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5,000人以上の女性の人生を変えた!【美LIFEクリエイター長谷川朋美さん】の自分に嘘のない生き方とは

  • 2018.9.28

22歳という早いタイミングで起業、8年間で延べ6店舗のトータルビューティーサロン経営を経て、現在は「自分と向き合う学校」ビューティーライフアカデミー主宰をはじめ、8冊の書籍を出版、常に全国・世界中を旅しながら執筆・講演を行う“女性の生き方”について発信し続けている女性がいます。

株式会社ルミエール代表“美LIFEクリエイター”長谷川朋美さん、彼女自身の“生き方”とは―― ?

大事なことは自分の心の声に従って生きること

――アカデミーで教えている“セルフコーチング”とは? 考え方が「がらりと変わる」と聞きますが…?

「私もそうだったのですが、自分自身が180度変わります。まず自分の中に潜在している、価値観や心の声を知ること。それからそれを元に、“自分の心の声に嘘をつかずに生きる”ということをしていくと、毎日が楽しくなり、自分のことが好きになります。
様々な質問を自分にしていくというのがセルフコーチング。私のアカデミーでは様々な授業を通して、仕事でもプライベートでも、“他人の意見や常識にとらわれず、自由に選択できるとしたら、本当は自分は何がしたい?”というところに向き合っていくんです。そうすると自分の知らなかった自分と出会うことができます」

――確かに、一般論をベースに動いてしまう女性は多いですよね。でも、そこから脱却するのはなかなか難しかったりします。

「現代は情報が溢れすぎている。人付き合いだったりSNSだったり、その情報源を一度遮断してみるのも手段。それが本当に数日でもいいので、遮断された環境に身を置いて、深く自分と対話できたら、本当に自分に必要なもの・不要なものが分かると思います」

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――“深く自分と対話”するにはどうしたら…?

「オススメしている方法は、自分に対して“なぜ?”という質問をしてあげること。
“私はなぜこれが好きなの?”“私はなぜこの仕事を選んだんだっけ?”っていう、自分の中で当たり前になってしまっていることに改めて向き合ってあげるんです。そうすると自分の価値観にたどり着く。私ってやっぱり自由が好きなんだ、とか、そうだ自然が好きだった、とか。忘れたり蔑ろにしたりしてしまっていた“自分の声”を知る、その気づきが大事なんです」

――「自分の声を知る」ことを大事にするべき理由とは?

「頭で考えた答えではなく、心で感じた答えが心の声。その声に従って生きることは、真の豊かさや幸せにつながると思っています。人や世間のものさしでなく、自分の価値観に沿って生きることは、常に満たされた感覚と生きる自信につながるからです」

――「自分の声」を大事にするからこそ、仕事面でも、プライベートにしても、人と関わる際に気をつけていることがあるとか。

「その人の価値観を尊重する、ということ。自分が自分の価値観を大切にするように、人には人の価値観や考え方があると認めると、ストレスが溜まりません。違っていて当たり前というスタンスです。そして、パートナーやスタッフに対しては、自由にさせて縛らない。価値観の違いを尊重し認め合えるような、コミュニケーションや環境を作るようにしています」

人生のBeing(ビーイング)を知ることで自分の毎日が輝きだす

――「自分がどう在りたいか」を知ることが、ゴールまでの最短の道を知るということなんですね。

「それを私は“Being”と呼んでいるのですが…例えば“こう在りたい自分”や“自分の価値観”を深く理解していったら、自分の中で優先順位がつく。そうしたら勝手に必要ないものは手放されていく。それが、自然にできると思うんですよね。逆に価値観や優先順位が明確になっていないのに、何となく『いつまでに自分はこうならなきゃ』なんて頭で考えて決めてしまうと、自分で決めたはずのことなのにやらされている感が出てくるのです」

――人生の目標、というとやはり結婚が気になる世代。「20代のうちに結婚したい!」と思う女性は多いけれど…?

「そう思ってしまうこと自体は自然なことだから、悪いことではないと思います。ただ、それはなぜそうなの? というのを自分に問いかけてみてください。
“周りがそうだから”“30代になると遅いと言われているから”など、他人や世間と比べての答えなら、それは手放すべき。あなたを縛るものであり、ストレスが溜まります。
20代で結婚したからと言って必ずしも幸せになるなんて思いません。結婚に限らずですが、人には人のタイミングがあるから、自分にとってベストな時期にそれはやってくると信じています」

――それはどういうことですか?

「20代のうちに、と決めた理由はどこからきているの? 例えば50歳ぐらいで運命の人に出会うかもしれない。人にはそれぞれの幸せや生き方があって、タイミングだってそれぞれ違うんだよ! っていうことだけ、伝えたい。
幸せって、“夢を掴む”みたいな印象もあるかもしれないけれど、そうではなくって、今あることを“あぁ幸せだなって感じること”だと思うのです。
昔は、“100”が最高で、その最高の状態をキープするのが幸せの維持だと思っていたけど、でもいろんな経験をして、いろんな思いを乗り越えてきて、今はどんな状態でも、その状態を愛せることが幸せであり、その中で“心地いいな”と感じる瞬間があればそれがいいと思っている。
大事なのは、自分の人生で起きる“出来事”よりも、その出来事を通して“自分がどう捉えるか”。それによって環境ってがらっと変わるんですよね」

――なかでも結婚は年齢が関係するためか、とくに周りの動きに感化されてしまいがちです。

「でも、やっぱり自分で進んでみないと分からないじゃないですか。自分だけの人生なんだから。確かに、理想どおりに30歳までに結婚して、すごい幸せって思う人もいるかもしれないし、30歳までに結婚できなくて、その後の人生も全然ダメだって思う人もいるかもしれない。だけど、その出来事の捉え方はいくらでも変えていけるんですよね。もしかしたら30歳までに結婚しないことが後のチャンスとなるかもしれない」

――確かに、いま「こうしなきゃ!」と思っていることが、実は“本当の自分の声”でないものに従っている女性は多いのかも。

「結局は、周りから縛られているのではなく、周りの声を気にした自分自身の感情が自分を縛っていることって多い。もっと肩の力を抜いて、自分の声を聞いてあげてくださいね」

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自分の中に“絶対”を作らない。ジャッジをしないとストレスから解放される

――自分の好きなことや、自分がどうなりたいかということが分からないというユーザーはどうやったら自分のBeingを探せますか?

「実は私を突き動かすBeingは、最初は“こうなりたい自分”よりも、 “恐怖”からくる“絶対にこれだけはなりたくない”といった恐怖モチベーションだったんです。高校を中退して東京に出てきたときは『田舎で終わりたくない』とか、起業したときも、『毎日決められた時間に満員電車で通勤したくない』とか『人の下で働きたくない』という(笑)。
これだけは嫌だから、そうならないように頑張る!というのも、立派な行動の動機になります。
いくら大変な状況になったとしても、自分が選んだ道に素直だったら自己肯定感のある、充実した生活が送れると思うんです。自分の人生だし自分の好きなこと、納得のいくことで生きていきたいじゃないですか。だから、自分のやりたいこと、好きなことが分からないという人にも、私みたいに、これは嫌だと、嫌いなもの、これだけは避けたいというものから、自分のBeingを知るという方法もあると思います」

――では、人間関係にストレスを感じているユーザーへのアドバイスをお願いします。

「まず、自分の中に“絶対”を作らない。自分の考えも、人の考えに対しても、ジャッジをしないんです。『それでいいんじゃなーい?』みたいなスタンスでいくと、なんか楽になるんですよね。ストレスがなくなる。まず嫌いな人がいなくなる。人間だからもちろん一時的にイラっとすることはあるんですけど、そこで『この人が悪い』とジャッジしない。『あ、今この人に対してイラっとしたな。以上』で終わらせる(笑)。それ以上どうも思わない。そうすると自分にとって楽だし、楽な状態でいられると無駄なことにエネルギーを消耗しないで済むんです」

――最後に、長谷川さんの座右の銘を教えてください。

「もう何年も変わらずにあるのは、『世界に変化を望むなら自らがその変化となれ』という言葉。ガンジーの言葉なのですが。何か大きなことを変えたいと思ったときに必要なのは、何か大きなことをすることじゃなく、まず自分の意識を変えるということ。自分の習慣を変えていくとか、やっぱり自分自身が何かアクションをしなければ変わらないよ、ということ。
最初は自分自身のほんの少しの変化かもしれないけれど、もしかしたらそれが周りを巻き込む大きな変化となるかもしれません」

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Movie Director:Yohei Takahashi (f-me)
Edit:Natsuko Hashimoto(TRILL編集部)

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