1. トップ
  2. ヘルスケア
  3. 「なるべく控えましょう」歯科医が警告。実は『歯を溶かす』原因になってる…大人が注意すべき “5つの食品”とは?

「なるべく控えましょう」歯科医が警告。実は『歯を溶かす』原因になってる…大人が注意すべき “5つの食品”とは?

  • 2026.10.4
undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

「子どもの頃と違って、大人になった今は虫歯になりにくいから大丈夫」

そう油断していませんか?実は近年、大人になってから発症・再発する「大人虫歯(成人う蝕)」が増加しており、痛みが出たときには既に神経まで達しているケースも少なくありません。

注意すべきは、お菓子やジュースだけでなく、「体に良い」と思って選んでいたヘルシーな食品が、粘着性や強酸性によってリスクを高めている点です。

今回は、大人虫歯のメカニズムと予防策をお伝えします。

なぜ今、「大人虫歯」が増えているのか?

虫歯は、歯垢(プラーク)内の菌が糖分をエサにして酸を作り、歯を溶かすことで発生します。

大人の虫歯は子供とは違い、進行に気づきにくく、「痛みが出たときには既に神経まで達していた」という事態も珍しくありません。特に注意すべきは以下の2タイプです。

■ 根面う蝕(こんめんうしょく)

加齢や歯周病で歯茎が下がると、歯の根元が露出します。この部分はエナメル質がなく酸に弱いため、非常に虫歯になりやすい箇所です。

■ 二次う蝕(にじうしょく)

過去に治療した詰め物や被せ物の隙間から菌が入り込み、中で再び虫歯が再発するケースです。

これらに加え、大人の虫歯には「食習慣の変化」「加齢による唾液量の減少」「ケア不足」などの生活習慣が深く関わっています。

意外な落とし穴! 大人虫歯を招く「NG食品」

虫歯の原因=甘いもの、だけではありません。一見体に良さそうな食品にもリスクは潜んでいます。

undefined
出典元:photoAC(※画像はイメージです)

■ ドライフルーツ

ヘルシーなおやつの代表格ですが、粘着性が高く歯にこびりつきやすいのが難点。糖分も凝縮されており、長時間口内に留まるため虫歯リスクが高まります。

■ グラノーラ・シリアルバー

健康的なイメージですが、多くの製品はハチミツや砂糖で固められています。歯の溝に詰まりやすく、実は砂糖の量も多いため注意が必要です。

■ フルーツジュース

果物由来とはいえ、ジュースにすると糖分濃度が高くなり、酸性度も増します。特に食後や寝る前の摂取はなるべく控えましょう。

■ お酢系の食品(ピクルス、飲むお酢など)

健康効果の高いお酢ですが、強い酸性を持っています。頻繁に摂取するとエナメル質が溶ける「酸蝕症(さんしょくしょう)」の原因になりかねません。

■ アルコール類(ワイン、チューハイなど)

アルコールには利尿作用があり、口の中を乾きやすくさせます。唾液による自浄作用が低下するため、虫歯菌が活発になりやすい環境を作ってしまいます。

これらの食品はすべて「虫歯になりやすい性質」を持っているため、頻繁に・長時間口にすることで虫歯リスクが格段に上がると考えられています。

食習慣と口内ケアを見直し酸や糖分から「大人の歯」を守ろう

大人の虫歯は、初期の自覚症状が少ないまま歯の根元や詰め物の奥で深刻化しやすいのが大きな特徴です。

ヘルシーな食品であっても、歯への付着性や酸性度が高いものをダラダラと口にする習慣は虫歯や酸蝕症を引き起こす原因になります。食後の口すすぎやフッ素入り歯磨き粉の活用、デンタルフロスや歯間ブラシによる丁寧なケアを意識しましょう。

定期的な歯科検診でプロのチェックを受ける習慣をつけ、日々の正しい食習慣とケアで大切な歯の健康を末永く守っていきましょう。


監修者:まつむら⻭科クリニック 院⻑ 松村賢(まつむら・けん)

undefined

「いつまでもおいしく食べる」をモットーに、2015(平成27)年に地元である宮城県大崎市に「まつむら歯科クリニック」を開院。歯周病治療などの予防歯科を中心とし、保険診療・審美歯科・ホワイトニング・インプラント・義歯(入れ歯)・摂食嚥下リハビリテーション・訪問診療など、幅広い診療を行っている。
<経歴>
奥羽大学⻭学部卒業(歯科医師免許取得)
東北大学大学院⻭学研究科博士課程修了(⻭学博士)
仙台市内⻭科クリニック 分院⻑
まつむら⻭科クリニック開院

の記事をもっとみる

注目コンテンツ