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74歳で踊り、歌い、走り続ける【小柳ルミ子さん】の毎日習慣:ストレッチと食事でしなやかな体を保つコツ

  • 2026.9.14

74歳で踊り、歌い、走り続ける【小柳ルミ子さん】の毎日習慣:ストレッチと食事でしなやかな体を保つコツ

歌手として、俳優として、74歳になった今もステージに立ち、踊り、歌い、演じ、走り続ける小柳ルミ子さん。その活動を支えるしなやかな体づくりのために、毎日欠かさないストレッチと健康習慣について教えていただきました。

Profile
小柳ルミ子さん
歌手、俳優

こやなぎ・るみこ●1952年生まれ、福岡県出身。70年、「宝塚音楽学校」を卒業後、俳優、歌手デビュー。「瀬戸の花嫁」で日本歌謡大賞、映画『白蛇抄』で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞。74歳の現在、変わらずステージに立ち続ける。大のサッカーファンとしても知られる。

きれいをつくる【ルミ子流・心と体の習慣】

「小さな努力の積み重ねが、自分の美しさを支えてくれている」と話すルミ子さん。見た目の若さと健康、ポジティブな気持ちをキープする、ルミ子さんの食事や日々の生活習慣を伺いました。

水分摂取はとても大切! マイブームはマテ茶です

「若い頃、外での撮影中に体が急におかしくなり、熱中症で倒れ救急車で運ばれ死ぬ思いをしたことがあります。私にとって水分摂取は自分の体をいたわる大切な儀式のようなものです。最近は、家ではいつもマテ茶をボトルに入れ、テーブルに置いています。夏も冬もアイスでいただくのがルミ子流。マテ茶は南米で古くから飲まれているハーブティーで、リラックス効果や集中力を高める効果があるんですって。さらにビタミンやミネラルが豊富。若い頃のように山盛りの量の野菜を食べるのは無理なので、マテ茶は栄養補給にもなっています。今日も冷蔵庫には、冷えたマテ茶が待っています」

糖質オフはしません! だって心が喜ばないから

「炭水化物制限はしていません。というか興味なし! 私にとって食べることは生きること。糖質は脳の唯一のエネルギー源だから、不足すると頭がぼーっとしてきちゃう。脳も体も喜ばない食事なんて、どんなに健康によくても意味がない……。これが私の持論です。一日を元気で過ごすために、糖質は私には欠かせないもの。朝のコーヒーの隣には、必ずパンがあります。菓子パンや食事パンも我慢なんてしません。もう全部愛おしい存在。もちろん、ラーメンやパスタなどのめん類も大好き。ピザも好き。チーズがとろけてトマトソースの酸味が舌の上ではじける。手で持ってかぶりつく、その大胆さがまたいい。食べたいものを、心のままに食べる。それが私の生き方です」

腹式呼吸は美しい歌声の土台。体幹の強さが必要なんです

「おなかや腰まわりを使う腹式呼吸は、体にたくさんの空気を入れてリラックスできますし、声のぶれを防ぎ表現力を広げてくれるので、歌手の私にとってとても大切です。さらに、歌うときは下半身と腰がカギ。体幹がしっかりしているとどんなに高い声も自然に出るもの。私は体幹が強いほうだから、声を出すのが楽。体幹の強さも日々の運動で体を動かしているのが土台です。歌っているときは一本の木が地に根を張っている、そんな感覚ですね」

今でもお肉が大好き! 多いときは週5回、朝からOK

「私は昔から、どうしようもない『肉好き』。マシーンで筋トレしている人は、脂肪の少ない鶏むね肉というのが定番みたいだけど、関係なし! 牛肉、豚肉、鶏肉、なんでもござれ! お肉が焼ける匂いが漂うと、食欲がどんどん湧いてくる! 年を重ねても元気でいられる秘訣は、そこにあるのかも! 自分の体が求めるものを素直に食べることが一番の健康法で、好き嫌いなく何でもバランスよく『食べる』ことが私の体をつくっているのだと思います。歌うにも、生きるにも、まずは元気。それは、おいしいお肉から始まる(笑)、というのは言いすぎかな……?」

お酒は飲みません! おつまみメニューは大好き

「昔からお酒が飲めないので、お酒の席ではお茶や水、コーラを飲んでいます。でも『おつまみ』は大好き。私にとっては立派なおかずでしっかりと味わっています。塩分が少し多めでも平気。内臓が健康だからかもしれないですね。健康診断でも『胃も肝臓も丈夫ですよ』とほめられると、ちょっと誇らしい。だって、それも私の生き方の結果だと思うから」

目指すのはしなやかな筋肉。マシーン筋トレでつくる筋肉はいらない

「私の美の哲学は、体を女性らしくしなやかに保つこと。求めているのは細くしなやかな筋肉で、筋トレでつくられる太く大きな筋肉は必要ありません。むしろつけたくありません。だから、私は〝自分んちがジム〞。生活の中で無理なく体を整えることを心がけています。たとえば、歩くときも立つときも呼吸を意識して体を使ったり、朝起きたときに布団の中で手足を伸ばしたりといった毎日のストレッチ。それだけで血の巡りや体の奥の筋肉の目覚めを感じられますし、私が求める筋肉を十分につくることができます。それに、年齢を重ねても高い柔軟性を維持できるので、見た目だけじゃなく動きやすさも与えてくれます。手足が軽やかになり、姿勢も自然によくなるんです。毎日のストレッチは、私自身があみ出した魔法みたいなものなのです」

食いしんぼうだからこそ香味野菜や香辛料を上手に活用

「私にとって食事は、体をつくる時間であり楽しみであり、健康への積み重ねでもあるの。香味野菜や香辛料は健康への効果もありますが、香りや刺激、濃い味が好きな私は、まずはおいしく味わうために使いたい。小さな魔法のように調味料で豊かに彩られた食事を楽しむことが、私の体を支え、元気の源となっています」

冷蔵庫の常備品は体にいいものばかり!

「フルーツは何かしらストック! 特に手軽な栄養補給源のバナナは私の相棒で、収録やステージ前に必ずいただきます。野菜やきのこ類も常備。腸内をきれいにしてくれるこんにゃくもよく食べるわ。それから発酵食品のヨーグルトとキムチ。私は腸を大事にしているの。心も体も、まず腸から整えることを意識しています」

撮影/白井由香里 まとめ/森山佳織

※この記事は「ゆうゆう」2026年夏号(主婦の友社)の内容をWEB掲載のために再編集しています。

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