1. トップ
  2. スポーツ
  3. パッティングは50センチオーバーするタッチが正解⁉すぐ実践できるスコアメイク術

パッティングは50センチオーバーするタッチが正解⁉すぐ実践できるスコアメイク術

  • 2026.9.19

過去に掲載した無数のレッスンから「これはたくさんの読者にもう1度読んでほしい!」と思う記事を編集部が厳選!

今回は「“ラウンド力”を上げる」をテーマに掲載した記事をセレクト。コースを上手に楽しく回れる、実戦的な“技”がおもしろい!

ティーショットは斜面を活用できる低い球で攻める!

パッティングは50センチオーバーするタッチが正解⁉すぐ実践できるスコアメイク術
低く打ち出せば斜面が助けてくれます!

低い弾道を活用してプレーを優位に進める

どんなにドライバーショットを飛ばしても、OBや林の中などに飛んでしまったらスコアを崩してしまいます。ティーショットはまず、トラブルにならないことが大切。とくに朝イチの3ホールは安全策をとって、プレーを優位に進めたいものです。

そのために有効なのが低い弾道です。風の影響を受けにくく、左右の斜面に当たって、中央に戻りやすいメリットがあるので、トラブルを回避する確率が高くなります。ティーを低くするだけで低い弾道が打てるので、打ち方を変えずにティーの高さだけで球筋を変えるのがポイントです。

ローボールはティーを低くするだけ

パッティングは50センチオーバーするタッチが正解⁉すぐ実践できるスコアメイク術
低い球:両サイドの斜面に当たってフェアウェイに戻ってくる可能性が高い

ボールがヘッドからはみ出さないローティーにするだけで弾道は低くなる。

パッティングは50センチオーバーするタッチが正解⁉すぐ実践できるスコアメイク術
高い球:林を超えてOBになる危険が高い。風の影響も受けやすい

ティーが高いと弾道も高くなりやすく、OBや林に入るリスクが増す。

序盤の数ホールのティーショットは徹底してローボール。ボールが打ち出されるまで、目線を低く保つのがポイント。

切り返しで “間”を作る

ゆっくり切り返して上半身と下半身の動きに時間差を作る「切り返しで“間”を作るイメージ」をもつのが狙いどおりの弾道を打つコツ。トップから上体に力を入れて打ちにいくと大きなミスになりやすい。

最初のアプローチはAW!立ったロフトがミスヒットとショートを防ぐ

パッティングは50センチオーバーするタッチが正解⁉すぐ実践できるスコアメイク術
AWはロフト角が50~54度 、SWは56~60度くらい。わずか数度の差だがAWのほうが断然簡単!

アプローチは転がしてパットはタッチを重視

ラウンド前半は、プレーのリズムを作ることが大事です。アプローチは転がして寄せることで結果のムラがなくなり、グリーンの状況も見極められます。SWではなく、AWを積極的に使って、ラン多めのアプローチを選択しましょう。

パッティングはタッチ重視。「オーバーしないと入らない」などといいますが、残り5メートルを超えたらタッチを合わせて、最後のひと転がりで入れるイメージをもちます。仮に入らなくてもタップインで次ホールへ進むことで、プレーのリズムがよくなるのです。

AWのアプローチ

アプローチは、高さがしっかり出て、かつ適度に転がるAWがやさしい。SWと比較して打球が前に飛びやすく、ミスヒットもしにくい。

SWのアプローチ

SWはスピンが強くかかり、高さも出るためボールを止めやすいが、球質を安定させて狙いどおりの距離感を出すのはAWよりも難しい。

転がせば大きなトラブルになりにくい

転がしで寄せられる状況はAWで、キャリーはピンのかなり手前、足を使ったほうが大ミスになりにくい 。ピンの近くまでキャリーさせる必要があるSWは、大オーバーのリスクや大ショートしてしまうこともある。

5メートルを超えたらオーバーはいらない

入りそうな気がする距離だが、あくまでも距離感重視が鉄則。5メートル以上はオーバーさせず、ジャストタッチ狙いで打とう。

パッティングは50センチオーバーするタッチが正解⁉すぐ実践できるスコアメイク術
最後のひと転がりで入る距離感に集中!

ジャストタッチだからといって、ショートするような距離感はNG。最後のひと転がりで「入る」意識をもつことが重要だ。

ティーショットがバラつきはじめたら低弾道&フェードで方向性アップ!

パッティングは50センチオーバーするタッチが正解⁉すぐ実践できるスコアメイク術
下半身の回転でクラブを丸く振る!

スイングもよくなるローフェード弾道

近年は、ドライバーはアッパーブローにとらえて、飛距離をかせいでいるプロが多い。しかし、その動きを過度に強調すると、あおり打ちになってしまいます。その結果、ティーショットの正確性を欠いたり、スイングが崩れる原因にもなりがちです。

それを防ぎ、スイングのバランスをよくする練習が、低いフェードを打つことです。下半身から先行し、クラブを上から下に振ることであおり打ちを抑制する。非常に安全な球筋なので、ラウンド中盤から調子を上げたいとき、さらにティーショットを安定させたいときなどは、本番でも効果的な球筋になります。

アマチュアの終盤のドライバーショットで多いミスは、上半身に力が入り、インパクトで詰まってしまうことです。これは、体を止めずにクラブを丸く振ることを心掛けてみましょう。力感やテンポがよくなりますよ。

アドレス

打ち出しを低くするためティーアップは低めにして、ボール位置はやや右寄りにセット。オープンスタンスで構えることで、左に振り抜きやすくする。

【Swing】上から下に振ることでフェード回転になる

切り返しから下半身を先行させて、スタンスなりに左に振り抜くことで、クラブの軌道は上から下に向かうアウトサイド・イン軌道になる。これがフェードボールを生み出すメカニズム。

ティーショットが乱れる3大原因

1.ハンドファーストで手が前に出る

ハンドファーストでインパクトすることは必要だが、意識しすぎると手が前に出すぎて、フェースが開いて当たるなどのミスが起こりやすい。

2.右肩が下がりアッパー軌道になる

ボールを上げようとしての無理なアッパーブローは、ダウンスイングで右肩が下がりすぎてヘッドが早く落ちてしまう。ダフりやチーピンが出る原因になる。

3.肩、腰、腕がそろって詰まってしまう

ダウンスイングでは下半身が先行して回り、肩の回転や腕が遅れてくる時間差が必要。切り返しから体全体が一緒に動くと、インパクトで詰まってしまう。

ラフから飛ばす必殺技!フライヤーを利用して飛距離をかせぐ

ある程度のヘッドスピードが必要だが、短い番手のアイアンだとドライバーを220ヤード以上飛ばす人ならフライヤーする

危険なフライヤーも活用すれば武器になる

フライヤーとはフェースとボールの間に芝が挟まり、想定以上の飛距離が出てしまう現象です。飛びすぎが大きなトラブルになりやすいヘッドスピードが速い人は警戒が必要ですが、フライヤーを利用して、飛距離をかせぐ技もあります。

インパクトの瞬間に、ギュッとグリップに力を入れるとフライヤーが起きやすくなります。ショートしやすいラフでは、このテクニックが有効です。

フライヤーがかかる

ボールが浮いていてクラブの抜けがよさそうなライは、フライヤーを起こしやすい。

フライヤーがかからない

ボールが芝にすっぽり沈んでしまい、抜けが悪くなるとフライヤーしづらい。

インパクトの瞬間に強くグリップ!

芝の抵抗に負けないように、インパクトでグリップをギュッと強く握ると意図的にフライヤーを起こして飛ばせる。

ヘッドのリリースが早くなり、すくい打ち気味のインパクトになるとフライヤーを起こせない。

縦の距離感が合いやすい!50~70ヤードは低いスピンショットで寄せる

ウエッジで高く上げて寄せるよりも、低く打ち出し、強いスピンがかかるショットでピンを狙う。グリーンエッジからピンまでを広く使うことができる

風の影響を受けにくい低弾道スピンショット

50~70ヤードの距離では、低いスピンショットが効果的です。距離感が合わせやすく、風の影響も受けにくくなる。少しランも出るので、グリーン奥のピンを攻めるときなどにとくに有効です。

コツは体を積極的に回転させて、フェースが開いた状態でインパクトすること。ボールがフェースに乗って、低いスピン弾道になります。

切り返しから下半身を積極的に回すことで、自然なフェースターンでボールをとらえられる

腰を回せば、自然にハンドファーストの形でヒットできる

回転が止まると、インパクトでつまりダフりやすくなる

フェースターンは、開いたフェースを体の回転にそって閉じるイメージで返す。ロフトが適度に立ち、低いスピンショットが打ち出せる。

SWより超簡単・確実!深めのラフからはAWを開いて打つ

AWのフェースを開いて構える。そのほかはいつもと同じでOK(左写真)
ガツンと打ち込まないように、バックスイングもダウンスイングも体の回転を意識する(右写真)

バンスを使うと芝を倒すように抜ける

通常のアプローチでも、SWよりAWで転がしたほうが寄る確率が高くなりますが、ラフからでもAWは有効です。SWをスクエアフェースで打つと地面に刺さりやすく、運よく抜けた場合は、思ったよりもボールが止まってしまいがち。AWを開くことで、高さを出しつつ、ラフからの抜けがいいアプローチが打てます。

また、AWのフェースを開くことで、バンスがより使えるのも利点。手前の芝を倒すように打てるので、払い打つとラフからの寄せがやさしくなります。

ボールの手前5センチくらいからソール をすべらせ、芝を倒すようにしてインパクト。ヘッドの抜けもよくなりボールが前に飛ぶ。

フェースを開く

フェースを開くことで、ウエッジのバンス部分から地面に当たり、芝を倒しながら打てる。AWならボールの下も潜りにくい。

スクエアフェース

フェアウェイからならスクエアに構えても問題ないが、ラフだとソールがすべりにくくなるため刃が地面に刺さってしまう。

打ち込みすぎないように注意!

ボールを右寄りにセットし、強いハンドファーストでヘッドを鋭角に入れるのがラフからの定番アプローチだが、芝に刺さるリスクが高くなる。打ち込まず目標へ運ぶようにインパクトしよう。

ハンドファーストが強すぎると地面に刺さりやすくなる一方、手首をフリップさせるのも×。すくい打ちになり、ボールがフェースに乗らずだるま落としになってしまう。

出ないのもホームランも怖いバンカーはスクエアフェースで構えてダフる!

1発で脱出したい、ホームランも打ちたくない。ムダな1打を増やさないバンカーショットは、フェースをスクエアに構えて、いつもよりボールの手前を打ち込もう

バンカーが苦手なら簡単な打ち方で脱出

バンカーショットのセオリーは「フェースを開いてボールの約5センチ手前にヘッドを入れる」ですが、これはベタピン狙いの高度な打ち方。これがうまくできない人は、SWのフェースは開かず、ボールの手前10センチにヘッドを入れるように打ってください。それでもきちんと脱出するだけの高さが出るし、ホームランの危険もなくなる。スクエアフェースで打ったほうが、安全で確実に脱出できるのです。

スコアを最後までまとめるには、パッティングが大事です。タッチをしっかり決めて打ってください。タッチが決まると、ラインもどのくらい曲がるのかイメージしやすくなる。短いパットでも50センチオーバーの距離感をしっかり意識して打ちましょう。

ベタピン狙いのバンカーショット

ベタピン狙いで飛距離をコントロールしたいときは、高さとスピンでピンそばに止まるようにSWのフェースを開いて打つが、上級者向けで難しい。

簡単脱出のバンカーショット

SWのフェースをスクエアに構えて、ボールの10センチ手前を打つ。バンスが跳ねすぎず、ヘッドが砂に潜りすぎても前に飛ぶので、大きなミスになりにくい。

フェースは開かず、ボールの手前10センチあたりにヘッドをセットして、ダフる準備をアドレスの時点で作っておく。

短い距離でもがっつり強めはNGタッチは50センチオーバーを明確にイメージ!

パッティングは50センチオーバーするタッチが正解⁉すぐ実践できるスコアメイク術
ショートパットでも距離感は重要

短いパットは距離感のイメージがルーズになりがち。カップにきちんと届きラインを直線的にできる「強め」でも、カップから50センチ程度オーバーするタッチをきちんとイメージして打つ。

パッティングは50センチオーバーするタッチが正解⁉すぐ実践できるスコアメイク術
打ち出し方向(矢印)の途中で曲がりをイメージする

カップの入り口とどのくらいの曲がりで入るかをきちんと想定する。そのラインに乗せるための「打ち出し方向」を決める。重要なのは距離感で、強すぎても弱すぎてもダメ。想定するライン上を転がるタッチをイメージする。

いかがでしたか? ぜひこのレッスンを参考にしてくださいね。

レッスン=岩男健一
●いわお・けんいち/1987年生まれ、和歌山県出身。国内男子レギュラーツアーからミニツアーまで、トーナメントに積極的に参戦する「コースでスコアを作れる」理論派プロ。レッスンやクラブの試打解説にも定評がある。

写真=田中宏幸
協力=太平洋クラブ 成田コース

元記事で読む
の記事をもっとみる

注目コンテンツ