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孤独死も悪くない?【和田秀樹さん】大往生を叶える生き方の秘密がすごい!

  • 2026.2.23

孤独死も悪くない?【和田秀樹さん】大往生を叶える生き方の秘密がすごい!

女性の「80歳の壁」は分厚いといいます。夫の世話・介護などからくるストレス、家族を亡くした寂しさ、さらに自身の健康問題……。その壁を乗り超え、その先の高齢期を楽しみ尽くすために、今から何ができる? 和田秀樹さんの話題の書籍『女80歳の壁』(幻冬舎刊)から、一部抜粋してお届けします。第3回は、「孤独死はこわくない」理由。

大らかに 女性に多い 大往生

人には百人百様の生き方があります。それぞれの人が、それぞれの人生を精一杯、生きている。なのに、死は等しく訪れます。

大病で亡くなる人もいれば、事故で亡くなる人も、老衰で枯れるように死んでいく人もいます。死に方には、立派もみじめもありません。どんなふうに死んでも、それは同じ“死”なのです。

違いがあるとするなら、やはり死に方ではなく“生き方”のほうです。

「ああ、いい人生だった」と満足して死んでいくのか?
「こんなはずじゃなかった」と後悔しながら死んでいくのか?

みなさんは、どちらがいいですか?

大往生は「大いに生きて往く」と書きます。それはどんな生き方なのか?

「やりたいことをして生きること」だと、私は思っています。
あるいは「やりたいことだけして生きる」人生です。

偉い人や大金持ちだけが、大往生なのではありません。むしろ、名もなき一般人のほうが、したいことをして、大往生できるのかもしれません。

その意味では、女性のほうが大往生に近いと言えそうです。
男性に比べ、元気で長生きの人が多いからです。
現代はまさに「女性大往生の時代」なのです。

孤独死は 自由に生きた 証なり

独り暮らしの人の死が増えているそうです。男女の割合はわかりませんが、9割くらいは女性ではないでしょうか。理由はふたつです。

ひとつは、男性のほうが平均寿命は短いからです。例えば、夫婦で暮らしている場合、夫が先に亡くなり、妻が独居になる確率が高いわけです。

もうひとつは、男性が独居になると、子供が引き取るケースが多いからです。男性は家事の苦手な人が多いため、見かねた子供が「お父さん一緒に住もうか」となりがちなのです。

女性は、身の回りのことを自分でできる人が多いですからね。子供たちと同居して居心地の悪い思いをするより「ひとりで気ままに生きたいわ」と思うわけです。ご主人が亡くなり「やっとひとりになれた」と解放感を味わう人もいるかもしれません。

このように「気ままに生きる」のも、大往生のひとつのカタチです。

世間的には「独居死なんて寂しすぎる」と言われますが、私はそうは思いません。どんな死に方をするにせよ、人間は最期にはひとりで逝(い)くものです。家族に看取られても、病院でチューブにつながれても、死の瞬間はひとりなのです。

その瞬間に「ああ、いい人生だった」と思えるなら、幸せですよね。

誰かに気をつかったり、我慢したりして生きるのではなく、いまを充実させ、自分らしく生きる。そうやって満足して生きていれば、死ぬ瞬間のことは、たいして重要ではない。

いわゆる“大往生”を遂げた人を、私も多数診てきましたが、自然に死を受け入れ、穏やかに最期を迎えるように思います。もちろん、孤独死の瞬間を見届けたことはありません。でも、十分に自分らしく生きた人は、満足して死んでいけるのではないかと思うのです。

※この記事は『女80歳の壁』和田秀樹著(幻冬舎刊)の内容をウェブ記事用に再編集したものです。

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