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キム・カーダシアン、被害総額10億円のパリ強盗裁判で勝訴 賠償金は「1ユーロ」

  • 2026.9.16
Stefanie Keenan / Getty Images

2016年のパリ・ファッションウィーク中に起きた武装強盗事件をめぐり、現地時間9月15日、フランス・パリの裁判所はキム・カーダシアンに対する損害賠償として、被告らに対しわずか「1ユーロ(約180円)」の支払いを命じる判決を下した。

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被害総額は600万ドル(当時のレートで約10億円相当)以上とも報じられた強奪事件に対し、提示された賠償金がたったの「1ユーロ」と聞くと驚くかもしれないが、これはキム自身が当初から求めていた通りの金額。キムにとって今回の法廷闘争は、失った金銭を取り戻すことではなく、法的な責任を明白にさせるという象徴的な意味合いが全てだったという。

事件が起きたのは2016年10月2日未明。滞在していたキムのホテルの部屋に、男たちが押し入り、結束バンドで手足を拘束され、銃口を突きつけられたままバスルームに閉じ込められたという。犯行グループは、キムが直前まで身につけていた巨大なダイヤモンドリングをはじめとする豪奢なジュエリーの数々を奪い、逃走した。

2017年1月までに、フランス当局はこの武装強盗事件に関連して17人を逮捕。共犯者として起訴された5人を含む容疑者10人は、度重なる延期を経て後に裁判にかけられた。犯人グループが高齢で前科があったことから、フランスのメディアは「おじいちゃん強盗団」などと呼んだ。BBCの報道によると、キムは2025年5月の裁判で、あの苦難の最中に「本当に死ぬかと思った」と証言している。最終的に強盗事件に関連する罪で8人の被告が有罪判決を受け、2人が無罪となった。裁判官がすでに服役した期間を刑期に算入したため、彼らは誰も刑務所に戻ることはない。

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今回の民事判決では、キムだけでなく、キムの幼馴染で事件発生時にノーアドレスホテルの階下にいたスタイリストのシモーネ・ハルーシュに対しても、本人の要請により同額の賠償金「1ユーロ」の支払いが認められた。一方で、強盗団に脅迫されトラウマを負ったホテルの元夜間受付係には10万9516ユーロ(約1960万円)、ホテル運営会社には5万ユーロ(約900万円)の支払いが被告側に命じられている。

判決を受け、キムとシモーネは米AP通信などを通じて共同声明を発表。「この経験は深くトラウマとなり、その影響は今も私たちの心に残り続けている。今日の判決はお金のためではなく、責任の所在と事実を公に認めてもらうためのものだった」と強調。さらに「法廷と、これまで私たちを支えてくれたすべての人々に感謝している。今後は前を向き、心の回復を続けていきたい」とコメントを寄せている。

事件後からは、ジュエリーの持ち歩き方や警備体制を根本から見直すなど、彼女のライフスタイルそのものを一変させたと言われている。彼女にとって、一区切りとなったことを祈りたい。

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