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部活動の地域展開でJリーグクラブが「移動」の課題解決へ!J3松本山雅、アルピコグループと実証事業

  • 2026.10.9

J3の松本山雅FCは8日、アルピコホールディングス、アルピコタクシーと共同で提案した「部活動地域展開における移動手段の合理化」が、長野県と一般社団法人nicollapが運営する「信州SOIPコンソーシアム」の実証事業に採択されたと発表した。

10月7日に長野市で行われた最終審査で選定された2事業の一つで、実証に向けた伴走支援と最大100万円の支援金が交付される。

今回の取り組みの背景には、全国的に進む学校部活動の地域展開がある。少子化や教員の働き方改革を背景に、学校単位の活動から地域クラブなどが担う形への移行が進められている一方、活動場所が多様化することで、生徒の移動手段の確保が課題となっている。

特に、保護者による送迎の負担は、子どもたちが継続的にスポーツや文化活動に参加するうえでの障壁にもなり得る。スポーツ庁も、地域クラブ活動の推進にあたり、公共交通機関やスクールバスなどを活用した移動手段の確保を課題の一つに挙げている。

今回の実証では、松本山雅FCが持つクラブ運営や活動管理の仕組みと、アルピコグループの交通に関するノウハウ、オンデマンド交通を組み合わせる。

実際の移動状況を踏まえ、効率的かつ持続可能な移動手段のあり方を検証し、保護者の送迎負担軽減や新たな移動サービスの可能性を探る。将来的な事業化も目指す。

松本山雅FCの横関浩一代表取締役CEOは、子どもたちの活動場所への移動は「競技環境と同じくらい重要な地域課題」と指摘。今回の実証をモデルとして、子どもたちが安心してスポーツや文化活動に参加でき、保護者にとっても負担の少ない地域の仕組みづくりにつなげたいと意欲を示した。

Jリーグクラブの知見を競技の枠を越えて地域課題の解決に生かす試みとして、今後の展開が注目される。

筆者:奥崎覚(編集部)

試合だけでなくユニフォーム、スパイク、スタジアム、ファン・サポーター、カルチャー、ビジネス、テクノロジーなどなど、サッカーの様々な面白さを発信します。現場好き。週末フットボーラー。

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