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「女として見られてよかったじゃん」歪んだ常識に異論!「被害者は悪くない」トラウマと向き合う性被害の現実

  • 2026.10.17
痴漢されたことを母に伝えたのに… 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ
痴漢されたことを母に伝えたのに… 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ

小学校低学年で見知らぬ男性からお尻を触られたり、小学校高学年のときに義理の父親が布団に入ってきた…性被害のトラウマを抱えた漫画家・魚田コットン(@33kossan33)さんの「スカートの呪いが解けるまで」を紹介したい。結婚・出産を経て、一見性被害の呪縛から解放されたように見えるが、未だ性的な視線には敏感で「自分の子どもにはスカートを履かせたくない」と本書では綴られている。

※本作にはセンシティブな表現があります。閲覧には十分ご注意ください。

痴漢被害を母に訴えても信じてもらえなかった

スカートの呪いが解けるまで_01 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ
スカートの呪いが解けるまで_01 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ
スカートの呪いが解けるまで_02 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ
スカートの呪いが解けるまで_02 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ
スカートの呪いが解けるまで_03 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ
スカートの呪いが解けるまで_03 画像提供:(C)魚田コットン/オーバーラップ

幼少期の性被害や家庭内での理不尽な環境を生き抜き、漫画家として活躍する魚田コットンさん。自身の体験をもとに描かれた「スカートの呪いが解けるまで」は、過去の傷や今なお残るトラウマと向き合う姿勢を描き、SNS上で大きな反響を呼んでいる作品だ。

魚田コットンさんはブログでエッセイ漫画を公開しながら、いつか自分のつらい体験を漫画にしたいと考えていたそうだ。「こんな重くてつらいだけの話を描いて、誰も楽しい気持ちにならないのに…」という迷いがありながらも抑えきれなくなった思いをぶつけて描いていたと振り返る。転機となったのは、同じ経験を持つ読者から届いたコメントやDMだ。壮絶な経験をしていた魚田コットンさんは「結婚し子供を育てているというのが、その方たちにとって希望になっている部分もありとても感謝されて逆に私の希望になった」といい本作を描くきっかけになったと教えてくれた。

「すぐに赤裸々すぎるほど赤裸々に描いてしまうのでそこはかなり抑えたと思います」と語り、本作では「できるだけたくさんの人に気軽に手に取っていただけるようにしたい」という思いからこれまでよりマイルドな表現を心がけたという魚田コットンさん。一方で当時の心情を掘り起こして言語化する作業には苦労したと明かしてくれた。

また、作品では性被害だけでなく日常のなかで感じる性的な視線への嫌悪感も取り上げている。「異性から不意に性的に見られるのはかなりのストレス」だと魚田コットンさんは語り、本人が嫌だと感じた気持ちを軽く扱わないでほしいという思いを込めた。その切実な願いが、性別を問わず1人でも多くの読者に届いてほしい。

取材協力:魚田コットン(@33kossan33)

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