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「あ、パパ!おかえり!」夫へ次男が言った一言。だが、この一言をきっかけに夫が生活を見直したワケ

  • 2026.9.20

子どもが帰るころ、閉まっていた寝室のドア

冬の平日、仕事を終えて家に着くのは15時半を過ぎたころでした。

夜勤明けの夫は朝8時ごろには帰ってきたはずですが、私が戻るとまだ起きていて、台所で遅い食事をとっていました。

小学生の長男はすでに帰宅し、ランドセルを置いて宿題をしています。

「じゃあ、お迎え行ってくるね」

「うん、いってらっしゃい」

私はそのまま保育園へ向かい、次男と長女を連れて帰りました。

ところが玄関を開けると、家の中は静かです。さっきまで起きていた夫の姿はなく、寝室のドアが閉まっていました。

「パパ、寝ちゃったの?」

長女が寝室を見ながら聞きます。

「うん。夜お仕事だったから、疲れてるんだよ」

こういう日は一度だけではありませんでした。私が仕事から帰るころには起きているのに、子どもたちがそろう夕方になると夫は寝室へ入ってしまうことが続いていたのです。

夜勤なのだから仕方がない。そう思って、私は何も言わずにいました。

夕飯を作っていると、長男が台所まで来ました。

「ねえ、ママ」

「なに?」

「パパはなんで寝てるの?」

「夜ずっと仕事してたから、眠いんだよ」

「そっか…」

長男は寝室のほうを見たあと、何も言わずに戻っていきました。

ところが翌日の夕方も、夫は同じころに寝室へ入りました。

長男がまた私のそばへ来て、小さな声で聞きます。

「パパはなんで寝てるの?」

同じ言葉を二日続けて聞き、そのとき初めて、子どもにはどう見えているのだろうと思いました。

次男の「おかえり」に、夫の表情が止まった

週の終わりの夕方、寝室のドアが開きました。

寝ぐせのついた夫が居間へ出てくると、ブロックで遊んでいた次男がぱっと顔を上げます。

「あ、パパ!おかえり!」

夫は一瞬きょとんとしました。

「パパ、ずっと家にいたよ」

「でも、いなかったよ?」

「寝てただけだよ」

夫はそう答えましたが、少し困ったような顔をしていました。

その夜、子どもたちが眠ってから、私は夫に声をかけました。

「ちょっと話していい?」

「うん。どうした?」

「長男にね、『パパはなんで寝てるの?』って二日続けて聞かれたの」

夫は少し驚いた顔をしました。

「二回も?」

「うん。夜勤なのは分かってるし、寝ないでほしいって言いたいわけじゃないよ。でも、子どもたちが帰ってくる時間と重なってるでしょう」

夫はしばらく黙ってから、寝室のほうを見ました。

「…そうか。俺が起きたら『おかえり』って言われたもんな」

「少しだけ、寝る時間を早められそう?」

「毎日は難しいかもしれないけど、帰ったらなるべく早く寝るようにしてみるよ」

翌週から、夫はできる日は帰宅後早めに休み、夕方には起きるようになりました。

ある日、私が子どもたちと玄関を開けると、居間から笑い声が聞こえました。夫と次男が床に座り、ブロックを積んでいます。

こちらに気づいた夫が顔を上げました。

「おかえり」

「ただいま」

何でもないやり取りですが、その日は少しだけうれしく感じました。


※本記事は、GLAMが独自に実施したアンケートで寄せられた30代女性読者の体験談をもとに、プライバシーに配慮し、人物・状況・会話表現などを一部編集・再構成して記事化しています

※本コンテンツ内の画像は、生成AIを利用して作成しています。

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