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「ご祝儀が重なってさ。5万円貸してくれない?」兄を信じて送金した私。給料日を過ぎても返事がなく、父に相談した結果

  • 2026.10.31

兄から突然頼まれた5万円

ある夜、自分の部屋でくつろいでいると、めったに連絡をしてこない兄から電話がかかってきました。

何かあったのかと思って出ると、兄は少し言いにくそうに切り出しました。

「ご祝儀が重なってさ。5万円貸してくれない?」

友人の結婚式が続き、今月の生活費が足りなくなってしまったというのです。

「5万円?急に言われても困るよ」

「給料日のあとに返すから。今回だけ頼むよ」

「本当に大丈夫なの?」

「大丈夫だって。ちゃんと返すから」

5万円は私にとっても小さな金額ではありません。

それでも、兄がそこまで困っているならと思い、翌日、指定された口座に振り込みました。

兄からは「助かった。給料日のあとに必ず返す」とメッセージが届きました。

ところが、約束の給料日を過ぎても入金はありません。

「この前のお金、いつ返してもらえそう?」

そうメッセージを送っても、既読がつくだけで返事はありませんでした。

数日待ってもう一度連絡しましたが、やはり返事はありません。

返せない事情があるなら、そう言ってくれればいいのに。

お金が戻ってこないことも困りましたが、兄が何も説明してくれないことに、だんだん腹が立ってきました。

このまま待っていても仕方がないと思い、私は両親に相談することにしました。

返済の約束を確認した父の一言

事情を聞いた父は、翌週、兄を実家に呼びました。

夜、居間の座卓を囲んで、父と兄が向かい合って座り、母と私も同席しました。

兄は少し不機嫌そうでした。

「何だよ、急に呼び出して」

父は落ち着いた声で尋ねました。

「妹から5万円借りたんだってな。もう返したのか?」

「いや、まだだけど。今ちょっと厳しくてさ」

「そうか。それなら、どうして連絡しなかったんだ?」

「いや、あとで返そうと思ってたし……」

兄は私のほうを見て、少し声を強めました。

「そんなことで親にまで言わなくてもいいだろ」

「だって、何回連絡しても返事がなかったじゃん」

私は携帯電話を取り出し、兄から届いた返済の約束と、その後のメッセージを父に見せました。

画面を確認した父は、兄に向き直りました。

「給料日のあとに返すって約束してるな」

「うん。返すつもりはあるよ。ただ、今すぐ全部はちょっと……」

すると父は、少し厳しい口調で言いました。

「返せないなら、そう言えばいいだろ。何も返事をしないのはよくないぞ」

兄は黙ってうつむきました。

「一度に返せないなら、毎月少しずつでも返しなさい。いくらずつ返すか、ちゃんと決めておくんだ」

兄は母のほうをちらりと見ましたが、母も静かに首を横に振りました。

しばらく黙っていた兄は、小さな声で答えました。

「……分かったよ」

その場で毎月の返済額について話し合い、翌月から返してもらうことになりました。

そして翌月、約束どおり兄から最初の振り込みがありました。

父も毎月、兄に返済状況を確認してくれています。

最初の振り込みがあったことを父に伝えると、父はこう言いました。

「よかったな。でも、まだ全部じゃないからな。最後までちゃんと返してもらおう」

まだ全額戻ったわけではありませんが、返済が始まったことで、ようやく少し安心できました。

家族だからこそ、お金の貸し借りを曖昧にしてはいけない。今回のことで、貸すときは金額や返済方法を書面に残しておこうと心に決めました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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