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マウント女子の原動力は「認められたい」という承認欲求。満たされないからこそマウントを取ってしまう?【著者インタビュー】

  • 2026.9.13

【漫画】本編を読む

仕事も恋愛も、何もかも自分が一番じゃないと気が済まない! 社内で自分が一番可愛い、誰よりもモテていると思っている女性社員・桑野真由香。そんな自分の天下だと思っていた社内に、育休から復帰してきた雪平まゆが現れる。男性社員とも顧客とも仲が良く、細かい気配りで仕事もできる雪平は桑野のマウントも華麗にスルー。そんな雪平が気に入らない桑野は、どうにかして雪平を陥れようとするものの……。

そんな残念なマウント女子・桑野を主人公にした物語『今日もワタシが一番カワイイ 残念マウント女子MAYU』(白金ゆい/KADOKAWA)。桑野のモデルとなった人物についてから、人はなぜマウントを取るのか、取られて不快になるのかという話まで。著者である白金ゆいさんにさまざまなお話を伺った。

――桑野は、周囲のまったく他意がない言葉でも「自分が否定された」と受け取ってしまいます。桑野をどのような人物として描きましたか?

白金ゆいさん(以下、白金):桑野はいわゆる完璧女子でいたい人というか、負けず嫌いで承認欲求の塊として描いています。とにかくどんな場面でも自分が一番でないと気が済まない。周囲の人間は競争しているつもりがなかったり、桑野のことを言っているわけではなかったりするのに、全部自分に結び付けて「私は完璧じゃないと言われた」と感じてしまうんです。

――そこまで“一番”に執着してしまうのは、なぜなのでしょうか。

白金:本当のところは、自分に自信がないからだと思います。愛に飢えていて、心が満たされていない。だからこそ「認められたい」という気持ちがどんどん強くなってしまう。

――本当に満たされている人は、そもそもマウントを取ろうとはしないですよね。桑野も、実は誰かに勝ちたいというより、満たされたかっただけなのだと。

白金:そうですね。桑野は上司である松本と不倫関係にあって、桑野なりに松本のことは好きなんですよね。そして、松本の一番にはなれない。そういう満たされなさがあるから、別のところで埋めようとするんです。桑野は松本以外の男性からの“モテ”も意識していますが、恋愛対象ですらない人からのモテも嬉しいのは、彼女はそれで「認められている」と実感を得ているからです。でも、それって本当に自分が欲しかったものではない。桑野はそういう“満たされない人”として描いています。続刊では、桑野がそうなった背景ももう少し描いているので、ぜひ読んでみてください。

取材・文=原智香

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