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「その男、元カノのサブスクにただ乗りしてるよ。元カノより」テレビの選択画面に残した置き手紙

  • 2026.10.17
ハウコレ

置き手紙代わりに書き換えたプロフィール名。元カレから届いたのは、1枚の画像と短い文句でした。そのやりとりは、思っていなかった方向へ転がっていきます。

テレビで動画配信サービスを開くと、プロフィールの選択画面に見慣れないアイコンが増えていました。うさぎの絵に、うさちゃんという名前。このアカウントの料金を払っているのは私で、ほかに使っているのは半年前に別れた元カレだけのはずでした。

別れてからも止まらなかった元カレの視聴

付き合っていた頃、私が契約しているサブスクを2人で使っていました。彼のスマホとテレビにログインしたまま別れたので、彼のプロフィールもそのまま残っていました。

別れてしばらくして、何気なく彼のプロフィールを開いてみたことがあります。視聴中の一覧には、私の知らないアニメや映画がずらり。ちゃっかりしてるなと思いつつ、別れた相手にわざわざ「見るのやめて」と送るのも面倒でした。パスワードを変えれば済む話なのに、それすら後回しにしたまま、気づけば半年がたっていました。

うさちゃんのために払っているわけじゃない

増えたプロフィールは、彼のアイコンのすぐ隣に並んでいました。彼が1人で使い分けるために作ったとは思えません。

新しい彼女ができて、私のアカウントで一緒に映画でも見ているのだろうか。そう想像した途端、毎月私だけが料金を払っているのがバカバカしく思えてきました。

とはいえ、連絡するのはやっぱり面倒です。そこで思いついたのが、自分のプロフィール名を置き手紙代わりにすることでした。選択画面を開けば、誰の目にも入る場所です。

編集画面で名前を消し、こう打ち込みました。

「その男、元カノのサブスクにただ乗りしてるよ。元カノより」

スマホに通知が届いたのは、その日のうちのことです。画面に表示されていたのは、半年ぶりに見る元カレの名前でした。

画像と一緒に届いた「おい、なんだよこれ」

開くと、まず1枚の画像が目に入りました。プロフィールの選択画面のスクリーンショットです。私が書き換えた名前、彼のプロフィール、そしてうさちゃん。3つのアイコンが横に並んでいました。

その下に、短い一文。

「おい、なんだよこれ」

久しぶりの最初のメッセージがこれかと、笑ってしまいました。

「なにって、書いてあるとおりだけど?」

既読はすぐにつきました。

「彼女に見られたんだぞ」

やっぱり、うさちゃんは新しい彼女だったようです。少し考えてから返しました。

「私のアカウントだよ。半年分の料金、払ってくれる?」

既読がついてから、しばらく間があきました。次に届いたのは、料金の話ではありませんでした。

「お前のせいで別れることになったんだけど」

そして...

私のせいと言われても、ただ乗りしていたのは彼のほうです。

「パスワード、今から変えるね」

そう送ってから、設定ですべての端末をログアウトさせ、パスワードを新しくしました。彼とうさちゃんのプロフィールも削除。最後のメッセージに既読はつきましたが、返事は来ませんでした。

テレビの選択画面に残ったのは、私のアイコンだけです。名前はまだ、あの置き手紙のまま。返事の来ない画面を見るたびに考えてしまいます。プロフィール名を書き換えただけで、2人の間にいったい何があったのか。

(20代女性・事務職)

本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。

(ハウコレ編集部)

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