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「お宅が間違えたんでしょ」知らないゴミ袋を何度も門の前に置かれた僕。だが、班長がその場で指摘したこと

  • 2026.10.31

祖母に代わって始めたゴミ出し

僕の家では、以前は祖母がゴミ出しを担当していました。

ただ、分別や収集日を間違えることがあり、近所の人から注意されたこともありました。

祖母が高齢になり、ゴミ出しが難しくなってからは僕が担当しています。

同じ間違いをしないように、分別も曜日も必ず確認していました。

ある朝、家の門を出ようとすると、近所の女性がゴミ袋を持って歩いてきました。

袋の中には、燃えるゴミと缶やびんが一緒に入っているのが見えます。

女性は僕の前で立ち止まると、袋を門の前に置きました。

「これ、ゴミ置き場に残ってたのよ。お宅が間違えたんでしょ」

「えっ?いや、うちのゴミじゃないですよ」

「でも、前もお宅だったじゃない」

「それは祖母が出していた頃の話です。今は僕が確認して出してますから」

「そう言われてもね。ちゃんと分別して出し直してちょうだい」

女性はそれ以上話を聞かず、帰ってしまいました。

袋の中身には見覚えがなく、普段わが家で使っている袋とも違います。

それなのに、その後も分別を間違えたゴミ袋が、何度も門の前に置かれるようになりました。

そのまま放置するわけにもいかず、僕は仕方なく家に運び入れ、中身を分別して出し直していました。

でも、いつまでこんなことを続けなければいけないのか。だんだん腹が立ってきました。

ゴミ当番の班長に相談すると

ある朝、ゴミ置き場へ行くと、ゴミ当番の班長が網を整えていました。

足元には、また分別を間違えた袋があります。

僕は思い切って、これまでの事情を話しました。

「実は、こういうゴミを何度もうちの前に置かれていて…。うちのじゃないって言ってるんですけど」

「えっ、そんなことがあったんですか」

班長は驚いた様子で袋を見ました。

「ちょっと中を確認してみましょうか」

班長が袋を開けると、紙くずの間から宛名入りのチラシが出てきました。

ちょうどそのとき、例の女性がゴミ置き場にやってきました。

女性は僕と袋を見るなり、口を開きました。

「あら、またあったの?それもお宅のでしょ」

すると班長が女性に声をかけました。

「ちょっと待ってください。これ、こちらのお宅のものだって確認したんですか?」

「確認って……。前にも間違えてたから、そうだと思って」

「でも、このチラシの宛名も違うようですし、これだけじゃ誰のゴミか分かりませんよね」

女性は少し困ったような顔をしました。

「それはそうだけど……」

班長は落ち着いた口調で続けました。

「分別が間違っているのは困りますけど、だからって、誰のものか分からないゴミを人の家の前に置くのはやめてください」

女性は何か言いかけましたが、結局何も言いませんでした。

近くではほかの人もゴミを出していました。僕もそれ以上は何も言わず、その場を離れました。

それ以来、わが家の門の前にゴミ袋が置かれることはなくなりました。

女性とは今でもゴミ置き場で顔を合わせますが、以前のように声をかけられることはありません。目が合いそうになると、すぐにそらされます。

祖母が以前、間違えていたのは事実です。でも、だからといって今も僕の家が間違えているとは限りません。

ようやく勝手にゴミを押しつけられることがなくなり、ほっとしています。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代男性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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