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正しい順番で計算できる?「10+(8−2)×4÷6」→正しく計算できる?

  • 2025.7.22
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この計算問題を戸惑わずに解ける方はどのくらいいるでしょうか。カッコが入った計算なので、どこから計算するべきか分からなくなってしまいがちですね。

そこで、計算の基本ルールをしっかり復習して正しい解き方を思い出していきましょう。

問題

次の計算をしなさい。
10+(8−2)×4÷6

正しい計算ルールを思い出していきましょう。

解説

この問題の答えは「14」です。

計算順序についての規則の確認が必要です。

<計算順序についての規則>
・掛け算・割り算→足し算・引き算
・カッコがある場合はカッコの中から計算してカッコを外す。

この計算順序に照らし合わせて計算してみましょう。

10+(8−2)×4÷6
=10+6×4÷6
=10+24÷6
=10+4
=14

さらに、交換法則を利用することで少し計算しやすくなります。

<交換法則>
計算する数を入れ替えても結果は同じになるという法則。
a×b=b×a

掛け算に利用できる法則なので、割り算を掛け算に直してから式変形を行います。

10+(8−2)×4÷6
=10+6×4÷6
=10+6×4×1/6
=10+6×1/6×4  ←交換法則
=10+1×4
=10+4
=14

途中式は長くなってしまいましたが、1を作ることができるため、計算が簡単になりましたね。この方法は数が大きければ大きいほど有効活用できるので、覚えておきましょう。

まとめ

交換法則をうまく使うことで、数が大きくなりすぎないように調整することができます。

掛け算・割り算→足し算・引き算の順に計算を進めることを忘れないようにしましょう。

※当メディアでご紹介する数学関連記事においては、複数の解法をもつものもございます。 あくまでも一例のご紹介に留まることを、ご了承ください。



文(編集):うおうお
数学の教員免許を所持。個別指導・集団指導の学習塾で数学の講師として小学生から高校生までの指導や、小学生の宿題指導を通して算数の魅力を深堀して楽しく伝えている。現在は民間学童保育所で放課後児童支援員として勤務しながらフリーランスで受験指導もしている。


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