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公園で注射器と謎の粉を取り出す男たち…警察も警戒した“怪しいふたり”の衝撃の正体【書評】

  • 2026.10.8

【漫画】本編を読む

ひとりは緑のモヒカンで顔にいくつものピアス、棘のついたチョーカーにゴツい指輪。もうひとりは黒髪長髪&全身黒づくめでジト目、首には謎のチョーカー。見た目は明らかにヤバそうなふたりだけど、よく観察してみると実はいい人で……!? そんなイカついふたりのギャップを描くギャグマンガ『見るからに怪しい二人』(鬼澤馬勇/KADOKAWA)。全5巻で完結した本作の、記念すべき第1話を振り返ってみたい。

ある日、正体不明だった麻薬の売人を発見したという警察官とその上司。彼らが公園に行くと、“見るからに怪しい二人”がベンチに座っている。様子を伺っていると、袋からおもむろに粉と注射器を取り出す彼ら。もう売人確定……! と警察官は色めき立つが、ふたりはそこから容器に粉を入れ、注射器で水を注入。スプーンでこね始める……。

そう、粉の正体は麻薬ではなく、あのお菓子。とびきりの笑顔で食べ始めたふたりは完食後、周りのごみまで拾い集めて公園を去る。実はこのふたり、いい人なのだ。それもこのご時世になかなかいないレベルのいい人で、困っている人がいると放っておけない。そんなギャップからくる周囲の勘違いをシュールに描いたコメディ作品が本作である。

この後もふたりは誤解されかねない行動に出て、しっかり誤解される。しかし一連のふたりを傍で見ていた警察官は……。オチはぜひ実際に読んでみてほしい。警察官をも味方につけるふたりの愛され力にすっかり虜になってしまうだろう。

文=原智香

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