ヤンニョム(薬念)とは、薬味や調味料を合わせたもの。自家製コチュジャンを使うことで、甘すぎず上品な味つけのヤンニョムチキンがつくれます。チキンも揚げ焼きでヘルシーな仕上がりに。油の処理も簡単です。体がホッとする発酵食品を取り入れたレシピを、料理研究家の真藤舞衣子さんに教えてもらいました。
■“ヤンニョムチキン”のつくり方
◇材料 (2人分)
★ ヤンニョム:(よく混ぜておく)
・ コチュジャン:大さじ1と1/2(※)
・ ケチャップ:大さじ2
・ 醤油:大さじ1
・ にんにく:1片分(すりおろす)
鶏もも肉:1枚(約300g)
塩麹:大さじ1
片栗粉:適量
好みの油:適量
(1)塩麹をもみ込む
鶏肉は一口大に切り、塩麹を入れもみ込み、15分間ほど置く。片栗粉をまぶす。
(2)揚げ焼きする
フライパンに5mmほどの深さまで、多めの油を入れて熱し、①を揚げ焼きする。
(3)油を拭き取る
一度鶏肉を取り出して、キッチンペーパーでフライパンの油を拭き取る。
(4)仕上げ
フライパンを再び弱火にかけ、②の鶏肉とヤンニョムを入れてからめる。
――教える人
「真藤舞衣子 料理研究家」
会社員を経て、京都の大徳寺塔頭(たっちゅう)にて1年間生活。フランスに料理留学後、発酵研究家、料理家の活動を開始。雑誌や書籍、料理教室、講演など多方面で活躍。近著に『真藤舞衣子の まいにちおいしい! 豆腐と油揚げ』(高橋書店)がある。
この記事は『四季dancyu 2024 春』に掲載したものです。
文:柿本礼子 写真:山田薫