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ふたりの関係をよりよくする"アサーティブ・コミュニケーション"

  • 2026.10.3

一緒に暮らしているのに、近しい間柄なのに、思ったことが言えない。うまくコミュニケーションが取れない。そのように感じるのは決して珍しいことではなく、多くの人が抱く感情です。

伝えたいことがあるのに、ついつい自分の胸に押し込んでしまったり、遠まわしな表現で相手にうまく伝わらなかったり……。これもきっと“あるある”なのではないでしょうか。

そんなときに、心に留めておきたいのが「アサーティブ・コミュニケーション」です。この記事では、今日から実践できるコミュニケーションの簡単なコツをお伝えします。

アサーティブ・コミュニケーションってなに?

「アサーティブ・コミュニケーション」という言葉をご存じでしょうか。たとえば、「アンガーマネジメント」のような言葉であれば、なんとなく単語から意味を推測できそうですが、“アサーティブ”は、耳慣れない言葉かもしれません。

アサーティブ・コミュニケーションとは、自分も相手も尊重したうえで、自分の気持ちや意見を率直に伝えるコミュニケーションスキルのことです。

これを意識することで、相手を不快にすることなく、自分自身もストレスを感じずに意見交換できると言われています。もちろん、人間同士のコミュニケーションは、いつも教科書通りにいくわけではありません。

それでも、アサーティブ・コミュニケーションを心に留めておくことで、日々の対話をほんの少し、スムーズに進められるはずです。

具体的なアサーティブ・コミュニケーションを実感してみる!

アサーティブ・コミュニケーションがどんなものかを実感するために、以下の状況を想像してみてください。あなたなら、どのような対応をしますか?

会社でのお昼休憩、忙しい時間を縫って職場近くのレストランに入りました。昼時ということもあって、店内はかなり混雑しています。やっと案内されて席に着いたものの、なかなか料理が出てきません。昼休みの時間は限られているので、そわそわしてしまいます。
そしてようやく料理が出てきて、いざ食べようとしたら、料理の中に髪の毛が入っているのを発見してしまいました。あなただったら、以下のうちどの対応をするでしょうか?

1.「髪の毛が入っていた!どうなっているんだ!」と店員に詰め寄る。

2.忙しい店員の様子を見て、ランチは諦めて食べずにお金だけ払って、立ち去る。

3.店員を呼び「髪の毛が入っていて、最悪。もう二度と来ない」と伝える。

4.「お忙しいところ恐縮ですが、髪の毛が入っていて、すぐに取りかえていただくことはできますか?」と店員に声をかける

さて、1~4のどれがアサーティブ・コミュニケーションに該当するでしょうか?
答えは「4」です。4を選んだ方は、すでに自然にアサーティブ・コミュニケーションを実践できているかもしれません。

アサーティブ・コミュニケーションの4つの柱

なんとなく「アサーティブ・コミュニケーション」についての理解は深まってきたのではないでしょうか。でも、実際に自分の言動に落とし込むのは難しいですよね。

そこで、「アサーティブの4つの柱」を紹介します。この4つの柱は、アサーティブになるために必要な4つの姿勢とも言い換えられるものです。

1.誠実 自分にも相手にもうそをつかず、正直でいること

2.率直 自分自身の気持ちや要求をシンプルかつ具体的に伝えること

3.対等 相手を見下さないことはもちろん、自分のことも卑下しないこと

4.自己責任 自分の言動に責任を持つこと

ぜひここで、普段のパートナーとのコミュニケーションを思い出してみてください。1から4の中でできていること、またはできていないことが見えてくるのではないでしょうか。ぜひ、パートナーにも考えてもらってみてください。必ずしもお互いに自分の結果を伝え合う必要はありません。でも、この4つのことをふたりで意識するだけで、コミュニケーションはだんだんとよい方向へ変化していくはずです。

具体的にどうしたら、よりよいコミュニケーションにつながる?

アサーティブ・コミュニケーションを実際のふたりの生活のなかで活用するためにはどうしたらよいでしょうか。
たとえば、どちらか一方に家事の負担が偏っていて、もう一方に手伝ってほしいと頼みたいというケースはよくあります。

Q:最近やることが多くて、ひとりですべての家事をこなすのが難しいからもう少し担当してほしいんだよね。食事の片付けか洗濯をお願いしたいんだけど、余裕はありそう?

A:帰ってくる時間がバラバラだから食事の片付けは難しいな。でも、これまですべてを任せきりにしてごめん。大変なのはわかるよ。洗濯は担当するね。

上記がアサーティブ・コミュニケーションに則った対話です。少しずつ、自分たちの生活や対話への取り入れ方が見えてきたのではないでしょうか。

日々のコミュニケーションで何よりも大切なのは、相手を思いやること。それがあれば、少しの行き違いがあっても、きっとすぐに関係修復ができるはずです。さらによりよい関係構築のために「アサーティブ・コミュニケーション」を頭の片隅に置いてみてはいかがでしょうか。

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