係していると考えられています。
  2.  食生活
    赤身肉や加工肉、脂質の摂りすぎは、大腸がんの発症と関連することが報告されています。
    一方で、野菜・果物・食物繊維をしっかり摂ることでリスクを下げる可能性があるともいわれています。
    特に日本では食の欧米化が進んでいるため、食習慣の見直しが重要です。
  3.  運動不足
    日常的な身体活動の低下は、腸のぜん動運動を鈍らせ、腸内環境を悪化させる要因になります。
    ウォーキングやストレッチなど軽い運動でも、腸の働きを整える効果があるとされています。
  4.  肥満
    内臓脂肪型肥満は、炎症反応やホルモンバランスの変化を通じて大腸がんリスクを高める可能性があると指摘されています。
    体重管理は見た目だけでなく、がん予防の観点からも重要です。
  5.  遺伝や既往歴
    家族に大腸がんの既往がある場合や、過去に大腸ポリープを指摘された方は注意が必要です。
    遺伝的な影響や腸内環境の変化により、再発や発症のリスクが上昇することがあります。

自分の生活を振り返ってみよう

これらの要因の多くは、「少しの工夫」で改善が可能です。

  • 食生活:肉類中心から野菜・海藻・豆類を増やす
  • 運動:1日20〜30分のウォーキングを継続する
  • 体重管理:BMI25未満を目安に
  • 検査習慣:50歳を過ぎたら定期的な大腸検査を受ける

こうした小さな意識の積み重ねが、将来的なリスクを大きく減らす鍵になります。

早期発見が何より大切

大腸がんは、早期に見つけて治療すれば高い確率で治る病気です。
便潜血検査や大腸内視鏡検査によって早期発見が可能であり、年に一度の検査を習慣化することが推奨されています。

特に以下のような症状がある場合は、早めの受診を検討しましょう。

  • 便に血が混じる
  • 便が細くなった
  • 慢性的な便秘や下痢が続く
  • 原因不明の体重減少や倦怠感がある

今日からできる「がん予防の第一歩」

大腸がんは誰にでも起こりうる病気ですが、生活習慣の改善と早期検査で予防や早期発見が十分に可能です。
「年齢だから仕方ない」と思わず、今の生活を少し見直すだけで、未来の健康を守ることができます。

体のサインを見逃さず、年に一度は検査を。今日の意識が、10年後の安心につながります。


池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック 東京豊島院 院長:柏木 宏幸

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埼玉医科大学医学部卒業。東京女子医科大学消化器内科にて助教として勤務。複数の医療機関で臨床経験を重ね、2023年に現クリニックを開院。胃がん・大腸がんの早期発見と内視鏡検査の普及を目指し、企業や地域住民を対象とした健康診断や生活習慣病の治療をはじめ、一般内科および消化器疾患の診療に幅広く取り組んでいる。また、クリニックのYouTube(https://www.youtube.com/@HKa-wb4jw)を通じて医療知識や内視鏡検査の重要性を発信し、医療情報の普及活動にも尽力中。

池袋ふくろう消化器内科・内視鏡クリニック東京豊島院:https://www.ikebukuro-cl.com