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「オレ今日所持金3,000円なの」ダブルデートの支払いを私に任せる彼。だが、テーマパークの売店で見栄がバレた

  • 2026.10.31
「オレ今日所持金3,000円なの」ダブルデートの支払いを私に任せる彼。だが、テーマパークの売店で見栄がバレた

行きの電車で聞かされた金額

学生時代、私は年下の彼と付き合っていました。

彼はいつもお金がなく、アルバイトをしていた私がデート代を負担することがほとんどでした。

ある日、友人カップルと4人でテーマパークへ行くことになりました。

入場券も私が用意しましたが、彼からは「友達には内緒にしておいて」と頼まれていました。

当日の朝、電車に乗ってすぐのことです。つり革につかまっていた彼が、何でもないことのように言いました。

「オレ今日所持金3,000円なの」

「えっ、それだけ?今日テーマパークだよ?」

「うん。足りない分はお願いしていい?」

「……また私が出すの?」

「ごめん、頼むよ」

私はため息をつきました。彼がお金に余裕がないことは知っていましたが、友人たちの前では自分が支払っているように見せたいらしいのです。

テーマパークに着くと、彼は私のかばんから入場券を取り出し、友人たちに配りました。

「入場券はオレが取っといたから」

友人たちにお礼を言われ、彼はうれしそうに笑っていました。

私は言いたいことを飲み込み、そのまま入場ゲートを通りました。

売店で友人に気づかれたこと

お昼になり、私たちは売店でおそろいのかぶりものを買うことになりました。

みんなで商品を選んでいると、彼が私の袖を引き、棚の脇へ連れていきました。

「ねえ、お金ちょうだい。払ってくるから」

「自分の3,000円は?」

「あとで使うかもしれないし。お願い」

私はあきれながらも財布からお札を取り出し、彼に渡しました。

彼はレジへ向かうと、友人たちに声をかけました。

「ここはオレが出すよ」

「えっ、いいの? ありがとう」

友人の女性がお礼を言うと、彼は得意そうに支払いを済ませました。

さらに売店を出たところで、おつりのお札を持ち上げて言いました。

「飲み物もオレが買ってくるよ。何がいい?」

すると、友人の男性が少し戸惑ったように口を開きました。

「いや、飲み物は自分で買うよ。ていうか、さっき彼女からお金もらってなかった?」

「えっ……いや、あれは……」

「入場券も彼女のかばんから出してたよね?」

どうやら、棚の脇でのお金の受け渡しも見えていたようです。

彼は何か言い返そうとしましたが、うまく言葉が出てきません。

友人の女性も、私と彼の顔を交互に見たあと、何も言わずにいました。

彼はおつりを握ったまま、気まずそうにうつむいていました。

帰りの電車で決めたこと

その後、彼はすっかり口数が少なくなりました。

乗り物の列に並んでいるときも、友人たちとほとんど目を合わせません。

私はそんな彼を見ながら、何とも言えない気持ちになっていました。

お金がないこと自体を責めたいわけではありません。私が払うことに納得しているなら、それでもよかったのです。

ただ、私にお金を出させていることを隠し、友人たちには気前のいいところを見せようとする。

その態度に、ずっと引っかかっていたのだと思います。

帰りの電車で、窓に映る彼の横顔を見ながら、私は別れることを決めました。

翌日、彼に別れを告げました。

そしてその週末、自分のアルバイト代で、ずっと欲しかったコートを買いました。

新しいコートに袖を通して鏡の前に立つと、自然と笑みがこぼれました。

これからは、自分が納得できることにお金を使おう。そう思えた出来事でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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