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「この家は長男にあげるからね」義母に突然告げられた私。親族が集まったお正月、長男の義兄が返した一言

  • 2026.11.5

義母から突然告げられた家の話

次男の夫と結婚して、26年になります。

夫の兄は50歳で結婚するまで実家で暮らし、身の回りのことは義母にしてもらっていました。

私は結婚してから義両親との付き合いを大切にしてきました。

子どもが生まれてからは月に一度は孫の顔を見せに義実家へ通い、お祝いごとも欠かさないようにしていました。

義両親との関係は良好だと思っていたのですが、ある日の出来事で、その気持ちが少し変わってしまいました。

その日の昼、義実家の居間で義母とお茶を飲んでいたときのことです。

夫は車へ荷物を取りに行っていて、居間には私と義母だけでした。

すると義母が、突然こんなことを言い出したのです。

「この家は長男にあげるからね。長男ってそういうものなのよ」

あまりに唐突な話に、私は驚きました。

「えっ、急にどうしたんですか?」

「前からそう思ってたのよ。家は長男が継ぐものだって」

私は何と返せばいいか分からず、黙っていました。

すると義母は、さらに言葉を続けました。

「あなたたちが通ってくるのは、当たり前でしょう。家族なんだから」

その一言が、思いのほか胸に刺さりました。

別に、遺産がほしいわけではありません。

ただ、孫を連れて何年も通ってきたことを、そんなふうに言われるとは思っていませんでした。

もちろん、見返りを期待して通っていたわけではありません。それでも、これまでの付き合いを軽く扱われたようで、悲しくなったのです。

お正月、義兄が口を開いた

その後のお正月、義実家には親族が集まっていました。

座卓を挟んで夫と私の向かいには義兄夫婦が座り、叔母たちも交えて話をしていました。

そんな中、義母がまた家の話を始めたのです。

「そうそう、この家は長男に継いでもらおうと思ってるの。みんなにも話しておこうと思ってね」

叔母たちは少し気まずそうに顔を見合わせました。

夫も何も言わず、私は以前のやり取りを思い出していました。

すると、義兄が箸を置いて口を開きました。

「母さん、ちょっと待って。俺たちはこの家に住むつもりはないよ」

義母は驚いた顔をしました。

「えっ、どうして?長男なんだから」

「いや、長男なのはそうだけどさ。俺にも今の生活があるし、勝手に決められても困るよ」

義母は少し困ったような表情になりました。

義兄は続けました。

「それに、弟たちだってずっと顔を出してくれてるだろ。俺だけで決める話じゃないよ」

「でも、昔から長男が継ぐものだと思ってたから…」

「母さんがそう考えてるのは分かったよ。でも、家のことは、みんなでちゃんと話そう」

義兄の隣では、義兄の妻もうなずいていました。

義母はしばらく黙ったあと、「そうね…」と小さく答えました。

私も夫も、その場では何も言いませんでした。

けれど、義兄が私たちのことにも触れてくれたのが、何よりうれしかったのです。

義兄が実家で暮らしていた頃から、私たちは何度も顔を見せに行っていました。そのことをちゃんと覚えていてくれたのだと思いました。

それ以来、義母が「家は長男に」と言うことはなくなり、家のことはきょうだいで話し合うことになりました。

帰りの車の中で、夫がぽつりと言いました。

「兄貴、ちゃんと見ててくれたんだな」

「うん。ちょっとうれしかったね」

私はそう答えました。

家のことで何かを期待していたわけではありません。ただ、今までの付き合いを分かってくれている人がいた。

それだけで、少し気持ちが軽くなったお正月でした。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた40代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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