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SNSで40万人超が共感! 謎の深夜の無茶ぶり、早朝の顔面キック…大変な子育てを笑いに変えた子育て図鑑が、描き下ろしも加えて書籍化!【書評】

  • 2026.10.8

【漫画】本編を読む

子育て中、「そんなことある!?」と叫びたくなる瞬間に出くわすことは多いだろう。2026年8月10日に発売された『ゆーぱぱの子育てそんなことある!?図鑑』(ゆーぱぱ/KADOKAWA)は、著者のゆーぱぱ氏がSNSで投稿してきた1ページ漫画を中心にまとめて書籍化したコミックエッセイだ。共働きの夫婦が力を合わせて子育てに奮闘するなかで出会った、予測不能で思わず笑ってしまう日々の出来事が詰め込まれている。

登場するのは、明るく元気なムードメーカーの長女・ゆあちゃんと、几帳面ながらマイペースな次女・つむちゃん。そして頼れるオシャレ担当のママと、娘たちに翻弄されっぱなしのゆーぱぱ氏だ。夜22時を過ぎてから「明日トイレットペーパーの芯が必要かも」と謎の衝撃の告白をされたり、早朝5時に顔面へ容赦なく蹴りが飛んできたりと、子育て中、もしくは子育てを経験した人ならば誰もが「あるある」と思ってしまう瞬間が描かれる。

さらに、単行本ならではの仕掛けとして、各エピソードに「発生頻度」や「うそでしょ度」といった5段階の星取り評価と一言コメントが添えられているのも見逃せない。SNSでサクッと読むときとは一味違い、図鑑のようにページをめくる楽しさが加えられている。さらに書籍だけの描き下ろしエピソードも充実しており、SNSとは違う読み応えがある。

子ども特有のシュールな言動や無茶ぶりに対するゆーぱぱ氏の秀逸なツッコミとリアクションに、気づけば笑いがこぼれている一方で、疲れきった残業中に子どもから不意に掛けられる天使のような優しい言葉や、銭湯での「パパに会うの何年ぶりだろう」という大げさな再会劇など、愛おしさが胸にこみ上げる場面は胸に来るものがある。ドタバタ劇の合間にのぞく家族の温かさが癒やしをくれるだろう。

子育て中は、日々を乗り越えるだけで精一杯になりがちだ。本書は、そんな毎日をユーモアたっぷりに切り取り、「ウチだけじゃなかった」という安心感も届けてくれる。子育てに奮闘する親にとっては、肩の力を抜いてくれるお守りのような作品だ。

文=つぼ子

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