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本場の食文化を探求するためパリへ留学。MAMIKOさんを突き動かす原動力とは

  • 2025.12.31
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念願のパリでの生活はとても“味わい深い”もの

留学という長い旅を通じてまだ見ぬ世界に触れたい

生家が洋菓子に携わる事業を経営し、幼いころからフランスに興味があったというMAMIKOさん。2024年に東京からパリへ移住し、現地の食文化を学んでいます。

「ヨーロッパが大好きでよく旅の話をしてくれた祖父の影響で、いつかその世界を見てみたいと思うようになって。大学4年生のときにル・コルドン・ブルーで製菓を学び、いずれは本場で勉強したいと考えていました」。その夢がかなったのが、1年前のことでした。

「語学も勉強しながらなので大変ではありますが、思った以上に充実した日々を送っています。勇気をもって一歩を踏み出せてよかった。実はこちらに来てからグルテンアレルギーだということがわかり、最初はショックでした。でも、それなら日本よりも進んでいるグルテンフリーのお菓子やヴィーガンスイーツについても深く学ぼうと思って」と、決意を新たにするMAMIKOさん。アクシデントにもめげず、逆にそれをパワーにして、しなやかに進んでいく姿が印象的でした。

<strong>学校で出会った友人たちと<br></strong>学校ではさまざまな国の友人ができました。ピクニックの後ライトアップしたエッフェル塔の前で。 Mamiko
<strong>授業ではフランス語で発表も</strong>授業も会話もすべてがフランス語なので、日常そのものが学びの連続です。 Mamiko
ガストロノミーやワイン、フランスの食文化や歴史など、五感で感じながら学んでいます。 Mamiko
<strong>イタリアのトリュフ狩り<br></strong>時間を見ては小旅行へ行くのが好き。イタリアのアルヴァへトリュフ狩りにも行ってきたそう。どうやって、どのように採れるのかを学べたことも大きな収穫に。 Mamiko



<strong>レストラン通いも勉強のひとつ<br></strong>パリにある話題のレストランはもちろん、週末ごとにグルメ旅へ出てさまざまな料理を体験。 Mamiko
<strong>シェフとの貴重な記念写真</strong>妹が研修していたレストラン「アルページュ」へ、祖母と訪問。シェフのアラン・パッサールと! Mamiko
<strong>大好きなオペラ座で<br></strong>バレエを習っていたこともあり、オペラやバレエなどの芸術鑑賞は大切なパワーチャージに。 Mamiko

“原動力”に迫る、3つの質問

Q1 座右の銘は?

“Savoure la vie.(人生を味わう)”。今を丁寧に、全力で生きていきたいと思っています。

Q2 現地のお気に入りの文化や食は?

古きよきものを大切にする文化。今の家も築200年以上で、不便もありますがお気に入り。

Q3 パワーをくれるものは?

旅。まだ出合ったことのない景色や文化、食べ物に触れる経験が日々の活力になっています。

Key Words of Power Action

Mamiko

バレエやオペラなど、本場での芸術鑑賞はとても心が豊かになります。写真はロンドンのロイヤルオペラハウスにて。

Mamiko

ヨーロッパ各地への旅は大きなエネルギーを与えてくれるもの。フィンランドのロヴァニエミで犬ぞりを体験!

Mamiko

パリの自宅では同居する妹とホームパーティを開くことも。食器も蚤の市などで、好みのものを揃えて。

MAMIKOさん
PROFILE 大学卒業後、東京の広告代理店に6年勤務。その後2024年に渡仏。語学を学びながら、フランスをはじめとしたヨーロッパの食文化を探求。折を見て各国へ旅に出ることも楽しみのひとつ。
Instagram:@ mamiickey


Interview & Text:NONOKO HATA
Coordination:SAYURI HIRATSUKA
25ans(ヴァンサンカン)1月号掲載(2025年11月28日発売)

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