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ご飯がべちゃっとしない!「オムライス」をきれいに包むコツ

  • 2026.10.16

料理に関するちょっとしたお悩みに、人気料理研究家・井上かなえ(かな姐)さんが答える公式連載。今回は、ケチャップライスがべちゃつく、薄焼き卵できれいに包めないというオムライスのお悩みを解決します。基本の作り方を写真付きで丁寧にご紹介します。

こんにちは!かな姐です。

料理って見た目がかなり大事ですよね。

味付けももちろん大事なんですが、器や盛り付けも含めて料理なんだろうなーってよく思っています(わたしが器をしょっちゅう買ってしまうのはそのせいです笑)。

さて、今回のお悩みはこちらです。

・オムライスを卵でうまく包めず、中のケチャップライスもべちゃっとしてしまいます

オムライスについてです。

子どもたちが休みの日のお昼ごはんに、わが家でもよく作っていたオムライス。身近な材料でできるのに、そのかわいらしい見た目に家族のテンションも上がりますし、上手にできるとうれしいですよね。

・ケチャップライスをべちゃっとさせずに作るには?

・薄焼き卵できれいに包むには?

この2つのお悩みを解決できるよう、作るうえで大事なポイントを順を追って解説します。

ケチャップライスをべちゃっとさせないコツ

まずは材料から。

1人分の材料で、このくらいです。

  • みじん切りの玉ねぎ50gくらい
  • 細かく切った鶏むね肉(鶏もも肉、またはウインナーやベーコンなどでも可)50g
  • ご飯180g
  • 卵1個(卵は1人分につき1個使用します)

中身のケチャップライスの量を欲張りすぎると、あとで包みづらくなってしまうので、このくらいがちょうどよいです。

ポイント1:ご飯はかために炊く

ここで大事なのは、じつはご飯の炊き加減で、今回のような炒めご飯には、水分をやや少なめにして、かために炊いたご飯がおすすめです

やわらかめに炊いたご飯を使ってしまうと、炒めて水分を飛ばしたつもりでも、やはり仕上がりはべちゃついてしまいます。

かために炊いたご飯でも、炊きたてだとまだ水分が多いので、できれば作る前に器に移して蒸気を逃がし、表面を乾かしておくなどするとよいかもしれません。

昨夜炊いたご飯の残り、というのが一番扱いやすいです。

あともう一つ。

パックご飯を使われる方もいらっしゃるかもしれませんが、このパックご飯というのはわりともちもち食感に仕上がっているものが多い気がします(商品によるのかもしれませんが)。以前これでチャーハンを作ったときに、フライパンの中でご飯が一粒ずつうまくほぐれず、団子状態になってパラッと仕上がりませんでした。

なので、なるべくならパックご飯は使わずに、どうしてもお使いになる場合は、一度ざるに入れて表面のぬめりを水で洗い流してから、水気を十分にふき取ってから使うとよいかもしれません。

では作っていきます。

フライパンに少量の油をひき、玉ねぎを中火で炒めます。

玉ねぎの甘さと香りをご飯に加えるために入れたいので、ほんのり透き通って、ところどころ茶色く色づく程度に炒めます。

続いて鶏肉を入れます。木べらでほぐしながら、色が変わってくるまで炒めたら、

塩、こしょうをふってよく混ぜます。

ポイント2:ケチャップはご飯を入れる前に加熱する

具を向こうに寄せてフライパンに隙間をあけ、ここにケチャップとバターを入れて、ケチャップ自体に火を入れます。

こうすることでケチャップの酸味がやわらぎ、さらに余分な水分を飛ばすことで、このあとご飯がべちゃつきにくくなります。

バターは最初から入れてしまうと、具材に火が通る前に焦げ付きやすくなり、同時に香りやミルキーさが薄れてしまうので、ここで味付けと同じタイミングで入れます。

全体になじませたら、ここにご飯を入れます。

木べらでご飯と具をなじませるように、調味料の水分をご飯に移すようなイメージで混ぜます

決して練らず、フライパンにご飯を押し付けるようにしながら混ぜていくと、色がまんべんなく行き渡って、いい感じのケチャップライスになりました。

これを先ほどご飯を入れていた小さなボウルに戻します。

フライパンに残ったケチャップをきれいにふき取ります。

薄焼き卵できれいに包むコツ

ケチャップライスとは別のボウルに卵を割り入れ、よく溶きほぐします。フライパンに少量の油を入れてなじませ、中火で温めます。

卵を中央から流し入れ、丸い形になるように広げます。フライパンを傾けたりしながら、きれいな円形になるようにします。

卵1個分なので、フライパンが十分に温まっていれば、わりとすぐに火が通ります。

卵の周囲が固まってきたら、ここで火を止めます。中央のあたりはまだ半熟ですが、表面だけで裏側はすでに火が通っているので大丈夫です。

ポイント1:ご飯をのせる位置をイメージする

ケチャップライスをのせます。

このとき頭の中で、薄焼き卵のどことどこをケチャップライスの下にするかをイメージしておきます。

わたしは、左上の少し余白がある部分と、その向かい側の部分がケチャップライスの下になるようにイメージして、ご飯をのせています。

ポイント2:フライパンの縁を使って形を整える

ここまでできたら、フライパンを利き手ではない方(わたしは左手)で持ち上げて傾け、利き手(わたしは右手)にフライ返しを持ちます。

先ほどの余白の部分を起こしてケチャップライスに沿わせ、それとともに薄焼き卵ごと手前にすべらせて、フライパンの縁を使って手前側の卵をケチャップライスに沿わせるようにします。

このときに、もうオムライスの形がひっくり返った状態になるように、大体の形は整えておく感じ。フライパンはずっと傾けたまま作業すると、やりやすいと思います。

火はもう止めているので、慌てる必要はありません。ゆっくりこの形にしていけばOK。

形が整ったら、利き手ではない方の手でフライパンを持って傾けたまま、オムライスを半回転させながらお皿に移します。

くるりんぱ。

写真を撮りながらやっていたので若干卵の形がいびつになってしまいましたが、キッチンペーパーをかぶせて、きれいな形になるよう手でもう一度整えます。

はい、できあがりです。

オムライスを上手に作るポイントをおさらい

ケチャップライスをべちゃっとさせずに作るには?

  • かために炊いたご飯を使う(炊きたてなら器に広げ、表面の水分を飛ばす)
  • ご飯に直接ケチャップをかけず、まずはケチャップの水分を飛ばす

薄焼き卵できれいに包むには?

  • ご飯は最初から欲張りすぎない量にする
  • できあがり図を想像しながらご飯をのせる
  • フライパンの縁を使って成形する
  • 最後はお皿の上で形を整えてもOK

という感じです。1回目より2回目、2回目より3回目と上手になってくると思うので、ぜひ根気よく練習してみてください。

「基本の薄焼き卵のオムライス」レシピ

分量

1人分

材料

  • 玉ねぎ…50g
  • 鶏むね肉…50g
  • ご飯…180g
  • 塩、こしょう…少々
  • ケチャップ…大さじ2
  • バター…5g
  • こめ油…少々
  • 卵…1個
  • 盛り付け用ケチャップ、パセリ…適量

作り方

1. 玉ねぎはみじん切り、鶏肉は1cm角くらいに切る。

2. フライパンに油をひいて中火にかけ、玉ねぎを炒める。透き通ってくるくらいまで炒めたら鶏肉を加えて、肉の色が変わってくるまで炒める。塩、こしょうを加えて混ぜ、端に寄せて、空いたところにケチャップとバターを入れて加熱する。水分が飛んだら全体を混ぜる。

3. ご飯を加え、色が均一になるまで炒めながら混ぜる。これをボウルに移し、空いたフライパンはキッチンペーパーでふく。

4. 空いたフライパンに油を追加し、中火で温める。卵を溶きほぐし、中央からきれいな円形になるよう流し入れて広げる(広げすぎると円形にならない可能性があります)。周囲が固まったら火を止め、3のケチャップライスをのせる。フライパンの縁を使いながら、オムライスの形になるよう薄焼き卵で包む。

5. オムライスを半回転させながらお皿にのせ、必要であればキッチンペーパーをかぶせて形を整える。ケチャップを絞り、お好みでパセリをのせる。

慣れればほんっと簡単!

ぜひやってみてくださいね。

ではまた次回をお楽しみに。

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