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【2026秋ヘアトレンド】90年代風“スリップボブ”のオーダー術

  • 2026.9.10
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90年代のスタイルは、ふんわりと仕上げたスーパーモデル風のブローヘアであれ、ジェニファー・アニストンの代名詞である“レイチェル”カットであれ、長きにわたりサロンオーダーのインスピレーション源であり続けてきた。

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そして今季は、あの時代のファッションまでもがビューティの世界に波及中だ。シルクのスリップドレスが持つシックなシンプルさが、そのまま美容室のチェアに持ち込まれている。そうして生まれたのが、その名も“スリップボブ”。肩にかかるレングスの、タイムレスな新定番だ。

スリップボブはどんなスタイルか

「スリップボブは、肩先にそっと触れる長さに、目には見えないほど繊細なレイヤーを忍ばせたボブです」と説明するのは、ロンドンの人気サロン「ハーシェソンズ」のエキスパートスタイリスト、デイル・ハーン氏。「重いラインを作らないのでとてもソフトな印象ですが、そこには確かな精密さも宿っています。毛先にわずかなハネを効かせることで、ほんの少しセクシーで、それでいてラグジュアリーかつエレガントに仕上がる。この控えめな佇まいこそが、モダンに見える最大の理由なんですよ」

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この控えめな魅力は、やや長めのレングスとさりげない動きから生まれるものだ。短くシャープなスタイルに思い切る勇気はまだないけれど、ボブの世界を覗いてみたい。スリップボブは、そんな人にとってこれ以上ない入り口となってくれる。

追い風は90年代ミニマリズムの再来

「いま、90年代ミニマリズムへの本格的な回帰が起きていると感じます」とハーン氏は続ける。「ヘアは再び、クリーンでシンプル、そしてちょっと控えめな方向へ向かっています。たっぷりのレイヤーや完璧に作り込んだカールではなく、フォルムを描くのに必要なだけの動きを宿した、健康的な髪の美しさが求められているのです。中間から毛先にかけての柔らかなうねりがモダンに見えるのは、作り込んだ髪ではなく、エフォートレスな髪だからなんですよ」

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このスタイルを試したくなったら、写真や動画などの参考画像を揃えてカウンセリングに臨むのが正解だ。グウィネス・パルトロウの1998年のヘアはこのトレンドを完璧に体現しているし、より最近のお手本からインスピレーションを得るのもいい。

参考画像で伝えるオーダー術

「サロンには必ず写真を持って行ってください」とハーン氏はアドバイスする。「クリスティー・ターリントンらが見せていた、あのつややかで上質な髪を、今の気分にアップデートしたイメージです。

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最近のお手本なら、マーゴット・ロビーやヘイリー・ビーバーのミディアムレングスが、同じミニマルな空気をまとっています。大切なのは、誰かひとりの髪をそのまま真似ることではなく、求めている仕上がりと動きの全体像をスタイリストに伝えることです」

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カウンセリングの席では、スタイリングのアドバイスまで漏らさず聞いておきたい。生まれつきストレートに近い髪なら、まっすぐに整えるスタイリングが基本になるかもしれない。カールの強い髪質なら、その質感に合わせたカットの調整を、エキスパートが的確に提案してくれるはずだ。

Realization : Katie Withington Translation & Text : Nathalie Lima KONISHI

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