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「本人が謝ったでしょ。それで十分じゃない」ボールで曲がったフェンスの修理を拒む隣人。だが、自治会長が指摘した問題

  • 2026.11.6
「本人が謝ったでしょ。それで十分じゃない」ボールで曲がったフェンスの修理を拒む隣人。だが、自治会長が指摘した問題

ボールが当たって曲がったフェンス

隣の家には、野球をしている小学生の男の子がいます。休みの日には、家の前で素振りやボールの練習をしていました。

ある日の昼、庭の方から「ガンッ」という大きな音が聞こえました。

驚いて外に出ると、うちのフェンスが内側へ曲がっています。どうやら練習中のボールが当たったようでした。

すると、隣の男の子が慌てて走ってきました。帽子を取って、申し訳なさそうに頭を下げます。

「ごめんなさい。ボールが当たっちゃいました」

「けががなくてよかった。お父さんには私から話しておくね」

男の子はきちんと謝ってくれましたし、わざとやったわけではないことも分かっています。

ただ、フェンスははっきりと曲がっていました。このままにしておくわけにもいきません。

その日の夕方、庭先に出てきた隣の父親に声をかけ、曲がったフェンスを見てもらいました。

「今日、ボールが当たってしまったみたいで…。修理のことを相談したいんですが」

ところが、父親はフェンスをちらりと見ただけで、面倒そうに手を振りました。

「子どもがやったことなんだから、いちいち言わないでよ」

思いがけない返事に、私は言葉を失いました。

「でも、このままだと危ないので、修理のことを…」

「本人が謝ったでしょ。それで十分じゃない」

父親はそう言い残して、家の中へ戻ってしまいました。

子どもが謝ってくれたことと、壊れたフェンスを直すことは別の話です。

私だって、最初から責めるつもりはありませんでした。

ただ、修理についてきちんと話をしたかっただけなのです。

自治会長が見せた一枚の写真

それからも、フェンスは曲がったままでした。

庭に出るたびに目に入り、何とも言えない気持ちになります。

父親の態度を思い出すと、もう一度直接話すのも気が重くなってしまいました。

そこで私は、曲がったフェンスを携帯電話で撮影し、自治会長に相談することにしました。

ボールが当たったこと、男の子は謝ってくれたこと、父親に修理を相談しても取り合ってもらえなかったことを伝えました。

別の日の昼、自治会長が隣の家を訪ねてくれました。

私も会長の少し後ろに立っていました。

玄関に出てきた父親は、私の姿を見るなり、うんざりした表情を浮かべました。

「フェンスだって、子どものしたことだし。本人も謝ったんですよ」

会長は落ち着いた様子で、携帯電話を取り出しました。

画面には、私が撮影した曲がったフェンスの写真が映っています。

「でも、実際にフェンスは曲がっていますよね」

父親は写真を見つめたまま、黙っていました。

会長は続けました。

「お子さんがちゃんと謝ったのはいいことです。ただ、それと修理の話は別ですよ」

そして、父親の顔を見て、はっきりと言いました。

「壊れたものをどう直すか、そこは親御さんとしてきちんと話してあげてください」

父親は何か言いかけましたが、言葉が続きませんでした。

しばらく写真を見たあと、気まずそうに視線を足元へ落としました。

それまで何を言っても取り合ってもらえなかっただけに、私は会長が間に入ってくれたことにほっとしました。

そして次の週、父親がフェンスの修理代を持ってきたのです。

相変わらず私とは目を合わせませんでしたが、ようやく修理の問題に区切りがつきました。

子どもの失敗は仕方のないことだと思います。だからこそ、その後の大人の対応が大切なのではないでしょうか。

曲がったフェンスを見るたびに感じていた憂うつな気持ちも、ようやく軽くなりました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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