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「祝儀はまけてくれ、気持ちの問題だからな」招待状に書いてきた伯父。だが、隣に座っていた伯母が指摘した過去の行動

  • 2026.11.6

届いた返信はがきに書かれていた言葉

夫との結婚が決まり、親戚への挨拶を済ませたあと、披露宴の招待状を送りました。

しばらくすると、返信はがきが次々に届き始めました。

ある休日の昼、夫とダイニングのテーブルに並んで座り、一枚ずつ確認していたときのことです。

余白にお祝いの言葉を書き添えてくれた親戚も多く、二人でうれしく読んでいました。

「おばさん、こんなに書いてくれてるよ」

「本当だ。ありがたいね」

ところが、母の兄にあたる伯父からのはがきを見た瞬間、思わず手が止まりました。

出席に丸がついた横に、太い字でこう書かれていたのです。

「祝儀はまけてくれ、気持ちの問題だからな」

「……これ、どういう意味?」

夫が困惑した顔で私を見ました。

「ご祝儀を少なくするってことかな」

「それは別にいいけど、わざわざ書かなくても……」

私も同じ気持ちでした。

伯父は昔から、自分に都合のいい場面で「気持ちが大事」という言葉を使う人でした。

もちろん、ご祝儀の金額をこちらから指定するつもりなどありません。

ただ、お祝いの返信はがきにこんなことを書く必要があるのかと、少し引っかかりました。

結局、夫と顔を見合わせるだけで、その話は終わりました。

披露宴で伯母が言い返した一言

そして迎えた結婚式当日。

披露宴で乾杯が終わると、親族席もにぎやかになってきました。

高砂から目を向けると、伯父はお酒を飲みながら、周りの親戚と話していました。

「いやあ、今の結婚式は立派だな。料理も衣装も、金がかかるだろう」

親戚たちは笑いながら相づちを打っていましたが、伯父の声はお酒が進むにつれて大きくなっていきました。

次の余興の準備で会場が少し静かになったとき、伯父の声が高砂まで聞こえてきました。

「最近の若い人は、ご祝儀の金額を気にするけどな。大事なのは気持ちだろ、気持ち」

私は思わず夫と顔を見合わせました。

あの返信はがきを思い出したのです。

すると、隣に座っていた伯母が、あきれた様子で口を開きました。

「ちょっと、あなた。娘の結婚式のとき、ずいぶんご祝儀の額を気にしてたじゃない」

伯父に向けたその声は、静かになった会場で私のところまで届きました。

「誰がいくら包んだか、帳面に書いて何度も見てたでしょ」

伯父は一瞬、言葉に詰まったようでした。

「いや、それは……」

「自分だって気にしてたんだから、そんなこと言わないの」

近くの親戚から小さな笑い声が漏れました。

伯父はそれ以上何も言わず、グラスをテーブルに置きました。

私は少し驚きましたが、伯母の言葉を聞いて、胸のつかえが少し取れた気がしました。

式が終わって数日後、伯母から電話がありました。

「この前は、うちの人が変なこと言ってごめんね」

「いえ、伯母さんが言ってくれて、ちょっとほっとしました」

そう答えると、伯母は小さく笑いました。

伯父から直接謝罪があったわけではありません。

それでも、あの日、伯母がさりげなく言い返してくれたことは、今でもありがたく思っています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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