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見た目も言動も怖い友達のお姉さん。でも実は優しくてかわいい人だった!? そのギャップに胸キュンが止まらない純情ラブコメ!【書評】

  • 2026.10.15

【漫画】本編を読む

『友達んちの姉ちゃんが怖くていい人』(ミケヤナ/KADOKAWA)は、男友達の家に遊びに行くたびに、なぜか彼の見た目の怖いお姉さんに絡まれてしまう男子高校生を描いたラブコメディ。服装が派手で、口も悪い。しかも、目が合えば睨んでくる。ところが、そんなお姉さんの本当の姿を知っていくと、見た目と中身とのギャップに思わずキュンとしてしまう物語だ。

主人公・里見ユウキは高校1年生で、彼には密かな悩みがある。それは、よく遊びに行く友達の家のお姉さんがとにかく怖いこと。派手な髪にいくつもピアスをつけた姿は迫力満点で、しかも目が合うといつも睨んでくるうえに、なぜかユウキにだけしょっちゅう絡んでくるのだ。ユウキはそのお姉さんに怯えながら友達の家に通う日々を送っていた。

ところが、しばらくお姉さんと接するうちに彼女の意外な一面が見えてくる。遊びに来たユウキたちのためにお菓子や飲み物を用意してくれたり、夕食にカレーライスを作ってくれたりするのである。怖いどころか、実はものすごく面倒見がいいお姉さんだったのだ。「あれ……この人、もしかしてすごくいい人なのでは?」と、彼女に対する印象が変わっていくにつれて、ユウキがそれまで感じていた恐怖感からのドキドキが、少しずつ変化していく。

本作の魅力は、なんといってもそんなお姉さんのギャップである。見た目だけなら近寄りがたいのに、その言動から、優しさやかわいらしい面が次々と顔を出していく。怖いと思っていた相手の知らなかった表情を、ひとつ、またひとつと見つけるたびに距離が少しずつ縮まっていく。その過程をユウキと一緒に体験できるからこそ、読み手もお姉さんから目が離せなくなってしまうのだ。

友達の家に遊びに行って「おじゃまします」と言う、そんなごくありふれた場面から始まるちょっと奇妙なふたりの関係は、この先どんな展開が待っているのか。揺れ動くユウキの気持ちとお姉さんの距離にニヤニヤが止まらなくなる、初々しい純情ラブコメを堪能してほしい。

文=レム・イケダ

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